まずはお知らせ。
7月22日(土)午後、東京にて一般公開のメンタルトレーニングを行います。
前回大阪で行い好評だったので、東京でも開催します。(トレーニング実施後には、イケジムの説明会も開催)
ぜひお越しくださいね。
では本題。
今日は、淡々と成果が出るまで続けるために必要なことは何か?というテーマで書いていきます。結構、淡々と続けることができないというメールもいただいているので。
受験勉強を教えるのをやめてから受験について書くこともなくなったけど、
結構あのときの経験が役に立っていることが多くて、今日はそんな切り口から書いていきます。
昨日の記事でも書いた「ヘコまない」ということについてもそうなのだけど、安定的に続けていく上でメンタル的にもう一つ大事なことがある。
それは、
感情的に捉えない
こと。
どういうことかというと、例えば解けない問題があったときに、
「俺はダメだ〜。。おわた。。」と「ならない」
ということ。
まあどうしてもそうなってしまうときもあるんだけど(笑)、
できる限りそういう時間を減らすこと。
(ここは重要で、いきなり100%を目指す必要はなく、少しずつそういう時間を減らしていく)
当時、受験勉強に打ち込んでいたとき、それができればいいな、と考えたのです。
落ち込んでいる時間は勉強に集中できないわけで、
全く成績的に余裕がなくて、合格ラインぎりぎりだった凡人の自分としては、1日たりとも無駄にすることはできなかった。
そのためにメンタル状態もしっかり保つ必要があって、
で、どうすれば安定するだろう?と考えたときに思い至ったのが、昨日の記事に書いたメンタルと、
感情的になるのではなくて、冷静に「事実」だけを見る
という方法。
物事を感情、特にネガティブ感情で捉えない。
あくまでも、事実だけを見る。
冷静に、クールに、ジェームズ・ボンドのように。笑
具体的には、
こことここができていない、できていないのはそこを意識して勉強していないから。だからこの結果は当然である
という風に、目の前にある事実をあるがまま事実として捉えて、そこにネガティブな意味づけをしないようにしたんだ。
その姿勢って何かを上達させるためにはすごく重要で、
例えば、チームで動いているときなんかも、スキルや技術の向上のためにフィードバックすることってある。
こうなってるよ
こうした方がいいよ
って。
それは事実を見てその事実を伝えているだけなのだけど、
どうしてもそれを感情的に捉えてしまうことがある。
それも仕方ない部分があるのだけど、
感情的に捉えてしまうとその人は落ち込んでしまうわけで、
そうなると、次からは落ち込まないように何も言わないとか、腫れ物に触るような扱いをせざるを得なくなったりする。
すると何が起こるかというと、
技術やスキルを向上させることができないんだ。
フィードバックがないということは、自分を客観視する機会を失っていくということだから。
例えば、車を運転する最初の頃は、駐車するのって難しい。
バックって結構難しい。
車の中にいると「キレイに駐車できた」と思っても、外から見ればかな〜りいがんでいる、ということはよくある。笑
フィードバックを得られないということは、外から車を見られないということ。
つまり、自分がいがんでいることに気付けないままになってしまうということ。
そういうときは、外にいる人の声を聞けばいいんだけど、
「いがんでるよ」
と言われたときに、「あ、そう。ありがと」とサラッと言えるか、
「いがませるなんで自分はダメだ。。もう運転しない方がいい。。」と捉えるか(笑)
大袈裟だけど、要はそういうこと。
クールに事実だけを事実として捉えられるか。
逆に、これはバイト時代の経験で、鬼のように怒鳴り続け、怒って店のものを壊してしまうくらいやばい店長がいて、
その人は明らかにこっちのことを責めてたんだけど(笑)、
それでもこちらが「事実」だけを見ようと思えば、いくらかマシにんるんだよね。メンタル状態。
受験で身につけた「事実だけ見るメンタル」がバイトでも役に立ったんだ。
実際、事実だけを見れば自分は仕事ができていなかったし、店長の言葉の中には役に立つものも多かったし、
要は仕事ができるようになればいいわけで、店長にどう思われようが怒られようがどうでもいいし、仕事ができるようになれば怒られないわけだから、とっとと仕事ができるようになろうと思った。
だから、そのことだけにフォーカスするようにすると、メンタルは安定しやすくなった。
そういう状況のとき、どうしても周りの人のせいにしてしまうもの。もっと優しくしてほしい、とか思う。
実際、自分も「この鬼店長め!」と思っていたし。笑
もちろんそう感じるのはごく当然のことなのだけど、
でも、残念ながら店長に変わることを要求しても、変わらない。
だから、とりあえず、まずは、自分にできることはないのか?を考えてみる。
すると、そちらの方が実は楽だったりする。(あまりにも状況が悪すぎると離れざるを得ないことももちろんある)
相手は変えられないしコントロール不可能で、変えられないものを変えようとすることの方がメンタル的にはストレスなんだ。
変えられないものを潔く「変えられない」と認めて、自分にできることにフォーカスする方が、精神衛生上良い。
じゃあその「変えられるもの」は何かというと、自分自身で、少しでもいいから仕事ができるようになっていくこと、自分の成長にフォーカスし始めて、結局、仕事ができるようになって怒られることもなくなっていった。
淡々と続けたい。そして、成果を出したい。そういう場合には、
事実だけを見て、じゃあ次どうすればいいか?を考えて試行錯誤していく。
自分に価値があるか?とかダメとか素晴らしいとかそういうところではなく、ただただ事実を見て、必要なことをするという、そういう時間を少しずつでいいから増やしていくと、
感情の浮き沈みに左右されることなく、淡々と続けることもできるようになり、成果にもつながっていきます。
より深い内容は、メルマガにて書いてます。
本も出版しています。
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