さて今回は、なかなかやる気が安定しない、その結果として行動も安定しない場合にどうするか？というテーマで書いていきます。
人の感情はちょっとしたことで揺れ動くもの。
このブログではよく書くことですが、雨が降ればテンションは下がるし、人間関係の中でもストレスはあるものです。
やる気がもしもそのときの感情任せだけになると、アップダウンを繰り返す、ということになってしまうもの。
つまり、やる気が安定しない、行動が安定しないというのは、
・感情が安定しない
・行動するかどうかがそのときの感情頼りになってしまっている
という２つの理由があります。
なので対処法としては、
・感情を安定させる方法を知る
・感情だけに頼らない方法を知る
という２つが大切になります。
感情を安定させる方法
まずは感情を安定させる方法から見ていきましょう。
一番簡単な「感情を安定させる方法」は、
エネルギーを高める生活習慣を持つこと
です。
例えば、運動不足、人間関係不足、栄養不足、睡眠不足。
こういう、人間として本来的に必要なものが不足している状態だと、感情は安定しません。
人間として不自然なことをしていると感情は不安定になり、状態も下がります。
なので、まずは生活習慣を見直すことが基本でありながら最も重要なことになります。
イケジュンの場合も、
それらの不足によってパフォーマンスが低下した経験があります。
特に運動、栄養、睡眠の３つの影響が大きかったですが、
それらが不足しているときにやる気を出すのは不可能。
まじ無理ゲーです。
意志の力でどうにかなるものではなく、
睡眠が不足したら頭がぼーっとするし、
運動が不足すれば体がだるいし、
栄養が不足したら集中力が下がります。
そういう状態で無理やりやる気を出そうとすること自体、方向性を修正すると良くて、
自然にやる気が出る自分作り
をするのが良いです。
無理やりやる気を出すのではなくて、
生きていたら普通にやる気が湧いてくる状態に自分を持っていく。
そのためにできることをする、ということ。
多くの人が、無理やりやる気を出そうとしているように思います。
やる気が出ない自分を責め、もっと頑張らなくちゃと思い、
意志の力で自分をねじ伏せるようにやる気を出そうとする。
でも、もしそんなことを他人にされたら、やる気出ないですよね。
やる気が出ないあなたはダメだと責められ、もっと頑張れと言われ、ねじ伏せられる。
パワハラかと。笑
他人にされて嫌なことを自分が自分にしてしまっていることってあるわけです。
そうじゃなくて、本来、栄養がバッチリで、睡眠もたっぷりで、運動もしていて、人間関係があれば、
人は自然にやる気が出ます。
あれやってみたい！これ面白そう！興味ある！
という風に思えるものなのです。
そう思える「元気がない」ことで、やる気が出ていない場合があるということ。
しかも、頭がスッキリしていて体も楽だったら、行動するハードルも下がります。
フットワークが軽くなり、行動量が増える。
行動量が増えれば、面白いものに出会う確率も上がりますよね。
そういう風に生きている間に「心からやりたいこと」「打ち込めるもの」に出会ったりする。
頭で考え込むというより、根本的に自分を元気にさせてあげることが実は本質的な解決策だったりします。
やる気が出ない、安定しないときは、
自然にやる気が湧いてくるような心身の状態作り
に意識を向けてみることがオススメです。
エネルギーの無駄使いをしない
さらに、エネルギーの無駄使いによってやる気が出ないケースもあります。
人間が１日に使えるエネルギーには限りがあります。
当然、何かをすれば疲れるし、体力も集中力も消耗します。
１日に１００のエネルギーがあるすれば、
その１００を様々なものに割り振りながら生活しているわけです。
その１００のエネルギーを自分の価値観に合うこと、願望につながること、本当に大切なことに使うことができれば、人生は充実します。
例えば、アメリカの企業家たちは、服選びでエネルギーを消耗しないために同じ服を何着も用意していたりしますが、
それも「自分が本当に大事にしていることにエネルギーを注ぐため」なわけで、
決断疲れ、選択疲れを避けるためには実際有効な方法です。
（ただ、服を選ぶこと、お洒落をすることが大切なことであれば、それはその人にとってはエネルギーを注ぐべきことなので、同じことをする必要はありません）
やる気が出なくなるときというのは、余計なこと、自分にとって無駄なことでエネルギーを消耗
していることが非常に多いです。
スマホ
ゲーム
ネットサーフィン
SNS
YouTube
など、とりあえずドーパミンが出るものに向かっていってしまう。
ドーパミンとは、その瞬間に快の感情を得られるもので、
その瞬間良い気分になるために人はドーパミンが出る何かを求めます。
ただ、ドーパミン的喜びの問題点は、自分の願望や価値観とは関係ない、ということです。
自分が人生でやりたいことや、大切にしたいこと。
そういったものとは無関係なもので快の感情を感じることを選択していくと、
どんどん時間が過ぎていきます。
とりあえずその瞬間は快だけど、後から後悔するとか、本当に実現したいことは実現しないまま歳をとっていくというのは、
ドーパミン的喜びだけに人生を捧げた場合に起こること。
さらに、ドーパミンには「同じだけの快を得るためにはより強い刺激が必要になる」という性質があるので、
例えば、YouTubeのドーパミン的喜びを提供する側には、視聴者からより刺激的なものが求められ、どんどん過激になっていったりするわけです。
そして、そういったところでエネルギーを消費するので、
自分がやりたいことをやるエネルギーは残されていません。
エネルギーが残されていないのですから、やる気は出ません。
「やる気が出ない」という状態がそこで生まれるわけです。
なので例えば、
運動不足、睡眠不足、栄養不足、人とのつながり不足になり、
スマホに触れる時間が長く、ドーパミン的喜びに触れる時間も長い
という状況は、典型的な【やる気が出ない状況】ということになります。
その状況でやる気を出すのは、ましてや、やる気を安定させるのは至難な技です。
意志の力や、考え込む、やりたいことと向き合うことで解決するようなものではありません。
まずは、自分が何にエネルギーを注いでのかを見直してみて、本当に必要かどうか？
本当にそこに時間を使って満足した人生を送ることができるのか？を考えてみるのが良いかと思います。
ただ、ドーパミン的な喜びは中毒っぽくなることもあり、
どうしてもスマホに手を伸びてしまう、YouTubeを観たくなる、ゲームをしたくなる、ということは起こり得ます。
そのことも知っておくと、対処もしやすくなるかと思います。
習慣の力を活用する
最後に、感情に頼らない方法ですが、一言で、
習慣にする
ということに尽きます。
習慣になったことに感情は関係ありません。
習慣だからする。ただそれだけのことです。
高いエネルギーがあり、心身ともに良い状態で、習慣になっていることをする
その状態になったとき、圧倒的に安定します。
一番やる気が安定している状態が、それです。
なので、習慣にすることを考えること。
その日、そこまで乗り気じゃないな〜というときにも、とりあえずやってみる。
習慣だからとりあえずやる
という取り組み方を増やしてみる。
すると、作業興奮的やる気が活用できるようになる。
これもこのブログではよく書くことですが、
人の脳は行動している間にスイッチが入ってやる気になってくるんですよね。
行動する前にやる気があるというより、行動している間にやる気になっていく仕組みがある。
生活習慣が良くてエネルギーの高い状態だから、行動するのが楽。
行動するのが楽だからとりあえず行動ができて、そのうちの脳にスイッチが入ってやる気が出る。
そういう流れができてくると、やる気は安定してきます。
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