日常生活の状態を高める上で大事なのは、いかにセルフイメージの高い発想をするか?です。
ここができるようになってくると、日常のメンタルはすごく楽になってきます。
例えば、よくある「恋愛で振られた」ということに関して考えてみましょう。
もちろんそんなことはないことが良いわけなんですが、
振られた場合って、振られた側が傷つくと考えるのが普通ですよね。
なのですが、実際、振られた側が傷ついたり落ち込む必要はあるのか?というと、
ここは一考の余地ありです。
先日、「スマホゲームがやりたいこと」の記事を書いたときに、
一つの質問をいただきました。
「やっぱり好きな人に振られるのは傷つくから、スマホゲームでいいやと考える人もいそう」
というもの。
その意見自体は分かるのですが、ただ、メントレの観点からいうとツッコミどころはあって、
大前提になっている「好きな人に振られるのは傷つく」というところからして、疑っていきたいわけです。
なぜ、傷つくのか?
もちろん、残念という気持ちはあるし、寂しいなという気持ちはあるし、楽しさを体験できないという切なさはあります。
ただ、【傷つく】のはなぜなのか?
好きな人に振られたら傷つく。
そういう反応や解釈が普通で、振られたら傷つくものだ、凹むものだと思われていますが、
ちょっと「自分に価値がある」と感じている人の感覚を考えてみたいんですよね。
なぜ傷つくのか?を考えたときに、好きな人に承認されなかった、受け入れてもらえなかった、愛してもらえなかった。
だから、自分には価値がないんだ。自分はダメなんだ。
そう考えたときに「傷つく」わけですよね。
承認されなかった、愛されなかったことが傷つきの原因ではなくて、
その出来事をきっかけに「自分には価値がないんだ」「自分はダメなんだ」と考えたこと。
そこを結びつけて捉えたことが真の傷つきの原因なわけです。
じゃあ、傷つく以外にどんな反応が可能なのか?
例えば、それが実際に可能かどうかは置いておいて、
選択肢としては、「相手が自分の良さを見抜けなかった」という解釈もありです。
自分の価値を心底信じている人からすれば、「ちょっと理解ができない」という反応もあり得るかもしれません。
そこまでいくと傲慢だよと思うかもしれませんが、
ただ、傷つくことと、相手に自分の良さを見抜く見る目がなかったと感じること、
どちらの方がメンタルが安定しているか。
どちらの方が後に恋愛の一歩を踏み出せるか?ということを考えると、
後者の方が次の一歩を踏み出しやすそうですよね。
実際問題、人には合う合わないもあるし、
自分の真の良さを見抜いてくれる人ばかりではありません。
また、恋愛はその場の空気や雰囲気、その場を支配している価値観の影響も受けます。
例えば、笑いを重視する文化のあるところに、機転の効いたことを咄嗟に言うのが苦手な人が紛れ込んだとします。
しかし、その文化の中ではノリや笑いが重視され、それができる人が評価される。評価軸が自分が苦手とするところにある。
その場合、その場にいても恋愛はうまくいかないかもしれません。
ただ、だからと言って、その人に価値がない、その人がモテないことになるのか?というと、ノンノンです。
そこで起こっている事実は、「その場はその人には合わなかった」というだけのこと。
以上。
それ以上でもそれ以下でもなく、それ以外の解釈は不要。
だって、それが「事実」だからです。
ですが、一般的にはそこで「その人はモテない人」認定がなされ、
その認定を本人が受け入れることによって、実際にモテない人になってしまいます。
自分がそうだと認めれば、そうなります。
人は事実を自分特有のフィルターを通して解釈します。
そもそも普段からセルフイメージの低い発想をして生きていれば、
振られたという事実を「自分はダメだ」という証拠としてフル活用したくなります。
気持ちはわかります。
イケジュンもめっちゃそうだったので、ボンバー理解できます。
ただ、本当にそれは自分がダメな証拠なのか?
自分がそう受け取ってしまっているだけのことで、
本当は自分がダメな証拠として受け取らなくていいのではないか?と考えてみること。
今までの自己概念を疑い、もっと元気になる発想、前向きになれる受け取り方はできないものか?と考えてみること。
そうすると、違う選択肢が見えてきます。
重要なのは、自分がどう見るか?どう解釈するか?です。
出来事自体に意味はないとよく言われます。
それはやっぱりマジで、結局は自分の解釈が重要。
自分の解釈通りの感情を感じるわけで、ネガティブな感情を感じることが多い場合は、
自分の解釈と向き合うと前に進めます。
自分の解釈に気づき、それが自分特有のものであって、本当は違う見方もできる。
そのことに気づき、少しずつ自分のセルフイメージを上げ、
高いセルフイメージに基づいた解釈を行い、より良い感情を感じるようにする。
より良い感情を感じることができれば、行動も前向きになります。
前向きに行動するエネルギーが湧いてくる。
前向きに行動していても、もちろん全てがうまくいくことばかりではないかもしれません。
でも、肯定的に捉え、明るく考える力があるから、また前向きに行動できます。
そうすれば、経験値がたまり、どんどん上達して、結果、願望を達成してしまうわけですね。
自然に練習していることになり、トレーニングしていることになり、やり続けることで勝手に上達することになる。
そう考えると、高いセルフイメージを持つこと、前向きな感情を感じられる物の見方ができること。
その力がやっぱり重要なんですよね。
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