さて今回は、人の目が気になる性格を直す方法について書いていきます。
【この記事を書いている人→池田潤 コーチ・メンタルトレーナー。20代で6万5千部のベストセラー含む5冊の本を出版(自分の武器を見つける技術、無愛想のススメなど)。900名以上が参加した心を鍛え整えるジム「イケジム」を運営。コーチ・トレーナーとして心の状態&パフォーマンスを最大化するサービスを提供。京大法学部合格後、ブログを書き始め、今に至る。趣味は筋トレやボードゲーム、読書。毎朝起きて散歩しカフェに行くのが日課】
8年間の経験で見えてきたこと
僕はこれまで8年間メンタルを鍛えるジムを運営し、様々なクライアント様のコーチングを担当してきました。
その経験や脳科学、最新の研究結果なども踏まえた上で、人の目が気になる性格を直す方法を解説していきます。
かく言う僕自身も、マジで人の目を気にする男でした。
他者評価がいつも気になり、嫌われないかと恐れ、あの人はどう思っているのかと妄想し、
夜も眠れず、人間関係に疲れを感じていました。
気を遣いすぎるし不安だし、やたらと頑張りすぎてしまうし、本来のキャラではないことを無理にしようとするし、
自然体でリラックスしているのがめちゃくちゃ難しいと感じていました。
昔の自分について書いているだけで疲れてきました。
ただ、そんな僕でもこの記事に書いている方法を実践することで本当に変われましたし、
実際にクライアントさんも変わってくださっているので、安心してほしいと思います。
人の目が気になる時のメンタル状態
では、具体的に話を進めていきましょう。
人の目や他者評価が気になる時は、それらを『重視しすぎている』状態になっています。
重視し優先しているからこそ、気になるわけです。
例えば、好きな人の言動ってめちゃくちゃ気になりますよね。
何とも思っていない普通の人の言動はたいして気になりませんが、
好きな人に関して細かく気にしてしまう。
「嫌われたかな?」「あれは脈ありなのでは」などなど、気になって色々と考え込んでしまうこともあるかもしれません。
では、なぜそんなに「気になる」かというと、重視しているからであり、重要だからです。
気にする、気になるとは、重視していることを意味します。
つまり、人の目が気になるということは、人の目を重視していることになるわけです。
そしてここからがポイントなのですが、
ではなぜ、重視してしまうのか?
それは、【人の目や他者評価】と【自分の価値】が一体化してしまっているからです。
ここがものすごく大切なところで、人の目や評価が自分の価値と直結しているなら、当然、人の目や評価は重要なものになります。
他者評価が下がるということは、自分の価値が下がるということだからです。
自分の価値は守らねばならないので、他者評価を下げるわけにはいきません。
他者評価が下がらないように気を配るし、したいことも我慢するし、あれこれ気を遣って、心配になったり不安になったりします。
一体化が深ければ深いほど他者評価の重要度は増し、重要度が増せば増すほど、人の目が気になるようになります。
人の目(他者評価)と自分の価値の一体化度合いと、人の目が気になる度合いは、完全に比例するのです。
つまり、人の目を気にしないようになるための根本的な方法は、
【人の目や他者評価】と【自分の価値】の一体化をゆるめること
になります。
それはつまり、他人が自分をどう思うかと自分の価値は一切関係ないと思えるようになっていくということ。
そういうメンタルを手に入れることが、人の目を気にする性格を直す根本的な方法になります。
では、具体的にそのようなメンタルはどうやって手に入れればいいのでしょうか?
人の目を気にしないメンタルの作り方
一つの具体的な方法は、
人の目(他者評価)が気になっていない自分として振る舞う
ことです。
Fake it till you make it(うまくいくまで、うまくいっているフリをする)
という有名な言葉あります。
これは脳神経科学的にも非常に有効な方法で、
人の目が気になっていない自分として振る舞おうとすると、
「人の目が気になっていない自分だとすれば、どうするかな?」
と自分に質問することになります。
すると、頭の中で、【人の目を気にしていない自分】をイメージすることになります。
イメージをすることは脳の神経回路を使うことになり、使えば使うほど、神経は発達していきます。
つまり、【人の目を気にしない神経回路】をどんどん使うことになるわけです。
脳の神経には、
Use it or Lose it(使えば使うほど鍛えられ、使わなければ衰える)の原則
が存在します。
ですので、人の目を気にしない神経回路を使えば、人の目を気にしない自分になっていくことができます。
一般的には、本を読むなどして知識として「人の目を気にしなくていい!」ということは頭に入っています。
そして、読んだときは「その通りだな」と思うのですが、実際に現場で実践することはできずじまいになってしまう。
なぜなら、知識として知ることと現場で実践することには、大きな差があるからです。
いきなり自分の行動パターンを過去のものとは真逆にすることは、なかなかできるものではありません。
その結果、本を読んで色々と知ってはいても、いつも通りの自分がそこにいる、ということになってしまうんですね。
ただ、人の目を気にしていない自分として振る舞おうとすると、
先ほども書いたように、まずは人の目を気にしていないバージョンの自分をイメージしなくてはなりません。
その結果、人の目を気にしていない自分として振る舞おうとすればするほど、人の目を気にしていない自分のイメージが明確になっていきます。
頭でイメージができたら現場で実践できるもので、人の目を気しない自分として振る舞おうとすればするほどに、
本当に人の目を気にしない自分になっていくことができるのです。
最初の頃は、実際に行動に移すことができなくても構いません。
ただ頭でイメージするだけでも脳は成長していくからです。
大事なのは、過去のパターン通りの自分をイメージするのではなく、新しい自分のイメージを明確にし、
そこに臨場感・リアル感を感じられるようになること。
実際にやってみると、最初の頃はまだ感情がついてきません。
「とはいえ、やっぱり気になるものは気になるYO!」と感じます。
それで大丈夫です。
誰もがそうなので、感情がまだついてこない自分を受け入れてあげましょう。
そこで自分を責める必要はありません。
感情はまだついてきていないけれど、なんとなく「こんな感じなのかな」というイメージがぼんやり見えてきた。
実行はできないけれど、こうすればいいのかな、こう振る舞ってみたいな、というイメージができてきた。
それくらいでOK。
それができたならめちゃくちゃ順調です。
その調子でトレーニングを重ねていけば、間違いなく、できるようになっていくでしょう。
Fake it till you make it(うまくいくまで、うまくいっているフリをする)
上記のトレーニングを少しずつ実践してみてほしいと思います。
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