さて今回は、疲れた心を癒す方法について書いていきます。
現代社会は、
体よりも心が疲れることが多いもの。
「あちこち動き回って肉体が限界です…」よりも、
「パソコンの前に座って仕事をしていて仕事のプレッシャーもあり何だか疲れた…」
というケースがよくあります。
(もちろん仕事によるので、一般的にはということです)
もしくは、社内の人間関係。
最近イケジムの方でもこのテーマについては度々挙がってきていて、
社内の人間関係の中でも楽にいられるようになりたい、という声は多いです。
ということで来月もそこにガツンとフェイタス並に効くメントレのお話をしようと思います。
さて、話を戻して、心の疲れということなのですが、心の疲れとは具体的には、
・脳の疲労
・自律神経の乱れ
が主な原因になります。
・肉体の凝り固まり、血液の循環不足
・運動不足による幸福ホルモン不足
も関連することが多いです。
脳の疲労というのは、
・ずっと同じことをしている
・ずっと考え続けている
ということから起こるもので、「対象に対する際限のない関与」から生まれます。
(参考資料 DAIAMOND ハーバードビジネスレビュー バーンアウトの処方箋 ダイヤモンド社)
対象とは多くの場合、【仕事】に当たります。
また、自律神経についても、
本来であれば「交感神経」と「副交感神経」がバランス良く使われればいいのですが、
交感神経ばかりが使われ、副交感神経が非活性化してしまい、バランスが崩れてしまうんですよね。
すると、睡眠の質が下がったりリラックスができず、だんだんと連鎖的に疲労が積み重なっていきます。
人間というのは「直線的な生活」をするようにはできていません。
活動をすれば回復をする。
そうやって波やリズムのある生活をするもの。
1日をとっても、約3分の1は睡眠時間なわけで、活動と回復はセットです。
直線的な生活をして回復の時間をうまく取れないと、心(脳や自律神経)は疲労していきます。
ただ、一般的に回復の時間を取ることに抵抗があったり、回復したくても何をすればいいか分からないケースもよくあって、
・回復に対しての認識を変えること
・自分なりの回復する手段を持つこと
が大切になります。
体を最もよく動かすスポーツ選手も、リカバリーの時間でしっかりと回復します。
彼らが普段使うのは『肉体』ですから、回復に当てるのは肉体です。
僕らが使うことが多いのは、「頭脳」と「感情」の2つ。
ずっと頭を使って考え続けたり、仕事のノルマややるべきことのプレッシャーがあったり、
人間関係でのストレスで感情を消耗します。
頭脳と感情を消費して日々を過ごしているのですが、
頭脳と感情を回復することになかなか価値を置くことができません。
もっともっと回復の価値を認識し、自分なりの回復の手段を持つことが必要なのです。
疲労が溜まった個人的体験談
ここで僕自身の体験談を書こうと思うのですが、
僕も以前は強い疲労感を感じることがよくあって、
1日のパフォーマンスもすごく低下した時期がありました。
「やる気はあるけど、気力が出ない…」
これをやれればという1日でやりたいことがあったとしても、
どうにも気力が湧かないんですよね。
眠ったとしても、起きたときの感覚が非常に悪い。
「俺は本当に寝たのか?」
とよく思っていました。笑
寝たはずなのに、寝た気がしない。寝た感覚がない。
これ、割と絶望です。
ただ、ある時期からだんだんと楽になってきて、
そのときに始めたのが、
・運動
・ボードゲーム
の2つでした。
運動については、その時間「考える」ことができませんから、
考えることの多い僕の仕事にとって、相性ピッタリ。
運動する時間が見事に回復の時間になりました。
また、ボードゲームに関しては、まずシンプルに「好き」ということがあって、
好きなことをすることで感情が満たされるんですよね。
さらに、ボードゲームには心に効くいくつかの要因があります。
・楽しいという【明るくポジティブな感情】を感じることができる
・仕事などの日常を一切忘れて【没頭】することができる
・人との会話やコミュニケーションによって【つながり】を感じられる
【ポジティブな感情】
【没頭】
【つながり】
この3つは心にとって非常に有益であることが、様々な最新の研究でも明らかになっています。
本来であれば別々に存在するこれらの3つの要素。
それが、
ボードゲームというたった1つの活動をするだけで達成できる
のです。
これは僕個人が好きであるということを差し引いて考えても、
心にとって非常に効果の高いアクティビティである
と言えます。
例えば、僕は自分が好きな仕事をしているとは思っているのですが、
それとは種類の違うポジティブ感情を感じることができます。
仕事をしているときに爆笑することはありませんが(笑)、
みんなで遊んでいると、大爆笑します。
(笑うことも心にとって非常に良い効果があることは研究でも判明しています)
なので、個人的にはボードゲームやコミュニケーションゲームで遊ぶことを強く推したいのですが、
もちろんそれ以外のアクティビティでも全く構いません。
自分が続けやすい、好きで取り組みやすいものに取り組むことが重要です。
大事なのは先ほど挙げた、
【ポジティブな感情】
【没頭】
【つながり】
という3つの要素の1つでもいいので含まれていること。
自分の普段の仕事とは関係なければ関係ないほど良いです。
とにかく「全く無関係」なことをしましょう。笑
ただ、回復が苦手な人はこれが苦手。
常に何か「役に立つことを」と考えてしまうのですが、
役に立たない、無意味なことを【ただ楽しむ】ことも長期的な心のパフォーマンスにおいて非常に重要であるということをぜひ理解いただきたいと思います。
自分にとっての回復の方法が見出せると、
心は元気になり、パフォーマンスも上がってきます。
疲れにくい自分になる方法
また、癒すこととは少し方向性が変わってきますが、
心が疲れにくい自分になっていくこと
も非常に重要です。
心が疲れやすいとはどういうことかというと、
ネガティブな感情を感じやすい【認知】を持っている
ということです。
例えば、
挨拶されなかった
という出来事があったとします。
そのとき、あなたどう感じるでしょうか?
「自分が軽く扱われているのではないか」
「自分は大切にされていないのではないか」
と思う場合というのは、ネガティブな感情を感じると思います。
ですが、
「まあ、そういう人なのかな」
「忙しいのかな」
という感じで、【自分が】とは全く関係なく捉える場合もあり、
その場合は、ネガティブな感情を感じませんよね。
そんな感じで、
自分の受け取り方次第でネガティブ感情を感じる
というのはよくあって、
ということは『主観、解釈、セルフイメージ、信念』がネガティブだと、
ネガティブ感情を感じやすいんですよね。
ネガティブ感情は様々な機能低下につながり、
疲れも溜まりやすくなります。
なので、自分の認知を整えることによってネガティブ感情を感じる機会が減り、
結果、疲れにくくなっていきます。
認知を整えることについてはどういうことなのか?については、こちらの動画でも話しています。
:心の強さと安定感が手に入る「自分の認知に気づく」トレーニング。
まとめ
まとめると、疲れを取るために大事なのは、
・回復の時間を取ること
・自分にとっての回復の手段を見つけること
・自分の認知を整えること
になります。
この3つの実践することで疲れも癒え、疲れにくい自分になっていくことができるので、ぜひ試してみてください。
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こちら韓国でも出版されました。
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