よく自分と向き合うということを言うけれど、この言葉は少し分かりにくい。
ということで、少し説明を加えていきたいと思います。
これまで色々な人と関わってきて、ブログ上の相談など含めると1万件以上の相談に乗ってきたことから分かったことは、
変われない人は、「自分に気づいていない状態」だということ。
自分に気づいていないとはどういうことかというと、
例えばネガティブになっているとして、自分がなぜネガティブになっているかの真の原因に気づいていないということ。
ただここで問題になるのが、真の原因には様々なケースがあって、様々なケースがあるからこそ、自分を見つめることで自分自身でその原因を見出していかないといけない。
その真の原因を見出すというのが、自分と向き合うということなわけです。
ただ、多くの変わりたいという人が何をやっているのかというと、
自分の内面と向き合う代わりに、スキルやテクニックに頼ろうとしてしまう(それらがいらないということではなくてね)。
なぜそうなるか。
それは、そういうものを「やればいいんだ!」ということになれば、思考停止でいられるから。
向き合うことも思考することもなく、変わることができるという錯覚に陥る。
で、この「これさえやればいい」というのが私たちは大好きで、なぜ大好きかというと、それは受験の影響があると個人的に思ってます。
塾や予備校に行けば、「授業さえ受けていれば」的なことを言われるわけで、突き詰めて自分の勉強と向き合わなくても良かったし、
しかも人生全体がそれでエスカレーターのように進んでいったわけ。
受験して、就活して、あとは結婚か。
もう、そういうものを歩んでいくだけでいい。
じゃあ、わざわざ自分で思考する必要性が生まれない。
もちろん社会全体が上向きのときはそれでも良かったかもしれないけれど、今は日本は下降中で…という話につながっていく。
ただ、自分の受験のケースで言うと、環境的なこともあって「自学自習」をしていました。
すると、そもそも「何が問題なのか」ということから始まって、「どういうアプローチを取ればいいのか」「どういう選択肢があるか」「今の自分には何が必要か」ということを考え始める。
それはもちろん大変なことではあるけど、それがまさに「向き合う」ということだったわけです。
自分の限界とも向き合わされたし、何ができて何ができないかとも向き合わされた。
逆に、勉強しても上手くいかない人はなぜ上手くいかないかというと、根本的に「向き合う姿勢」が足りないから。
ある意味思考停止なわけで、自分を客観的に見れなくて、今の自分の何が問題で、何をどうやればいいのかを分析することができていない状態。
分析できないということは自分に必要なことができないということなわけで、
そうなれば、結果も出ない。
すると、自暴自棄になって、上手くいかないことを自分以外の何かのせいにしたくなってしまう。
向き合えない人はいつだって、「環境」や「他人」や自分以外の何かのせいにして、結果を手に入れることができない。
話を戻して、
向き合うということは「自分を客観視する」ということでもあります。
なぜなら、今起こっている問題をどう解決していくかを考えるのは、自分を客観視しなければできないから。
自分の内面の課題についてもそうで、自分の中で何が起こっているのか、なぜそういう感情が芽生えたのか。
その部分に気づくことができなければ、同じ思考パターン、感情パターンを繰り返し続ける。
それはつまり、外側の出来事に「いつも通りに」反応してしまうということ。
いつも通りの反応しかできないということは変わっていないということであり、成長していないということ。
人は成長すれば、同じことが起こっても、その「反応」を変化させることができる。
その反応の違いこそが、成長の証でもあるわけですよね。
そして、反応が変われば行動も変わるわけで、だからこそ現実も動いていく。
だから、大事なことは向き合うことができるということ。
で、「内面」というところにフォーカスを当てて、私自身が向き合ってきた軌跡を綴ったのが、今週末出版される新刊、
毎日15分自分と向き合えば、「欲しい結果」がついてくる
です。
『読みやすい』ということをかなり意識したので、スラスラ読めると思います。
スラスラ読めますが、随所に重要なメッセージを散りばめている、というか、全部重要なので(笑)、ぜひ読んでみてもらえればと思います。
ついに発売ということで、ドキドキしてます。笑
メルマガも好評なので、良ければ。