私は昔からとにかく気が弱かった。
いや、本当に小さいときはそうではなかったのかもしれないけれど、気が弱かったという記憶が大半を占めてる。
実際、いじめられたし、もしも美人がいたら、強く意識しすぎて何も喋れないか、オドオドニヤニヤ話しかけ、「何、この男」と思われてジエンド。
(今回、4冊目が「で・ある調」の本になるので、ブログでも試してます)
とにかく、セルフイメージが低かった。
そのおかげで、相当苦労というか、面倒なことが多く、自分の望みが叶わないことが多かった。
高校生の頃には、大学生に彼女を奪われた。
ダサすぎる。
さらにダサいのは、その大学生を目にしたとき、一言物申すことすらできなかったことだ。
当時、「俺は優しい」とか思っていたが、何のことはない、喧嘩することができないほど情けない男だったというだけのこと。
好きだった女を奪われても、何もできなかったのだ。
全ては、自分の魅力、すなわち自己愛や自己評価のなさ、低さのせいだということが今は分かる。
自己愛、自己評価、自己受容。
本当に重要だ。これがないから人は悩み苦しみ、争いが起こる。
望みも叶わない。
人生を良くしたいなら、真っ先に自己愛や自己評価といった部分と向き合うべきだ。
でなければ、昔の私のような屈辱を味わうことになるかもしれない。
(それは、女性も同じだ。女性は真の自己愛を見出せた時、その人らしい魅力がにじみ出て、安らぎを感じながら生きられるようになる)
これが、小学校5年生の頃から考え続けてきた結論。
最後はシンプルな答えに至るもの。
しかし、そんな屈辱的な出来事があってから、高校3年生の頃に私はだんだんと覚醒し始める。
もちろん、深いレベルではまだまだ「鼻垂れ小僧」程度の意識レベルだったが、その頃から一気に人間としての力が引き出されていったような気がする。
全く実力が足りていないにもかかわらず、京大法学部を目指し始めたのも、その頃。
結局、現役時代は全ての模試がE判定で、センターも78%。全く届くことなく、落ちた。
それでも、「いける」という確信があり、そのまま浪人。
その当時でセンター78パーセント取れていたわけだが、全く油断はなかった。
3月から普通に毎日勉強していた。
それでも届くか届かないかだな、と自覚していた。自分が天才ではないことを自分自身がよく知っていたからだ。天才ではない自分が勝てる見込みがあるとしたら、量をこなすしかない。
結果、センターは86パーセントで、まあこれなら京大に挑めるという数字を出すことができた。
そして、合格する。
しかし、結果的に、せっかくそうやって苦労して受かった京大法学部をあっさり捨てることになる。
自分が心からやりたいことに気づいてしまったからだ。
当時からすでに、本を書きたい、作家になりたい、コーチになりたいと思っていた。
もうそのことしか頭にはなかった。
京大を辞めて、作家になった男
悪くない。
辞めることにしたとき、周囲は「もったいない」と言ったか?
覚えていない。
辞めると自分の心の奥でもう決まっていたので、相談することもなかったからだ。
ただ、その自分の決断を後押ししてもらうために、「この人なら辞めることに賛成してくれるだろう」と思う人に、「実はですねえ、辞めようと思っているんですよねえ」と話を持ちかけ、「いいんじゃない」と言ってもらって安心していた。
はっきり言って、私は普通の人から見ればよく分からない生き方をしているだろう。それは自分でもよくわかっている。
ただ、京大を辞めるときに思っていたことがある。
もし、そうやって普通のレールから外れても活躍することができたなら、日本にいる多くの人に勇気や希望を与えることができるのではないだろうか、ということだった。
特に、若者に。
今の世の中、生きづらさを感じている人もたくさんいるはずだ。
うまくやれない人もいるはずだ。
どうしたらいいんだろうと、夢や希望を失いかけている人もいる。
もっと人生を楽しみたい人もたくさんいるはずだ。もっと何かしたいと思っている人がたくさんいるはずだ。
そんな人の心に少しでも火を灯すことができれば嬉しいと、思っていた。
人生は自由に自分で選択できるものなのだと、自分の生き様を通じて伝えたかった。
そして実際、私よりも下の年代の人が自分でビジネスを始めたりして、どんどん活躍している。
それが私は、本当に嬉しい。
どんどん活躍していって欲しいと思う。
ただ、そうやって自分の人生を生き始めるときに最も重要なことは、「自分を信じきれるかどうか」。
とにかく、自己愛や自己評価、自己受容できるかどうかが大事なのだ。
自分の人生を生き始めると、様々な自分と向き合わされることになる。
そういう出来事がどんどん起こる。
ただ、そのときにいつも見出す答えは、
それでも自分には価値がある
これだ。
ここに戻ってくることができたなら、どんな壁も乗り越えていくことができる。
それが、常識はずれの生き方をしてきて強く実感すること。
だから、そのことを、作家として、コーチとして、これからも伝え続けたいと思っている。
さて、このくらいにしたいのだけど、今日の文体はどうだったろうか。
個人的には、こっちの方がスラスラと書け、あとは「慣れ」さえすれば読者の方もテンポ良く読めるのではないかと思ったのだけど、どうだろう。
もしよければ、感想を聞かせて欲しい。
mail@junmethod.com
待ってます。
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