大学生からの相談をいただきました。
現在、まだまだ大学はオンライン授業を実施しているそうで、
大学に行くことなく、自宅にいる時間が長いそうです。
僕らのときにはなかった状況で、僕は比較的家にいても大丈夫な人間ですが、
そうでない場合、なかなか大変だと思います。
相談内容としては、自宅にいる時間が長くてやる気が出ない、、というもの。
今日はそんなときはどうすればいいか？について書きたいと思います。
そういうときに大事なのは、
とにかく具体的な対策を取ることです。
抽象的なことではなく、あくまで具体的、技術的な対応が必要です。
例えば、時間割を作る、自宅にいる以外のアクティビティを用意する、
外に出る用事を作る、ジム通いを始める、など。
というのも、そもそも今の課題を抱えるようになった理由も、
具体的な状況がきっかけだからです。
「オンライン授業になって家にいることが増えた」から問題が起こっているわけで、
自分の内面に迫るようなことがあったわけでもありません。
オンライン授業になって家にいることが増えた。
だから課題が出てきている。
そこで必要以上に深く向き合う必要はなくて、深く向き合わない力も重要な力になります。
自宅で一人でいると、「考え込む」ように人はなってしまいがちです。
結果、抽象的な議論だったり、自分について思考を巡らせるようになりますが、
考え込むことになるだけで良い解決策はなかなか出てきません。
なぜなら、
そもそも問題の原因は「家にいる時間が長い」というシンプルかつ具体的なことだからです。
なので、その問題に対処する対処法も具体的なもので良いのです。
ここはすごく大事な点なので、ぜひ押さえておいてほしいと思います。
オンライン授業が増えてダラダラしてしまう原因は、
・作業興奮が使えないこと
・生活リズムが整わないこと
・リズムがないことで軽やかさが失われること（行動のハードルが上がる）
です。
この３つは関連し合っているのですが、大学に行くことがあったときは、
朝起きる時間、大学まで歩く時間（運動する時間）、人と会話する時間、などが用意されていました。
なので、普通に生活しているだけで「リズムが整い」「行動のきっかけ」があり、
それが作業興奮的なやる気につながっていました。
作業興奮的なやる気とは、行動している間に脳にスイッチが入って、
だんだんとやる気が高まってくる、というものです。
やる気は行動をしていくと高まります。
家でダラダラしているとやる気が出ないけど、とりあえずカフェに行くとやる気が出る、
とりあえず予備校に行くと勉強ができたのは、作業興奮のなせるワザです。
自宅にいる時間が長いと、「やる気が出るのを待つ」ということが多くなるわけですが、
それだとなかなかやる気は出ません。
作業興奮が使えないからです。
待てど待てど、時間が過ぎていくだけになってしまう、ということが起こりやすいです。
そうではなく、「とりあえず動いてしまう」こと。
これが大事です。
とりあえず動けば、脳が目覚め始めて、だんだんとやる気が出てきます。
だから「生活リズム」って大事なんですね。
生活リズムがあるということが「とりあえず動く」ができるからです。
普通に生活しているだけで「とりあえず動く」ということが生まれるので、
作業興奮が自然に使える状態になっています。
なので、覚えがあるのではないかなと思うのですが、
リズムが整っているときの方がやる気があったり、状態が良かったり、
行動量も多かったりしたと思うんですね。
ダラダラし始めるとどんどんダラダラし始め、特にそれが幸せにもつながっていないのだけど、
それでもやる気が出ない、というのは人間誰でもそういうものなのです。
なので、大事なのは、リズムを作ること。
リズムができれば作業興奮も発動しやすくなります。
ということで、家から出る用事を何か作る、時間割を作る、
午後は運動に出かける、歩いて図書館まで行く、お昼はスーパーに歩いて買い出しに行く、
何でもいいですが作業興奮を刺激するものを用意して、
とにかく家にずっといることは避けましょう。
メリハリをつけたり、体を動かす必要があるアクティビティを１日の中にぜひ取り入れてみてください。
イケジュンの場合は、朝ランニングをする、カフェで仕事をする、ジムに行く、カフェで読書をする、ということをしています。
４つの軸があることで生活にリズムが生まれるんですよね。
結果、やる気が維持できて、不必要にダラダラすることなく生活できています。
ぜひ試してみてください。
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