さて、今日は「モチベーション」について書いていきたいんだけど、
ちょっと大きなところ、歴史とか世界とか、そういうところまで行くような話になるかもしれない。
今って基本的に、昔とはモチベーションの保ち方が違う。
昔は日本全体が「世界に追いつけ」だったし、世界の真似をしていればよかった。
「目標が外側から与えられる」状況だったわけだよね。
何がしたいかとか、どこを目指すとか、そういうことをそもそも考えなくてよかった。
なぜなら、目標は外側から与えられていたから。
良い大学、良い会社、公務員目指す、とかも全部そう。
目標が外側から与えられたきた
のがちょっと前の時代だったんだ。
でも、日本はすでに世界に追いついたし、真似すべきものもなくなり、
というか真似していてもうまくいかなくなった。
アップルの真似してiPhoneに似たものを作っても、iPhoneは超えられない。
アマゾンも、ネットフリックスも、真似したところで越えられない。
真似するだけじゃなくて、自分独自のものを生み出す必要がある時代になったわけだよね。
単純に真似をしたところでうまくいかない
のが今の時代でもあるし、
さらに別の観点から言うと、物とか食べ物とかもめっちゃある。
正直なところ、新しい仕事って物理的にはそんなにいらない。
別に今のままでも状況としては全然生きていけるわけだから。日本に関して言えば。
例えば、もう飲食店って新しいものがなくても十分だよね。
物理的、機能的な観点から言えば。
「もう新しいものはいらないじゃん」
となったら、新しいものを生み出すモチベーションってなくなる。
ちょっとまとめると、
今までは目標は与えられるものだったけど、日本が成長することにより世界に追いつき、目標が外側から与えられなくなった
「言われたことをやる」「真似をする」だけでは結果が出なくなった
新しい仕事や、やりたいことを生み出さなくても、生きていけるようになった
ことによって、根本的に「モチベーション欠乏状態」になりやすい状況が生まれているわけなんだ。
だから、ある学者さんなんかは「モチベーションは希少資源」と言っていたりする。
こういう時代に何が大事になってくるかというと、
自分はどうしたいのか?
という自分自身の願望を持てること。
周りはもう目標も願望も与えてくれないから、自分自身で願望を持ったり、自分の願望と重なる組織に属することが大事になってくる。
エネルギーって自分の願望から生まれてくる。
世界はこれからどうなるのか?
という【予測】に興味を持つより、
自分は世界をどうしたいと思っているのか?
自分はどんな世界を生きたいと思っているのか?
自分は世界に何を提供したいと思っているのか?
という【願望】に興味を持てること。
「これからどうなるのか?」より「これからどうしたいのか?」という意識を持つことが大事なんだね。
例えば、今世界には、自動運転、テスラ、ウーバー、iPhone、Netflix、Amazon、色々とアメリカから来たものが存在するけど、
ああいうのも全部誰かが「こういうものがあればいい」と願ったもの。
人間の願望から生まれているもの。
つまり、人間の願望がこの世界を作っている、とも言えるわけだよね。
願望はエネルギーになって、生きる気力、元気を与えてくれる。
年を取れば、願望は弱まり、「こうしたい」が弱まるから元気がなくなっていくわけで、
逆に、年をとっても元気がある人には「あそこに行ってみたい」「あれやってみたい」とか、色々と願望がある。
寿命も延びているし、生きている期間というのは史上最長を更新し続けているし、これからもし続ける可能性が高い。
そういう「長い人生」を生きていく上で、
願望を持てる力自体がすごく大事になってくるんだね。
本来、人間は自分の人生経験の中で「望むこと」「望まないこと」その両方を経験して、独自の願望を形成する。
その独自さにこれからは価値が宿るし、その独自さにこそモチベーションも宿る。
だから、本来持っている願望、本来感じている願望に対して「許可」をすればいい。
自分独自の願望に許可を出して、そこに向かっていけること。
その力を持てるようになれば、これから人生を通してエネルギーの高い状態で生きていけるようになる。
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