さて今回は、努力するのに疲れた、頑張るのに疲れた、頑張りすぎて心身キツイ…という場合に、
何が起こっているのか?どうすればいいのか?についいて書いていきます。
主に、
・エネルギー
・他人の期待に応えない
・しんどい取り組み方をやめる
といったことを書いていきます。
エネルギー切れ、キャパシティ超えで、疲れる
まず人間には「エネルギー」や「キャパシティ」というものもあります。
車で言えば、車にはガソリンが必要で、入るガソリンの量というものもありますよね。
当然、ガソリンがなくなれば車は走れません。
頑張るのに疲れた…、努力するのに疲れた、、という場合、まず考えてみると良いのは、
エネルギー切れになっていないか?
キャパシティを大幅に上回る日々が長期的に続いていないか?
ということ。
エネルギー切れは主に、
・運動不足
・睡眠不足
・栄養不足
・人間関係不足
の4つから来ます。
運動、睡眠、栄養、人間関係という4つのうちのどれかが欠けてくると、うまくエネルギーが補充できません。
エネルギーが補充できないというのは、ガソリンを補充できないのと同じで、ガス欠の状態で走っている感じ。
それだと当然、「なんだかしんどい…」「努力するのが大変」「頑張るのが疲れる…」という風に感じるわけです。
逆に、上記の4つが充実するとガソリンが注入されるのと同時に、キャパシティもアップします。
つまり、行動できる量が増えるということです。
ちなみにこのブログを書いているイケジュンは主に、
運動と栄養の強化によってキャパシティを上げるということに今は取り組んでいます。
実際、キャパシティが上がると「自然に無理なく行動量を増やすことができる」ので、楽です。
行動量は増えているのだけど、キャパシティがそもそも上がっているので無理なく楽にこなせる。
この「無理なく楽にこなせているけど、行動量は自然に増えている」というのがキャパシティが増えている状態で、
そうなると頑張っているわけではないので「頑張るのに疲れた…」「努力するのがしんどい…」と感じることはありません。
むしろ行動を楽しめるようになります。
上記の4つのが目減りしている状態では、そもそものエネルギーが不足しているということと、
キャパシティも減ってしまうということで、ダブルパンチのしんどさがやってきます。
なので、
運動はしているか?
睡眠は十分か?
栄養は足りているか?
人間関係はどうか?
ということを振り返っていただいて、不足している部分を補うようにすると改善してきます。
他人のゴールを追いかけないから疲れない
次に、よくあるのが「他人のゴール」や「他人の期待」を追いかけてしまうことで頑張ることがしんどくなっている状態。
親の期待に応えるために勉強していたけど、もう嫌になった!努力するの疲れた!ということってよくあります。
誰かの期待に応えるために自分が興味のないこと、やりたくもないことをやるのはしんどいです。
そのしんどさというものが、
「自分の願望とは関係のないことを無理やりやっている」
ことで起こることがあります。
その確認方法としては、
・周りに認められなくてもいいとしたら、それをやるか?
・すでに自分は愛されているとしたら、それをやるか?
・周りがどう思うかと自分の価値は関係ないとしたら、それをやるか?
という質問に答えてみると見えてきます。
例えば、僕の場合は、元々京都大学の法学部にいました。
でも、法学には全く興味がなく、選択の基準も曖昧で「なんとなくつぶしが効きそう」くらいの感じだったんですよね。
そうすると、入ってからがきつい。
法律に対してそこまで興味がないからです。
でも、なんとなく周りからは、
「弁護士になるんでしょう、あなた」
みたいな空気がある。
ただ、一方で僕は当時からブログを書いていて、
ブログを書くのは面白いなと思っていました。
個人的な興味関心はそちらにあった。
でも、今ほどブログで仕事をする人がいた時代ではなく、
周りからすれば「何それ?」という世界。
実際、当時の僕は大学の人たちの中でかなり浮いた存在でした。
何やってるかまじわからない謎なやつ、みたいな感じです。
今となっては時代が変わり、世間の理解、時代からの理解というのも増し、
むしろ「自分もそういう生き方がしたいです」と言われることも増えましたが、
当時はまだまだそんな時代ではなかった。
結果、
「周りの期待に応えるか(普通に生きるか)」
「自分がやりたいことをやるか」
という選択を迫られることになりました。
見ての通り、最終的に「自分がやりたいことをやる」という選択を取ることにして、
その後10年以上問題なく幸せに生きられているわけですが、
もし「周りの期待に応える」ことを選んだ場合、人生はハードモードだった可能性が高いです。
「別にこれ興味関心ないのに、なんでやらないといけないんだ…」
と日々感じることになっていたと思います。
この「そもそもの方向性が自分の願望から来たものなのか」ということは重要で、
そもそも他人の期待に応えようとした選択をしていると頑張ることがしんどくなります。
自分の願望に対してなら人は嬉々として行動できますが、
他人に嫌われないための行動を頑張るというのはしんどいのです。
このあたりに関する本も出版しています。
「無愛想のススメ〜人間関係が劇的に改善する唯一の方法〜(光文社)」
さらに詳しくはnoteに書いています。
楽しむことで努力・頑張りは不要になる!
次に、「楽しむことを思い出す」ことについて。
頑張ることでしんどい、努力がしんどいときは特に
「結果のために今を犠牲にするモード」
になっていることが多いです。
楽しいゲームを朝までやっていて「しんどい…」と感じることはありません。
もちろん肉体的には「まじ眠い」わけですが、精神的にはしんどくない。
なぜなら【とにかく楽しい】からです。
ここが面白いところで、人はそれ自体が楽しいのであれば、
精神的なしんどさは感じないんですよね。
肉体的なしんどさは睡眠や運動、ストレッチですぐに解消できるわけで、
精神的しんどさの方がしんどさの根は深いもの。
この「精神的なしんどさ」をなんとかすることが大切なわけです。
そして、精神的なしんどさとは「結果のために今を犠牲にするモード」から来ることが多い。
燃え尽きてしまうのも、「結果のために今をしんどくする」を続けた結果の行き着く先だったりします。
もちろんエネルギーが高ければ大丈夫だし、キャパシティも多ければ大丈夫なのですが、
さきほど書いた「4つ」が低下してくると、だんだんと今のしんどさに耐えられなくなっていきます。
なので大事なのが、さきほどの「4つ」を高めることと、
今この瞬間を楽しむことです。
例えばよくサッカー選手などが、
「楽しむことを思い出しました」
「サッカーが好きなんだなという純粋な気持ちを思い出しました」
と言って、スランプから脱出することがあります。
それは、それ自体の楽しさ、今この瞬間を楽しむことの大切さに気づいた、ということなんですよね。
しんどいときに休むこと、ストップすること。
これはベリーグッドです。
本当にしんどいときはとにかく休んで、ストップして、のほほんとしましょう( ̄▽ ̄)
ただ、同時に、人生においてはやるべきこともあったりします。
お金のこともあるし、仕事のこともある。
行動すること、動くことも必要になってくるものです。
完全にストップする期間を短期的には良いとして、
長期的に続けることは難しいというのが現実的なところだったりします。
(もちろんパートナーがいるなどの理由で、長期に続けられる環境がある人もいます)
心理学的には「何もしない」ことが大事でも、経済的にはそうもいかない、ということを感じることは多いのではないのでしょうか。
(何か今の社会状況と似ているところがありますね)
心理学はあくまでも心理学なので、経済的な側面は考えられていません。
逆にビジネスマン的な教えだと、
「とにかく行動しろ!心理とかどうでもいいから。やらなきゃ結果出ないから」
という感じで、心理的な側面を考えられていません。
なので、心理学だけに偏ると経済的に苦労して、経済だけに偏ると心身が苦労する、
ということが現実社会で実際に起こっているわけです。
その点、「それ自体を楽しむ」というのは両方のバランスが取れた【第三の方法】ということになります。
どっちかではなく、どっちもの世界。
つまり、【メンタル的な負担を減らしつつ行動する】という、両方の良いとこ取りみたいな感じです。
今この瞬間を楽しむ
それ自体を楽しむ
それができれば、行動しながらもしんどくない状態で過ごすことができます。
ぜひ意識してみてほしいと思います。
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noteも書いています。
:note文章版メンタルトレーニング「自信を鍛えるメントレ」
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こちら韓国でも出版されました。
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