行動できないときというのは、ほとんどの場合、以下の4つの点が原因になっています。
・心からワクワクするゴールを設定できていない
・自分にとっての【価値】が明確でない
・できて当然という高いエフィカシーがない
・エネルギー不足
という4点です。
この4点が満たされていると、僕らは「やりたいからやっている」という【無双モード】に入ることができます。
やりたいからやっているとき、僕らは自分の真のパフォーマンスを発揮することができるんですよね。
逆に、どれかが欠けたとき、動けなくなります。
一つ一つ見ていきましょう。
心からワクワクするゴールを設定する力
まずは「心からワクワクするゴールの設定」。
これは現代社会では必須の項目になっています。
というのも、画一的な目指すべきものというのがすでに社会にないからです。
例えば、「大企業に入って、結婚する」というモデルは、もちろん今もありますが、誰もが目指すべきものではなくなっています。
フリーで働く人も多いですし、SNSを使って影響力を持ち仕事をする人、YouTuberもいます。僕らの親の世代とは全く社会の状況が異なります。
「親の価値観に縛られている」というのも、ワクワクするゴールを設定できない理由なのですが、
それと同時に、親世代の価値観に縛られていると、現実的によりよく生きるのが難しい状況にもなってきています。
現在、様々な業界で変化が起こり、過去の成功モデルが通用しなくなってきているからです。
その意味でも、「社会通念」や「親世代の価値観」から解放され、【心からワクワクできるゴール】を設定できることが重要です。
では、具体的にどうすれば、それができるのか?
・Have toに気づく
・Want toに気づく
の2つのステップがあります。
僕らはすでに様々な、
「こうしなければらない」
を持っています。
結果、自分の真のWant toに気づきにくくなっているのです。
例えば、ここに文章を書くことがワクワクになっている人がいるとします。
ただ、最近はYouTubeが流行っていて、「YouTubeをやらなくてはならない」と感じて始めました。
さらに、文章よりも動画を人生を通してするべきだ、とまで考え始めています。
このとき、自分の真のWant toを見失い始めていることが分かると思います。
こんな風にして僕らは「社会通念」「みんながどうするか」「みんながどう思うか」「今何が流行っているか」の影響を受けて、
すぐに自分のワクワクを見失ってしまうのです。
ここに「親がどう考えるか」「親が気にいるか」が入ってくる人もいます。
これらはほとんどの場合、無意識に心の中で起こるので、自分の頭や心の中で起こっていることに【気づく】ことが大事になります。
(ちなみに、上記のケースに関して言えば、シンプルに文章を書くことに熱中してもいいですし、文章を書くことの中の【価値】を抽象的に見出すことができれば、
自分にとって無理なく楽しめる形でYouTubeに取り組むことも、その人の【価値】によっては可能です)
Have toに気づくことができれば、一気にWant toに気づきやすくなります。
有料版noteにはなりますが、こちらにも詳しく方法を書いています。
note版【自分だけの「やりたいこと」を明確にするメントレ 】
自分の【価値】を明確にする力
自分にとっての【価値】もワクワクするゴールと似たところはありますが、
【価値】の特徴は、終わりがないことです。
ゴールについては、達成したかどうかがハッキリしていて、終わりがあります。
しかし、価値に終わりはありません。
だからこそ、燃え尽きたり、結果に状態が左右されることがありません。
例えば、「成長」することが価値であるとすれば、成長に終わりはありませんよね。
「愛すること」が価値であれば、愛にも終わりはありません。
成長や愛という価値を体現する具体的なアクションを日々取ることができれば、それだけで僕らは充実感を感じることができます。
僕の場合も、成長は重要な価値で、だからこそ、毎日本を読んで学んでいます。
本を読むことにゴールがあるかというと、一応あるはありますが、感覚としては「毎日本を読むこと自体が楽しい(成長を実感できて楽しい)」という感覚が強いです。
これが【価値】の特徴です。
【価値】は何かを達成したときにポジティブになるようなものではなく、
実行することによって今この瞬間にポジティブ感情を感じられるものです。
このように、自分にとっての【価値】が明確であれば、僕らのパフォーマンスは上がっていきます。
できて当然というハイエフィカシーを持つ
次に「エフィカシー」について。
エフィカシーとは自己効力感のこと。
自己効力感とは、ゴールを達成できると考える自己評価のことです。
つまり、ゴールを達成できるとどれだけ確信できているか、ということ。
達成できると思えていない状態では、思うように行動することができません。
エフィカシーが低いときの特徴としては、「考え込むことが増える」ことが挙げられます。
行動する前、した後に様々なことを考え込むのですが、
よくよく見ていくと、その原因がエフィカシーが低いことだったりするのです。
自分に自信を持てなかったり、自分の活動の価値を認められなかったり、未来にワクワクするイメージを抱けない。
結果、「これをやって何の意味があるんだろう…」と感じてしまう。
そこで色々と考えて答えが見出せたと思っても、またすぐに「これも違うかも…」と考えてしまう。
もちろん本当に答えに辿り着けていないこともあります。
人によりますし、ケースバイケースです。
ただ、エフィカシーの低さが「考え込む」ことの原因になっていることもあって、
その場合は、すでにやりたいことはあるのだけど、最初からそこにあったのだけど、
「できない」と思うことによって隠れてしまっているのです。
エフィカシーを上げれば、
「ああ、やっぱりこれだよね」
「自分はやっぱりこれなんだ」
という感じで、今までそこにあったやりたいことを【やりたいと認識することができる】ようになります。
エネルギーを回復&向上させる
最後に、エネルギー不足について。
例えば、
極度の睡眠不足、極度の腹ぺこ状態、
誰ともコミュニケーションを取ることがない日々が1ヶ月続いて心が満たされていない、
レベルMAXの頭痛、
などの極端な状況を考えてみましょう。
その状態で行動できるかというと、無理ゲーだと思います。
つまり、僕らはエネルギーがないと行動できません。
心のことに関心があればあるほど、このことを見失いがちです。
動けない原因がもっとフィジカルな部分にあることも多くて、
・たっぷりの睡眠
・たっぷりの栄養
・適度な運動
・健全な肉体
・豊かなコミュニケーション
が行動するためには必要です。
それらが足りておらず疲れていたり、エネルギー不足になっていないか。
そこをチェックし、自分にとって必要な取り組みを増やし、エネルギーを下げる取り組みを減らしていくと、
エネルギーが回復&向上し、行動力が自然に上がっていきます。
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