練習できない人が増えている?SNS時代が生んだ特有のメンタル低下要因を理解し、現実的に動き出せる自分になろう。

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今と昔は違うな、と思うことは多い。

例えば、自分が浪人時代というのは、自分の周りには浪人生しかいなかった。

他にいたとすればバイト先の人間関係だったけど、期限付きのバイトだったため深い関係にはならず、その場だけの関係。

大学生になった友達に会うこともなかったから、勉強に集中することができた。

 

受験指導をしていたときに、

 

「大学生になった友達と比較して勉強するモチベーションは下がらなかったんですか?」

 

と聞かれることがあったのだけど、

そもそも会うこともなかったから、彼彼女らがどうしているのかということを知らなかったんだよね。

 

知らないわけだから、比べようもなかった。

 

当時は時代が違って、SNSがここまで発達しているということもなかった。

 

けど今はSNSがあるから、みんなの様子を知ることができる。

実はそれが、メンタルを下げる大きな原因になっていたりするもの。

 

みんなの様子を知れることが、メンタルが下がる原因

 

なわけだ。もちろん良い面もあるけど。

 

浪人時代というのはある意味で「修行期間」なわけで、目に見える結果なんていうのは一年後にしか出ない。

一年間、黙々と結果が出るまで勉強を続けるしかない。

 

ある意味、その一年間は結果を出さずにいてもいい、ということでもある。

 

それが許されているし、SNSがなかったからみんなの様子がわからない。

その結果、比較して苦しむこともないから集中して勉強ができたんだよね。

 

例えば、これから自分でビジネスをしたいと思ったとする。

現実的な話、いきなり成果を上げることは難しい。

 

修行期間、練習期間、試行錯誤期間が必要になる。

 

そういう期間を過ごす場合、SNSなどがない時代だったら、同じように修行期間を過ごす人たちとつるんだり、つながったりすることが多い。

 

だけど、今はそうじゃない。

 

いきなり「相当成果を出している人が視界に入り続ける」時代だ。

 

 

もちろん、その人は練習期間も修行期間も試行錯誤期間も過ごしている。

 

そういう期間を過ごしたがゆえに完成形に近い形で存在しているわけだけど、

そういう人間たちと「情報空間的に同じ場所」に存在しているわけだ。SNSによって。

 

自分が浪人しているときというのは物理空間的にも情報空間的にも、自分と同じ境遇の人しかいなかった。

 

だから、むやみに自分を責めたり否定したり卑屈になったりすることなく、自分がするべきことに打ち込むことができた。

状態はほとんど常に高かったと思う。

 

ただ、今は情報空間という場において、自分よりも成果を出している人と同じ空間に存在している。

 

だからこそ、「比較が起こりやすい」わけだ。

 

比較して自分を卑小な存在として扱い始め、自分を否定する。低く評価する。自己評価を下げる。

そうすれば、当然、メンタルは下がる。

すると、目の前のことに打ち込むことはできなくなる。

だから、何も前に進まない。

 

そういうことがいたるところで起こっていると思う。

 

そんな時代に何が大事なのかというと、

自分の心の中で何が起こっているかに「気づくメンタル力」だ。

 

ネガティブになったときに、なぜネガティブになったのかの原因にたどり着けないことは多い。

 

原因に辿り着くことが「気づく」ということなわけだけど、気づくことができればこそ、行動を変えることができる。

 

何かをしようと思ったときに、嫌な気分になったとする。

その嫌な気分の原因は何なのか?

例えばそれが、今回書いている「他者との比較」であることは多いわけだよね。

 

ただ、そこで気づくことができれば、メンタル良い方向に持っていくことができる。

 

「すでに成果を出している人も、失敗したり練習したり試行錯誤してそこに至っている。すぐにうまくいったわけじゃない。自分は今、始めたばかりだ。ここから積み上げていくことが必要な時期だ。彼彼女らと比べる必要は一切ないし、現状の結果は自分のすごさとは一切関係がない。なぜなら、物理的に考えて、練習期間、時間というものは必要になるから。そう考えれば、どう見ても自分は素晴らしいし、自分はうまくいっている。最高だ。今日もやるべきことをこなしていこう!」

 

 

という風にメンタルを持っていくことができる。

 

メンタル力が低い場合というのは、視点が低く気づく力がないからネガティブな感情を感じ、その状態から思考することでさらにネガティブになっていく。

 

思考というものは、拡大生産される。

良い思考は良い思考につながり、悪い思考は悪い思考につながる。

 

ただ、気づく力があれば、思考の方向を修正することは可能。

 

思考の方向を修正した上で、良い状態になってアクションをしていく。

悪い状態のままアクションしていても、良いパフォーマンスは発揮されないし、苦しくなってやめたくなるはず。笑

 

そうじゃなくて、

 

気づいて、

方向修正して、

良い状態になって、

アクションする

 

そんな力をぜひ培っていきましょう。

 

 

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