行動したいんだけど、できるときとできないときの差が激しい。
やる気があるときとないときにギャップがあって安定しない。
今日はそんな、やる気にムラがあるときどうすればいいかについて書いていきます。
【記事を書いている人→ 池田潤 コーチ・メンタルトレーナー。20代で6万5千部のベストセラー含む5冊の本を出版(自分の武器を見つける技術、無愛想のススメなど)。900名以上が参加した心を鍛え整えるジム「イケジム」を運営。コーチ・トレーナーとして心の状態&パフォーマンスを最大化するサービスを提供。京大法学部合格後、ブログを書き始め、今に至る。趣味は、筋トレやボドゲ、読書。毎朝起きてカフェに行くのが日課】
やる気のムラの原因とは?
やる気にムラがあるとは簡単に言えば、エフィカシー(自己効力感)にムラがある、と言い換えることができます。
自己効力感とは、自分には目標が達成できる、自分にはできる!という感覚のこと。
自己効力感が低いとは、「できない…」という意識が強いということを意味します。
できないと思っていることに対して、人はやる気になれません。
逆に、できる!と思えれば、達成後の未来にワクワクできて感情も高まるので、やる気も生まれます。
ぜひ、やる気があるときの自分と、やる気がないときの自分を観察してみてください。
やる気があるときは、例えば何らかのポジティブな情報に触れたり、人との出会いがあったりして、
「できる!」という意識が活性化しているのではないかと思います。
例えば、ビジネス書を読んで、自由なライフスタイルで働いている人の話を聞いて、
「やりたい!自分もそういう風に過ごしたい。自分にもできそう!」
と感じたとき、やる気が出る。
逆に、やる気がないときは、結果が出ない、成果がすぐに見えない、うまくいかないことがあったなどをきっかけとして、
「できない…」という意識が活性化していないでしょうか?
例えば、実際に副業を始めてみたり、情報発信を始めてみる。
でも、全然反応がなかったり、成果がなかなか出ない。
すると、「やっぱり自分には無理なのか…」と感じて、やる気がなくなる。
できると思っているか、できないと思っているか。
その感覚とやる気は非常に連動性が高いんですよね。
やる気が安定するのは、「自分にはできる」「実現可能だ」と本気で思えている、確信できているとき。
その確信度が高ければ高いほど、やる気は安定します。
ここがメンタルの力で、できるという意識を高めること、維持する力をつけることでパフォーマンスは安定してきます。
逆に、自分の内側で、
「できないのではないか」
「自分なんて…」
「自分がやっていいのか」
という葛藤があればあるほど、やる気で悩みやすくなるのです。
やりたいこと、実現したいことはあるはずなのに、なぜか一歩踏み出せない。
なぜか行動できない。
途中でやめてしまう。
その原因は、内側にある葛藤であり、できない意識の活性化です。
やる気が出ないときの対処法
日々の中では、うまくいくこともあれば、いかないこともあります。
その周りの出来事や状況の中で、できない意識が活性化してしまうことがどうしてもあるんですよね。
「できない」という意識が活性化したときの対処法を持つこと。
それがすごく大事で、対処法を持つことができれば、できる意識を保つことができ、結果的にやる気を保つこともできます。
多くの場合、やる気を失う原因は、結果が出ないことです。
結果が出ないと、「できなかった」という現実を目の当たりにするわけなので、できない意識が活性化しやすくなります。
内側にそもそも葛藤がある場合は、
「やっぱり自分はダメなんだ」
「自分の発信、商品には価値がないんだ」
という思考が浮かんでしまいます。
すると、やる気が低下し、行動できなくなる。
先ほどの副業や情報発信の場合、「今の暮らしを維持する上で絶対にやる必要があるわけではない」ですよね。
こういった「今の暮らしを維持する上で絶対にやる必要があるわけではない」ものは、
自信を失い、やる気を失うと、途端に行動できなくなります。
ただ、多くの場合、人生を向上させるとは、今の暮らしを維持する上で絶対にやる必要があるわけではないけれど、
理想の未来を作る上でやる必要があることに取り組む
ことなんですよね。
それができるかどうかで、現実が変わってきます。
例えば、ダイエットやボディメイクなんかはその典型です。
今の体型を維持する上でやる必要はないけれど、理想の体型を作る上やる必要があることをする。
そのとき、「やる気」の問題が出てくるわけですが、
なかなか結果が出なくて、できない意識が活性化したとき、どうすればいいか?
「そういうものだ」と受け入れてしまうことです。
結果というのは、出るまではそれなりに時間がかかるものです。
それはどんな分野でも、誰であっても同じで、
「そういうものなのだ」と受け入れてしまえば、結果が出ないことによるダメージを軽減することができます。
結果が出ないことによるダメージは、期待値とのギャップによって生まれます。
「これくらいの結果がこの期間で出るはずだ」という期待があると、そうでない現実がきたときにダメージを受けるわけです。
つまり、あまりにも短期的に結果が出ると期待すればするほど、結果が出ないときのダメージが大きくなる。
逆に、例えば長期的な視点、「1年はやっていこう」と思っていたとしたら、
1週間やって結果が出なかったとしても「まあそんなもんだろう」と思えますよね。
結果が出ないときにダメージを受け、気持ちが落ち込んでしまった。
そのとき、そんな自分を観察し、そんな自分に気づいて、
「今、自分は目の前の結果だけで、できるかできないかを判断してしまっている。短期の結果だけで、できない、と判断してしまっている。
だからこのネガティブな感情が生まれている。もう少し長期的な視点を持ってみよう」
と意識を整える。
これが【自分で自分の状態を整える】ということ。
この能力が高まると、やる気は安定します。
やる気のムラを生む葛藤をどう整える?
自分の内側に葛藤があって、
「できないのではないか」
「自分なんて…」
「自分がやっていいのか」
と、どうしても思ってしまう場合。
その場合大事なのは、自分の認知を整えていくこと。
上記のような感覚は、自分自身の【認知】から生まれています。
実際、誰かから価値がないと言われたから、本当に価値がないから、ということではなく、
「自分がどうしてもそう思ってしまう、そう考えてしまう」
わけです。
つまり、「認知」の問題なのです。
認知には過去の記憶痕跡化されているものが影響していて、
記憶からくる偏った認知がネガティブな感情を生んでいます。
そのことに気づき、認知を整えていく。
そのトレーニングを積んでいくことで、だんだんと過去の記憶や過去の経験から身についた認知を客観視し、分離していくことができます。
偏った認知を整えることができたとき、自分の内側の葛藤がなくなります。
アクセスと同時にブレーキも踏んでしまっていたのが、
ブレーキを緩めることができて、スイスイ進んでいける。
つまり、楽に行動していける。
やる気の問題でも悩まない。
ただ純粋に、自分が願ったものに安定的に向かっていける。
そういう心の状態は、いつからでも手に入れることができるんですよね。
こちらの記事も参考になるかと思います。
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