内発的なやる気を熟成させる方法。

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人は、自分の中で希望を抱くことができるから、その実現に向けて動くことができる。

 

希望を抱けないとやる気は出ない。

 

希望を抱けると、想像ができる。まだないものを想像すること。こんながあったらいい、こういう風になりたい、こういうのが作りたい。

 

希望を抱ける状態だからこそ想像することができて、エネルギーが湧いてくるんだね。

 

まずは希望が大事で、希望を抱ける状態だから想像ができるんだけど、この2ステップってすごく大事。

 

特に今回は「想像」の部分について書きたい。

 

人が成長するときって、「実行」と「考える」っていう2つが大事だと思ってる。

 

サッカーで例えるなら、当然、うまくなるためには実際にボールを蹴って練習する必要があるよね。

 

ただ、そもそも自分がどういうプレーがしたいのか、何のためにその練習をするのか、どんな選手になりたいのかという思考や想像がないなら、練習の質は下がる。

 

実行だけに偏ると、めちゃめちゃ練習はしているけどあまり上手くなっていない、ということになりかえない。

 

かといって、イメージするだけで練習時間ゼロなら、当然上手くはならない。

 

ということは、「頭の中でこういうプレーをするというイメージがあること」「日々淡々と練習する」ことが、成長には大切だということになる。

 

例えば、文章を書くということについても、もちろんただただ書くだけでも「慣れ」という意味で文章は上達するだろうけど、

 

そもそも自分がどういう文章を書きたいのかというイメージがなく単に書き続けるだけなら、ロボット的な文章力がつくだけで、その人のオリジナリティみたいなものは磨かれないやろう。

 

実行することで当然力はつくけれど、イメージがない、想像がないなら、どこかで「機械的に繰り返している感」が出てきてしまう。

 

イメージを失うと、やる気も失う。

 

機械的に繰り返すことができる「習慣」の力を使って続けることはできるけれど、そこに前に進んでいる感覚、自分が拡大している感覚、成長している感覚というのはなくなってしまいがちだ。

 

ただ、「考える」「イメージする」というのは難しい部分がある。

 

考えるより、ただ機械的にこなすことを選択した方が楽に感じたりもする。

 

ゼロから何かを考える、イメージするというのはなかなか難しいもので、うんうん唸りながら考える時間は割と苦痛だ。

 

だから、考えることはやめにして、誰かも「行動しろ!」って言っていたし、イメージする時間なんかそっちのけで動けばいいじゃないか、となる。

 

実際、そういうメッセージが必要な人もいる。

 

ただ、実行がそれなりにできる段階になってくると、逆に考える時間も必要になってくる。

 

経営者は、何かを実行するというより、会社がこれからどこに向かうか、どういう未来やビジョンを描くかを考えることも大きな仕事の一つ。

 

従業員はそのために必要な作業に打ち込む。

 

会社の場合は経営者と従業員という形で役割が分担されているけれど、自分は一人だから、役割を分担することはなかなか難しい。

 

なので、どっちかに偏る、ということが起こる。

 

機械的に実行する側に偏る場合と、思考に偏って実行はしない方向に行く場合。

 

ただこれは肯定的な見方もできて、人生の時期において、「イメージや理想を練る時期」「ただひたすら溜め込んだものを実行し表現する時期」というものはあっていい。

 

その見定めみたいなものも大事で、イメージや理想を練る時期に実行だけを繰り返していると、

空虚な感じ、躍動感がない感じ、ガソリンなしでから回っている感じになってしまう。

 

そういうときには、自分の中でイメージを熟成する時期だと捉え、こもって考えるとか、読書するとか、そういうことが大事になってくるんじゃないかと思う。

 

まあ結局この記事で何を書きたかったのかというと、「実行」と「想像」が大事だということ。

 

そしてどちらかというと、「想像大事」ということを伝えたい向きの記事になってる。

 

希望をベースとした想像力がないなら、人のやる気は生まれない。

 

「こういう作品が作りたい」

「こういうライフスタイルを送りたい」

「こういうサービスを提供してみたい」

 

まずは、その自分のイメージを作ること。

 

具体的なものとして熟成させること。

 

そこができるということは、心の中をガソリンでいっぱいにするようなもの。

 

そのイメージにワクワクした気持ちを感じれば感じるほど、エネルギーになる。

 

具体性が増せば増すほど、これからやるべきことも具体的に見えてくるから、さらにやる気も増す。

 

イメージがない、イメージにワクワクしていないなら、なかなかエネルギーは湧いてこないと思う。

 

イメージがないと、「何のためにやっているかわからない」と感じるようになって、とりあえず楽しいものに意識と時間とエネルギーが向くようになる。

 

ただそうなると、本来自分が心からワクワクするものに向かえないことになるから、どこか空虚感やこれでいいのか感を感じるようになる。

 

じゃあ、どうしたらインスピレーションを感じ、イメージを持つことができるのか。

 

そこでストップがかかっているなと感じる場合には、色々な作品に触れること。

 

好きな場所に行くこと。

色んな人に触れること。

自分のイメージを引き上げくれるものに出会うことだ。

 

リアリティを持って自分のイメージを喚起してくれるものに触れることが大事。

 

イメージがなかなかできないなという場合は、焦らずそうやって色んなものに触れる時期を過ごせばいいと思う。

そこで焦ると、熟成しきらないままになってしまうから中途半端になる。

 

だから、焦らずいこう。

 

自分の場合は、映画や読書、スポーツからインスピレーションを受けることが多い。

 

そうやって、自分以外の外側にあるものに触れることで、自分の内側が活性化されていく。

そうやってイメージを熟成させる時間を持つことが、成長においては大事になってくるんだね。

 

 

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