『自分の「武器」を見つける技術』という本を過去に書いたのだけど、強みや武器というのは、
気づかない間に人よりも時間をかけてきたこと
だったりする。
自分の武器や強みに気づくことができないのは、時間をかけてきたことというのは好きであったり興味関心が強く、自分としては自然にやってきたことであるがゆえに、
自分が人よりも時間をかけているという自覚が薄いからだ。
ただ、人よりも時間をかけてやってきているので、
人よりも微細な部分が見えている
人とは見ている視点が違う
ということが起こって、
その分野に関してはなぜか上手くできてしまう
ということになる。
自分の場合、メンタルについて考えることが多かったので、何を見ても、
「え、これ、メンタルトレーニングやん…」
と思ってしまう。笑
見ている視点自体がある一点に特化していて、それが普通の人とは違うものになっている。
好きでやってきたことが、いつの間にか人との違いになっていったわけだ。
で、微細な部分が全く見えない人からすれば「すごい!」という風に映ることがある。
ただ、実際にはすごいというよりも、人よりも時間をかけて取り組んできたというだけのことで、逆に言うと、
時間をかけてきていないことは上手くできない
ということでもある。
例えば、サッカーの本田圭佑選手が吉野家でアルバイトしたらどうなるか?
あれだけサッカーが一流なんだから、いきなりうまくできるんじゃないのう!
と、思うかもしれないけど、実際にはそんなことはない。
ミランの本田も、あたふたしてミスを連発し、結構ダサいはずだ!
時間をかけてきていないから、見えないことが多い。
微細な部分が見えなくて、苦戦する。
ただ、彼の場合、「成長するトレーニング」を圧倒的に積んでいるので、数ヶ月でメキメキと力をつけていくだろうと思う。
とはいえ、最初の頃は色々と向き合うことも多いはず。
ミランの本田といえども、経験していないこと、やったことのないことに関しては、できない。
人間というのは、そういうものなんだ。
ここから言えるのは、
あなたはまだ自分の強みに気づいていない可能性が高い
ということと、
できないことは、時間をかけていないだけ
ということだ。
もちろん、そもそも時間をかけようと思えないこと、イケジュンの場合ミシンとか裁縫とか、そういうのは誰かに任せればいい。
言いたいのは、
何か新しいことに取り組んで短期的に失敗したからといって、全く気にする必要はない、ということ。
短期的な失敗で、やめてしまわなくていい
ということ。
本田圭佑ですら、吉野家でバイトを始めたら失敗するんだから。
自分が時間をかけてきていないことに取り組む際には、「時間をかけていないからできないだけ」マインドを持つことをお勧めする。
あとは、
本当に何でもいいので「あれ、できるようになってんじゃん」という体験経験を積むと、それが心からわかるようになってくる。
あ、最初って上手くいかないんだな
でも、だんだんとできるようになってきたな
という、経験をしてみること。
そうすれば、失敗が大したことはない、次につなげればいい、どうせできるようになるということが体感的に分かるようになる。
より深い内容は、メルマガにて書いてます。
本も出版しています。
「無愛想のススメ〜人間関係が劇的に改善する唯一の方法〜(光文社)」 2016年12月発売。発売4日で増刷!
『自分の武器を見つける技術』2015年12月発売。発売1週間で増刷!
オンライン人生相談BAR「いけじゅんBAR」もやってます。
いけじゅんBAR第2回「なぜ、大きな目標はあるのに行動できないのか?」