私は基本的に出不精で、家にいるのとか全く苦になりません。
だからといってスポーツが嫌いとか外が嫌いとかではないのですが。
読者の方が私にどんなイメージを持っているか全然分からないのですが、
普通にスポーツをするのは大好きだし、結構アウトドア派な感じだったんですよね。
ただ、書く仕事を始めて、自分自身の好きなことややりたいこと、追求したいことに自覚的になってから、
出不精に磨きがかかっていきました。
いつも自分が言語化したいテーマや、考えたいテーマについて考え、頭の中で格闘して、その答えを出していくということをしていて、
そのためには一人でいる時間が非常に重要。
人に会って喋っていると、あんまり深く考えることってできないというか、まあ相手によると思うのですが、
一つのテーマについて思考する習慣がない人との会話だと、「その場を楽しくするためのもの」になりますよね。
集団の中にいると、その場を楽しくするための会話をする試行錯誤をすることになるので、その力が磨かれていくことになります。
コミュニケーション能力云々って言われることがありますが、
集団での会話について言えば、その場を楽しむ、楽しませる会話力があるかどうかが関係している。
「浅い会話をする練習」ですよね。
浅い会話っていうのは悪い意味で言っているわけではなくて、
どういう人が集まるかという、その人間関係の関係性によっては、「その場を楽しむことを目的とした」会話になるときもあるわけです。
ノリが良いかとか、そんな感じの。
出不精になってから、めっきりそういう会話をすることがなくなって、元々あまりないそっちの力がさらに衰えちゃって、
たまに「その場を楽しむ」会話を求められたときに、「ああ、うまくできねえなあ」なんてことを感じることもあります。
その場を楽しむための会話って、内容的には浅いのかもしれませんが、実はかなり思考力を必要とされる会話ですよね。
ある意味、お笑い芸人的な思考力が求められるというか。
とっさの瞬発力が求められる。
瞬発的思考。
私は、その瞬発的思考が鈍いと思ってます。
一人で考える思考力と、人と会話するときの瞬発的思考力って全然違う。
「短距離思考」と「長距離思考」と言ってもいいかもしれませんね。
私は瞬発的思考が鈍いので、とっさに面白いことを言わなきゃいけない場面に非常に弱い。
大抵、面白いことを言えずに場を白けさせます。笑
特に、そこに苦手な人がいたりすると余計に。
ただ、そういった瞬発的思考は苦手なのですが、じっくりと向き合って考える思考は得意です。
つまり、「短距離思考」は苦手だけど、「長距離思考」が得意ということです。
ある一つのテーマについて、問い続け、自分で答えを出すのは得意。
だから、文章書いたりするのは得意だということになる。
逆に、瞬発的思考が強い人は、文章を書くのは苦手なことが多いです。
でも、咄嗟のコミュニケーションは得意だったりするから、営業が得意だったりとか。
自分は何が得意で何が苦手なのかということを理解していると、仕事選びを間違えたりしません。
うまくいかないのは、私のように瞬発的思考が苦手な人が、瞬発的思考が必要とされる仕事に就こうとすること。
で、自分のことが嫌いだと「苦手なことを克服することで成長できる」という考えが根強いので、
本当にそういう風になってしまうことがあるんです。
わざわざ苦手で、できないところを選んでしまう。
でも、そうすると自分の武器を生かせなくなってしまうので、結局うまくいきません。
ただ、私のようにそもそも思考が遅い人も、あるテーマについてはものすごく速い思考ができることがあります。
それは、自分が突き詰めて考えているテーマについてです。
そのテーマについては、ものすごく速い思考ができる。
私の場合で言えば、対話をしていけば、瞬時にその人の悩みの本質が捉えられる、とか。
例えば、お笑い芸人の方って、大抵、ネタを考えている人の方が実力があります。
ネタを考えている方を知ったときに「ああ、やっぱりそうなんだ」となることが多くて、
元々「こっちの人の方が面白いよなあ」と思う方がネタを考えていたりする。
ただ、結構そっちの人の方が暗い印象があったりする。それは向き合って、突き詰めて笑いについて考えているからです。
でも、そうやってネタを考えている方が面白くなるのは、逆に考えると、じっくりと思考することによって、笑いという一つのテーマを熟考することによって、
その分野についてすごく速い思考をすることができるようになった。
だから、面白いことも言える。
(のかもしれません。勝手な私の分析です)
ただ、ネタを作っていない方というのは、瞬発的思考が得意な人が多いのではないかなと思っていて、
瞬発的思考が得意なので分かりやすい面白さがあったり、派手さもあったりする。
でも、そこまで深くは考えられないので、本当の本当の面白い、深い面白さ、というところには行き着かなかったりする。
どっちが良い悪いではなく、それは特性の違いであって、お互いが陰と陽のような良いバランスになっているコンビが生き残っていくのかな、と思ったり。
この話を書いたのは、
自分を知る、ことの大切さを伝えたかったからです。
詳しくはこれから出る「自分の武器を見つける技術」を読んでほしいのですが、
自分には自分の特性があるわけです。
私だったら、瞬発的思考は苦手だけど、じっくり向き合って考えることは得意で、そうであるがゆえに、突き詰めて考えた分野については瞬発的思考ができる、とか。
逆に、向き合うのは苦手だけど、瞬発的な対応は得意だとか。
自分のことをよく知っていれば、自分の武器を生かせるし、自分を否定したり責めたりすることもなくなっていきます。
ちょっと長くなりましたね。
今日は、こんな感じにしておきます。
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