今日は、自分の機嫌は悪くないんだけど、パートナーの機嫌が悪くて…というときにどうすればいいか?を書きます。
機嫌の悪さはどこから来るのか?
パートナーとの関係において、相手が機嫌が悪くなってしまうとつらいもの。
家の中がどよーんとしたり、コミュニケーションが荒っぽいものになると、かなりテンションも下がる。
ということで、「機嫌の悪さ」がどこから来るのかってことをまずは考えてみよう。
もちろん色々と原因はあるんだけど、一言で簡単に言うなら、
不安だから
というのが大きい。
不安があるとき、人は機嫌が悪くなる。
例えば、
バカにされているんじゃないか
愛されていないんじゃないか
認められていないんじゃないか
などとそもそも感じているときって、些細なことでも機嫌が悪くなりがち。
先に不安があって、パートナーの行動がその不安を刺激するように「感じる」んだね。
そういう場合、実はそもそも、パートナーとの関係以前に自分との関係がうまくいっていなかったりする。
だけど、その不安が刺激されたのはパートナーの行動が原因に見える。
自分の感情を自分の内側で整えるより、パートナーに変わってもらう方が楽だしね。
だから、「パートナーに変わってほしい」「あの人のせいで私の機嫌が悪い」というところに行く。
そこに行くと、相手の悪いところにどんどん目が行くから、さらに不機嫌になる。
機嫌が良いときには気にならないようなことも気になるようになって、
パートナーに「完璧」を求めるようになる。
ただ、パートナーに完璧を求めるのは不可能な試み。
だって、自分だって完璧ではいられないし、自分に完璧を求めたらしんどすぎるよね。
それはパートナーだって当然同じ。
なんだけど、そのままのパートナーではなく理想のパートナーであることを望み、そこに至っていない部分を責め立てたくなる。
不安が強い方が相手を責め立てて、機嫌が良い方は「ごめんね」となだめる側に回るんだけど、
機嫌が良い方だって人間だから、いつだってなだめられるわけじゃない。
実際は、つらいわけだ。
人の機嫌の悪さを自分一人で受け止め切るのはつらい。
実は、機嫌が悪い方は機嫌が良い方にどっぷり甘えてる。
もちろん甘えてもいいんだけど、相手を低く評価しながら甘えるのか、高く評価しながら甘えるのか。
そこには大きな違いがあるわけだね。
機嫌が良い方は誠心誠意何とかやっているんだけど、そのやっていることの価値が見えない状態に陥り、できているところ、やってくれていることがあるのに、できていないところを責め立てたい気分になる。
この状態になると、自分で気分を整えるということの価値に気づかないと、
支えている人が支えきれなくなったり、どうしたらいいんだと途方にくれたり、自分の力を疑い始めたり、自分のせいでと自分を責めたり、仕事に集中できなくなったり、物事は良い方向には進まなくなる。
意識を自分が望む方向や、これからやっていきたいことに注げなくなってしまう。
逆に、相手がただご機嫌でいるだけで、相手の機嫌をとることに時間とエネルギーを注がなくていいから、仕事や、自分の望むことに安心して集中できるんだね。
「安心して集中できる」ことってめちゃくちゃ価値がある。
それだけで、勢いもスピードもエネルギーも、全部増し。
ただ、機嫌が悪い方は自分のことで精一杯になっている状態だから、相手が自分の機嫌の悪さでつらくなっていることには気づけない。
気づかない間にパートナーをしんどくさせてしまうわけだね。
自分はしんどいの!と思うんだけど、相手も同じくらい、いやそれ以上につらかったりする。
もしパートナーが機嫌が悪くなったら、どうしたらいいか。
まず、自分を責めないこと。
自分の価値ごとにしなくていいし、自分は頑張っていること、完璧でなくても自分は相手のために何とかしようと懸命になっていることを自分のために分かってあげること。
というか、ぜひ誰かに話したり相談したりして、「実際に分かってもらって」ください。
実際に分かってもらう。
これ大事。
これはつまり、自分のできていることにフォーカスを当てる、ということ。
パートナーが「ないものにフォーカスを当てる」状態で自分に言葉を浴びせてくるので、自分もないものにフォーカスが当たる。
それがつらさの原因だったりするから、できていることにフォーカスを当てることが重要で、
分かってもらうとは、自分のできていることにフォーカスを当てるのが楽にできるという意味でも、すごく良いのです。
それで本当に楽になるので。
とにかく、一人で抱えこまないこと。
近くでご機嫌な人を見つけて、今度は自分がその人に甘えてください。甘える時間をとりましょう。分かってもらいましょう。
そして、相手は不安なんだなと理解すること。
そうやっていると、自分にも心の余裕が生まれてきて、相手の不機嫌をダイレクトに受け止めるのではなく、「あ、きたか( ̄∀ ̄)」という感じで、軽く受け取れるような感覚になると思います。
そして、ちょっと楽になれたら、相手の良い部分にフォーカスしてみること。相手のすばらしい部分に少しずつフォーカスを当てること。
そうやって「相手の良い部分を見て自分の機嫌を良くすること」にフォーカスすること。
これを「お互いに」やれたらいいんですが、最初は自分が先にやることになると思います。
自分からやっていって、相手が成長するのを見守る、という感覚。
もちろん一番の理想は、お互いが自分に不安がない状態、お互いのデフォルトの状態がご機嫌な状態。
それが一番平和な状態なので、その状態が自然になるような社会を目指して、自分自身も試行錯誤しながら、書き続けていければと思います。
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