【自分の機嫌を自分で取る方法】たった2つの方法でご機嫌になれる

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この記事では、「自分の機嫌を自分で取る方法」について書いていきます。

機嫌が悪くなった時、気分が下がった時、すぐにでも機嫌を元に戻せたらいいですよね。

 

ただ、「そうは言ってもなかなか機嫌を自分で直すのは難しい…」と感じるもの。

具体的にどうすれば、機嫌を自分で整えることができるのか?

 

この記事では、メンタルを整え鍛えることに特化した【メンタルジム】を運営し、10年以上コーチ・トレーナーとしてクライアントと関わってきた筆者が、

・自分で自分の機嫌を整える具体的な方法
・現場ですぐに実践できる本当に効果がある方法

を公開していきます。

 

【記事を書いている人→ 池田潤 コーチ・メンタルトレーナー。20代で6万5千部のベストセラー含む5冊の本を出版(自分の武器を見つける技術、無愛想のススメなど)。900名以上が参加した心を鍛え整えるジム「イケジム」を運営。コーチ・トレーナーとして心の状態&パフォーマンスを最大化するサービスを提供。京大法学部合格後、ブログを書き始め、今に至る。趣味は、筋トレやボドゲ、読書。毎朝起きてカフェに行くのが日課】

 

自分の機嫌を取るには「行動」と「思考」を整える


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機嫌を自分で取る方法は、大きく分けて2つあります。

 

・行動
・思考

の2つです。

 

行動を整えるか、思考を整えるか。

どちらかになってくるのですが、どちらも大事な方法で、

特に思考に関してはいつでもどこでも実行することができます。

 

しかし、一般的に「自分の機嫌を取る方法」について書かれた記事などを見ると、

【行動面】については書かれていますが、思考面については書かれていないことが多いです。

 

行動と思考の両方を整える。

そうすることで、自分の機嫌を自分を取ることができるようになります。

 

自分の機嫌がどんどん良くなる「行動」


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行動を整えるとは、

・気分が上がることを実行する
・適度に運動する
・十分な睡眠をとる
・栄養を補給する
・リラックスして自律神経を整える
 

ことです。

 

そもそもの心身の状態が乱れていたり、脳の機能が低下していると、私たちはイライラしやすくなります。

つい感情的になってしまうのは、心身の疲れ、脳の疲れが理由であることも多いのです。

その場合、適度に運動をしたり、十分な睡眠、栄養の補給によって機嫌が良くなります。

 

脳が疲れていると、前頭葉の機能が低下します。

前頭葉は物事を論理的に考える力を司っているのですが、前頭葉が疲れると、冷静な判断ができなくなるんですね。

 

例えば、脳が疲れていない状態であれば、

「まあそんなこともあるよね」
「あの人も忙しかったんだろうな」
「気にすることではないかな」

と思えることだったとしても、疲れていたらやけに気になってしまって、感情的になってしまうのです。

 

また、自律神経が乱れているときも交感神経優位な状態になってしまい、感情的になりやすくなります。

ですので、運動、睡眠、食事を通して心身を回復させ、脳の疲労を取る。

ストレッチやヨガなどを通じてリラックスする。

 

それが【自分で自分の機嫌を取る基本】になります。

ここ土台になってきますので、ぜひ押さえておいてください。

普段から自分のコンディションを整えておくことで、イライラしにくくなり、感情的な発言や態度が減って、ご機嫌な自分でいられるようになります。

 

さらに、それができたら「自分の気分が上がる行動を取る」ことも有効です。

 

自分の心が満たされるような時間を定期的に過ごすことによって、ご機嫌でいられるようになります。

例えば、この記事を書いている僕の場合で言えば、

・広々としたオシャレな空間のあるカフェでコーヒーを飲む
・映画館に1人で映画を観に行く
・ボードゲームで友人と遊ぶ
・静かに1人で読書する
・健康的で美味しいものを食べる
・温泉に行く
・サウナに行く

などになります。

こういった『自分の心が満たされる』時間を定期的に過ごすことで機嫌が良くなります。

 

これを運営しているメンタルジムでは【回復の時間】と読んでいます。

【消費と回復の原則】というものがあって、消費のしすぎは疲労や不機嫌につながります。

 

心を消費することが多いと感じた時は、意識的に回復の時間を取りましょう。

回復が不足しすぎていることが不機嫌の原因になり得るからです。

 

大事なのは、

自分がご機嫌になれるアクションリストを作ること

です。

 

ぜひ、自分が好きなこと、気分が良くなることをリストアップしてみてください。そして、それらのアクションを定期的に実行するようにすれば、『ご機嫌な自分』になっていくことができます。

 

自分で自分の機嫌を取る思考の技法


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次に、自分で自分の機嫌を取る方法として【思考を整える】方法について解説します。

思考を整えるとは、自分の考え方、認知、フォーカス、物事の捉え方、セルフイメージを整えることを意味します。

少し難しいと感じるかもしれませんが、思考を整える方法は非常に強力な『自分の機嫌を取る方法』です。

 

なぜなら、

・思考は100%自分でコントロールできる
・思考はいつどこでも整えることができる
 

ものだからです。

 

自分の機嫌を整えるために他者をコントロールしようとしても難しいですし、自分の好きな行動を取ろうにも物理的に難しいときがあります。

 

例えば、温泉に行けば機嫌が良くなるとしても、すぐに行けるわけではありませんよね。

会社の中で機嫌が悪くなったら。夜、家族と話しているときに機嫌が悪くなったら。

そこからいきなり温泉に行ったり散歩に出かけたり、趣味に打ち込むわけにもいきません。

 

そういうときは【思考を整える】こと自分の機嫌を整えることが有効で、本質的な方法になります。

 

では、思考を整えるとは具体的にどういうことで、実際に何をやっていけばいいのか?

詳しく解説していきます。

 

思考を整えるとは先ほども書いた通り、

・認知
・考え方
・フォーカス
・物事の捉え方
・セルフイメージ

を整えることを意味します。さらに具体的にすると、

 
・明るい気分になる捉え方ができる
・気分が落ち着く考え方にアクセスできる
・ポジティブな面にフォーカスできる
・自己関連付け(自分の価値と関連づけること)を手放す
・一般化ではなく一部化する
 

などになります。

 

例えば、会社で他者にミスを指摘されたとしましょう。

指摘されて、イラッとして機嫌が悪くなってしまった。

そこで【思考を整える】とは、

 

「仕事におけるミスを指摘されただけで、自分がダメな存在だということではない(自己関連付けを手放す)」

「今回、ミスはあったかもしれないけど、普段からできていることもあるし、出すことができている成果もある(一般化ではなく一部化する)」

「ミスを指摘してもらえたことで次回からミスが減り、仕事の能力が上がった(明るい気分になる捉え方)」

「指摘してきたあの人は嫌な部分もあるけど、良いところもある。今回はイラッとする言い方だったけど、それはあの人も忙しくて余裕がないからだろう(気分が落ち着く考え方にアクセス)」

「あの人の言い方にはいつも腹が立つけれど、会社には他に良い人もいるし、この仕事の良いところもあって、あの人が全てではない(気分が落ち着く考え方&一般化ではなく一部化)」

 

このように考えることです。

 

そう考えているときは、そうでないときよりも気分が落ち着き、機嫌も良くなると思います。

こういったことを、色んな場面で実践していくこと。

それが、思考を整えることで自分の機嫌を取るということです。

 

重要なのは、感情的に無理のあることはしなくていいということ。

 

例えば、先ほど示した例の中でも、受け取りやすいものとそうでないものがあると思います。

「そう捉えられたら良いのは分かるけど、実際、感情がついてこないというか、そうは思えないなあ…」と。

 

頭では分かるけど感情がついてきていない。これが「感情的に無理をしている状態」です。

その状態だと、なかなか機嫌はよくなりません。

心の中にネガティブが沈殿しているような感覚になります。

 

もしそういう感覚を感じるなら、もう少し受け入れやすい思考にアクセスしていきましょう。

そうすると、例えば、ご機嫌ランク10段階のうち「最初は2だったけど、3になった」という風に、少しだけ機嫌が良くなります。

 

3までくれば、4の考え方にもアクセス可能になります。

すると次は、5の考え方にアクセスできて、、という風に、段階的に感情が向上していくのです。

 

もし、2の状態でいきなり5の考え方にアクセスしようとしたら。

それは無理のある状態なので、結局、2に止まってしまいます。

 

いきなり5にはアクセスすることは難しく、もっと言えば、5の考え方にアクセスできない自分を責めてしまうこともあります。

思考を整えて自分の機嫌を取るときは、一歩ずつ、少しずつ、感情を整えていくことが大切です。

 

それができれば、思考を整える力は『最強の力』になります。

自分で自分の機嫌を取るマスターになったと言えるでしょう。

 

なぜなら、

・思考は100%自分でコントロールできる
・思考はいつどこでも整えることができる

からです。

 

100%自分でコントロールできて、いつでもどこでも整えられる。

その力がついたことになりますから、自分で自分の機嫌を取る力は相当に高くなったことになります。

ただ、思考を整えて自分の機嫌を取る力は、一朝一夕で身に付くわけではなく、日頃からの実践が大切になります。

 

いきなりできなくても焦ることなく、少しずつ積み重ねていく。

そうすれば、脳の神経回路そのものが強化されていき、気づいたときに、不機嫌になりにくい自分になっているはずです。

こちらの記事も「機嫌」について詳しく書いているのでぜひ読んでみてください。

 

【不機嫌の直し方】自分で自分の機嫌を取る方法を解説。

 

 

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