「やりたいこと」で「稼ぐ」の真相。やりたいことがないと悩む人が完全に見逃していることを、書いてみた。

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ブログ読者さんから、こんな相談をいただいた。

 

こんにちは。いつもブログ、メルマガ楽しみに読んでいます。

私は最近以前にも増して自分はなにをしたいのか?なにに燃えるのか?と自分に問いかけています。

しかし、中々これ!という心からやりたくて、しかも人のためにもなること・夢が未だによく分かりません。自分の好きなこと・方面はだいたい分かるのですが、ジャンルとしてもバラバラで仕事としてどう形をとるのかもよく分かりません。こういう問いの答えは徐々に分かってくるものなのでしょうか?早めに分かった方が断然いい気もするのですが…

池田さんはどうお思いですか?

アドバイスを頂けたら嬉しいです。

 

まあ、つまりは「やりたいことは何か?」という相談だろう。

この相談者の方は、今はまだ自分がどうしたいか分からず、モヤモヤしているかもしれない。

けれど、自分の頭が整理され、自分がどうしたいか分かれば、全く別人のように飛躍していける。

いつも思うが、人には「可能性」というやつがある。

 

こうやって日々ブログを書くのも、「人間の力を信じている」からだ。

 

この相談者が自分を信じられるように、自分が望む人生を生きられるように、

今日もちょっくら気合いを入れてブログを書いていこうと思う。

ぜひ、ついてきてくれ。

一緒に良くなっていこう。

 

 

さて、本題に入るが、

今日は「やりたいことが分からない」という問いに終止符を打つというか、まあそこまでは無理だろうが、なぜそうやって人は悩んでしまうのか?その悩みを抱えてしまう理由について書いていきたい。

悩みの本質を見抜け!


 

さて、やりたいこと何か?と考えてしまうとき、人は大体、すでにやりたいことはあるはずなんだ。

 

旅行に行きたい
寝たい
彼女とディズニーランドに行きたい
彼氏と温泉に行きたい
映画を観たい
漫画を読みたい

 

これらだって「やりたいこと」なわけだ。

でも、「それでいいのかなあ…?」と感じる。

なぜか?

今日も元気にド直球で行くが、

それは、

 

儲からない

 

からだ!!!

 

ズバン!!!

 

つまり、それは「仕事」ではない。

 

自分の好きなことをしたい、情熱を注げることをしたいけれど、でも別にそれで儲かるわけじゃない。

一応好きなことあるけど、でもお金が入ってこないから持続が不可能。

だから、不安。これでいいのかな、と思う。

 

実は、ここじゃない?悩みの原因。

 

さて、ここで重要になってくるのは、人間の「やりたいこと」には2種類あるということだ。

ここをしっかりチェックしておいてくれ。

俺、マジ楽しいっす!


 

まずは、自分が楽しいこと。

例えば、そうだな、何がいいか…

コーヒーが好きすぎるとしようか。

 

毎日がぶ飲みコーヒー状態だとしよう。

 

毎日毎日コーヒーが好きで、がぶ飲み状態の日々を過ごしているとしても、

いつしかコーヒー代がなくなって、缶コーヒーを飲むしかないコーヒー通としては屈辱の日々を送ることになりかねない。

 

「こんちくしょう…豆選びから始めてえんだよ俺は…」

 

と嘆く毎日になってしまいかねない。

 

毎日好きなコーヒーを飲むことができるわけだから、実際にはそれなりに楽しいかもしれない。

だから、経済面を考えないのであれば、楽しい日々を過ごすことができる。

しかし、だ。

 

「それは微妙やのう……経済がのう……貧乏は嫌じゃ」と、どこかで感じているから、人は悩むわけだ。

 

ただ、あいつの笑顔が見たいだけさ


 

さて、もう一つの楽しみに触れていこう。

 

もう一つの楽しみは、他人を楽しませることだ。

 

ここが今日は大事になってくるわけだが、

ここで一旦、仕事というものを定義したいと思う。

仕事とは何か?

それは、

他人を喜ばせること

だ。

 

仕事というのは、他者にギブすること。

だから、もしも自分が好きなことをやっていてもそれが他者へのギブに全然なっていない場合、

仕事は成立しない。

つまり、お金は入ってこない。

 

俺は、俺の世界観を作って生きていくんだぜベイべ!

 

と思っていても、他者がそれに惹かれない、他者がそこに価値を感じないのであれば、一向に仕事はうまくいかない。

イケジュン VS ブログ読者


 

 

「ちょっと待ってください、潤さん!」

「ん?誰だ?」

「読者です!ブログの、読者です!ちょっと質問があります!」

「急に出てきたな。まあ、いいだろう。質問ってのは?」

 

「人を喜ばすとか、正直、しんどいっす!面倒です!俺は俺のことだけ考えて生きていきたいです!」

 

「へえ。もちろん別にそうやって生きたっていい。ただ、生活面が苦しくないか?」

「バイトで月12万ほど稼いでるんで何とかなってます!」

「じゃあ、いいじゃないか」

 

「いや、でも、もう少し稼ぎがないと、正直厳しいです。結婚とかもできないですし、彼女とデートしたりプレゼントをすることもできません。

ま、彼女いないんですけど!!!!!!

でも、お金がないから踏みきれないところもあるんですよね。自分なんかと付き合っても、楽しくないんじゃないかなと思っちゃって…」

 

「ふむ。結局、どうしたんだよ?」

「もう少しお金も稼ぎたいですし、できるなら自分が楽しいと思えることで稼げたら最高です!」

「うん、あのな、今日はそういう人のために書いているんだよ」

 

「でも、俺本読んだんっすよ!そうやって他人を喜ばすんじゃなくて、自分を喜ばすことが大事だ!って。読んだんっすよ!」

 

「ああ、自分を喜ばせることは大事だよ」

「ほら!潤さん、言っていることが違うじゃないですか!他人を喜ばせることが大事なんじゃないんですか?」

「ちょっと確認なんだが、その本を書いている人は、結構上手くいっている感じか?」

「はい!すごく上手くいっている感じです!ガボガボ儲かってます!憧れです!」

「何で、上手くいってるんだ?」

「それはもちろん、自分を満たしているからです!だってそう本に書いてありますし、実際にそうしているから上手くいっているんだと思います!」

「なるほど。じゃ、聞くが、君はその人の本を読んでどんな気分になった?」

 

「え、すごく気分が良くなりました!自分を満たしていたらそれでいいんだと思えて、すごく楽になりました!イエーイ!」

 

「つまり、喜んだってことだね?」

「マジ最高の喜びです!」

 

「その人が君を喜ばせたってことだね?」

 

「え?…いや、それはどうなんでしょう…だってその人は自分を満たすことが大事って…あれ…?」

 

「その人が書いた本で、君が喜んだ。そうだね?」

 

「え、あ、はい!それはそうです!」

「君みたいな人が、たくさんいそうかな?」

「それはもう、たくさんいると思います!」

 

「つまり、その人が書くことで喜んでいる人がたくさんいるということだ。

もし仮に、その人が本もブログも書かずにいた場合を想像してみようか。

そのとき、今のその人の状態や状況というのはあるかな?」

「いや、それは、誰にも知られないわけなので、難しいと思います!」

「そうだよな。ということはつまり、何が起こっているのかというと、

自分を満たしていいんだよというメッセージによって他人を喜ばせたから上手くいった

ということなわけだ」

 

「ええええ!!!!結局、他人を喜ばせているじゃないですかああ!!!!」

 

「そうだ。自分を満たそうと書いている人すら、他人を満たすことで仕事になっているのだよ。

もちろん、書いていることが楽しくてそれが自分を満たすことになっているんだろう。

自分を満たすことが悪いんじゃなくて、

仕事になるということは、同時に他者も満たされるということが必要なんだよ。

その人が興味を持っていることに興味を持つ人が多いから、その人が書くことに価値を感じる人がたくさんいて、だからうまくいっている 」

 

「じゃ、じゃあ、スポーツ選手はどうなんですか!」

「彼らはもちろん自分の好きなことを追求しているわけだけど、それを観て楽しいと感じる人、喜ぶ人がいるからお金が儲かっている。

実際、マイナーなスポーツ、それを観たいと思う人が少ないスポーツの選手は、バイトしながらそのスポーツをやっている人も多い。

自分が好きなことをしたとしても、求める人が少なければ経済的には満たされないんだ」

 

「お金、お金って、潤さん、人生はお金じゃありません!もっと大事なことはたくさんあります!」

 

「話を逸らすな、鼻垂れ小僧!!!」

 

「ガビーン!!おれ、花粉症じゃないっす!」

「うるせえ!話を逸らすなって言ってんだ。今向き合うべきはそこじゃねえんだよ。お金以外に大切なことがあるなんて、当たり前だ。

そうじゃなくて、どんなものであっても仕事っていうのは他者を喜ばせることで成立している。

そこに価値があると感じる人がいることで成立している。そこに例外はない、って言ってんだ。分かるか?」

「うーん…そうなんですかねえ…」

「人ってのは、自分が信じたいものに反することは耳に入れようとはしないもんだ。だから、現実が、真実が見えなくなる。そんな自分を客観視しながら判断しないとダメだぜ、小僧」

 

行き着く先は、「状態論」である


 

さて、話を戻そう。

「やりたいことが分からない」とき、人の心の中では今書いたようなことが起こっている。

じゃあ、結局、何が大事なのか?

結局、上手くいく状況というのはどういう状況なのか?

それは、

自分を満たすことと他人を満たすことが一致する(楽しさ)

もしくは、

他人を満たすことが自分を満たすことになっている(愛)

 

この二つのいずれかの「状態」になっていることだ。

もちろん、二つが重なった「状態」だってある。

 

やりたいことを突き詰めて考えていくと、実は、

状態論

になっていく。

 

なぜなら、やりたいことで悩むときには経済的な問題が間違いなく絡んでいて、経済的に満たされながら好きなことをしようと思えば、他者を満たすことが絶対的に必要になるからだ。

 

人生が上手くいかないのは、他者を満たすことに一切関心がない「状態」の人だ。

 

ただ、人間は意識や状態が下がっていると、

自分のことしか考えられない。

 

自分の承認欲求を満たしたり、欠乏を満たすことしか考えられない「状態」になる。

その状態、その意識では、何をやっても上手くはいかない。

良いアイデアも浮かんでこず、

仕事も、人間関係も、恋愛も、何もかも上手くいかなくなる。

 

大事なのは、自分をできる限り「良い状態」、つまりは楽しさや愛が大事だと心底感じている状態になることだ。

 

自分の承認欲求や欠乏に意識が向いていない状態になること。

そうすれば、あなたの言動、存在その全てが、

ハイクオリティ

になる。

それはつまり、愛が滲み出す、ということだ。

そうなったときに、全てが上手く回り始める。

のだ。

 

少し、相談内容と回答がずれているように思うかもしれない。

ただ、今書いた関係性について理解しておけば、これまで見えていなかったものが見えてくるはずだ。

これまでは少し違った次元で考えていくことで、

自分なりの答えが出てくると思う。

 

 

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本も出版しています。

「無愛想のススメ〜人間関係が劇的に改善する唯一の方法〜(光文社)」 2016年12月発売。発売4日で増刷!

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『自分の武器を見つける技術』2015年12月発売。発売1週間で増刷!

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オンライン人生相談BAR「いけじゅんBAR」もやってます。

いけじゅんBAR第2回「なぜ、大きな目標はあるのに行動できないのか?」

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