さて今日は、なぜ僕らはなかなか変われないのか？というテーマで書いていきます。
変われないときってモヤモヤしますよね。
そのモヤモヤレベルって、
自分がレストランで頼んだ食事よりも、友人の頼んだ食事の方が明らかに美味しそうなときの「なんでおれはこっちにしたねん…」というモヤモヤレベルの、
およそ１２６倍あると思います。
ではなぜ、僕らは変われないのか？
そこのところを詳しく書いていきたいと思います。
例えば、Aという出来事があったときに、Bという反応になる。
それが僕らの過去から続くパターンとしてあるときに、【変わる】とは、
Aという出来事があったときにCという反応になる
ということ。
つまり、同じ出来事があったときに、これまでとは違う感情、違う言動を取ることができる。
それが【変わる】ということです。
ただ、それが難しい。
僕らの思考は固定しやすいもので、
Aという出来事があったら、Bという反応になるしかない
と思ってしまっています。
そこでCという反応ができるとは思っていないし、そんな発想は浮かんでこないわけです。
例えば、
行動しても結果が出なかった→ネガティブな感情を感じる、行動が止まる
これを、
行動しても結果が出なかった→ニュートラルな状態でいられる、行動を続けられる、ワクワクできる（レベル高め）
にしていくこと。
他には、
気が強い人が近くにいる→自分を出せない、意見を言えない、黙ってしまう
これを、
気が強い人が近くにいる→自然体でいられる、意見を言える、断れる、良い状態で話し合える（レベル高め）
という風になっていくということ。
それが【変わる】ということなんですが、
これがまあ難しい。
というのも、僕らの脳にはすでに完成された脳の神経回路が存在しているからです。
Aという出来事があったらBという感情が【自動的に】生まれてしまう。
この【自動さ】のレベルがすごく高くて、マジ全自動なんですよね。
じゃあ、そこからどうやって変わっていけばいいか？ということなんですが、
最も簡単で効果的な方法を紹介します。
それは、
他者の脳を借りること
です。
これはよくこのブログでも紹介する概念ですが、これまでの内容を踏まえると、その有効性が理解していただきやすくなるかと思います。
先ほど書いた通り、僕らの脳は、
過去のパターンが自動的に発動する
ようにできていて、その【自動さ】がまじヤバイのでした。
全自動洗濯機レベルです。
しかし、他者はどうでしょうか？
他者は自分が持っている自動反応を持ってません。
Aが来たら、Bになる
それが自分の反応ですが、他者は、
Aがきたら、Zになる
わけです。
「いや、Cはまだわかるよ！ Dも理解できる。
ゼットて！
Zっていう反応があるなんて、知らんやで！」
となることもあります。
AとZくらい差があると、逆に、自分のAという反応が全てではないんだな、と分かります。
自分自身の反応、感情、行動が【相対化】されるわけですね。
そうなると、自分のパターンからの【分離】が進みやすくなる。
さらに、例えば、
「自分はどうしても、こう感じちゃうんですけど…」
という話をしたときに、
「え？こういう風に考えてもいいんじゃないかな」
という意見をもらうこともあります。
これも【他者の脳を借りる】ということで、
「まじか！いつもの自分だったらこう感じるけど、そう考えてもいいんだ」
とわかる。
他者の脳を借りる機会があると、そんな風に自分のパターンから抜けやすくなります。
自分だけでやろうとするときと、他者の脳を借りる機会がある時では、
成長速度が全く違うのはそれが理由です。
「状態が良い人たちと一緒にいる」
ことが状態を上げるためには有効で、
そういったことってよく言われると思います。
例えば、収入を上げたいなら、高い収入の人たちと一緒にいましょう、
起業して成功したいなら、起業で成功している人と一緒にいましょうなどと言われます。
それは実際に有効なのですが、その理由も、
他者の脳を借りることができるから。
すでにその分野でうまくいっている人の、
・認知の仕方
・考え方
・行動の仕方
を全自動でインプットできることにものすごく価値があるわけです。
メンタル面も同じで、最も手っ取り早く変わる方法は、
メンタル状態が良い人の認知に触れる機会を増やすこと。
それはつまり、
メンタル状態が良い人と関わる機会、話す機会を持つこと。
そうすると、頑張らなくても勝手に「他者の脳を借りる」ことができるようになり、
自分の認知を客観的に見ることができて、変わっていけるんですよね。
ということでぜひ「他者の脳を借りる」という方法を押さえておいてもらえればと思います。
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