先日、ブログ読者の方から質問をいただいたのですが、1つ気になったことがありました。
「今課題を感じていることがある」ということだったのですが、
「その原因はこれで、そこ対する解決策はこれだと思います。
『これ』ができるようになるためにはどうしたらいいですか?」
という質問でした。
ただ、僕の視点から見ると、うまくいっていない原因は「これ」ではなく、
ということは、解決策も「これ」ではないのです。
だから、僕が「これ」の方法をお伝えしたところで、知識は増えますが現実は変わりません。
原因を捉え間違えると、当然、解決策も捉え間違えちゃいます。
僕も昔本当によくやりました。笑
むずいし、分からないですよね。
僕はメンタルのことばかりをずっとやっているので、
「ああ、それはこれが原因で、ここに取り組むと良さげ」
ということがわかるのですが、普通、そんなの分かんない。
先日、「良い戦略、悪い戦略」という本を読んだのですが、
良い戦略とは、効果が高いポイントを見抜いて、そこに集中的にリソースを投下することだと書かれていました。
エネルギーやリソースを分散させるのではなく、最も効果が高いところをまず見極めること。
そして、そこに【集中的】に投下すること。
これが大事なのだと。
逆に悪い戦略の特徴の一つは「曖昧であること」だそうです。
抽象的だったり曖昧だと、実際に何をやっていいかが分かりません。
何をやればいいかわからないと、結局、放置状態になってしまったりするんですよね。
僕もたくさん経験済みです。笑
例えば、典型的なところで言うと、人間関係において「相手が悪い」ということばかりを言っていても解決されないことって多いですよね。
自分の在り方を見直すことが大事だったりするわけですが、
その場合も、「問題の原因」についての理解が間違っていたわけです。
例えば、自分がしっかりと「Noを言う」とか。
自分が自分を犠牲にしない態度を取るとか。
相手のせいで、と思っていたけど、実は自分の在り方がその現実を招いていた、ということってあります。
その場合、相手を責め続けても、そもそも原因の理解が間違っているので、
一向に現実は変わらないことになります。
他にも色々と例はありますが、
とにかく「問題の原因を的確に捉えること」は非常に重要です。
なぜ、メンタルが下がるのか?
なぜ、やる気になれないのか?
なぜ、人の目が気になるか?
なぜ、続かないのか?
なぜ、自信がないのか?
その原因について本当の意味で的確に捉えることができないと、
解決策が意味のないもの、曖昧なもの、本当の問題解決につながらないものになってしまいます。
実際、なかなか良くなれないケースというのは、
そもそも問題の原因を本当には捉えられていないことがすごく多いのです。
そうなると、何かやっているようでやっていない、どこか的外れなことになってしまいます。
なぜ、やりたいことができないか?
なぜ、行動できないか?
なぜ、状態が下がるか?
その問いに対して、
「自分は場合は、〇〇だからです」
「だから、〇〇に取り組んでいます」
と【明確に】答えられること。
そこがスタート地点です。
そこがスタートであり、そこから全てが始まっていくので、
それができない状態で変われないのはある意味、当然のことなのです。
「自分は場合は、〇〇だからです。だから、〇〇に取り組んでいます」
と答えられるようになることができればこそ、どんどん良くなっていけます。
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