目標を持つのが苦しい、しんどいと感じてしまう。
そういうときってありますよね。
実は目標を持つのが苦しくなってしまうのには、
3つの理由
があります。
その3つの理由を理解することで、苦しい目標を楽しい目標に転換していくことが可能です。
この記事では、目標が苦しくなってしまう理由とその対策について詳しく書いていきます。
【記事を書いている人→ 池田潤 コーチ・メンタルトレーナー。20代で6万5千部のベストセラー含む5冊の本を出版(自分の武器を見つける技術、無愛想のススメなど)。900名以上が参加した心を鍛え整えるジム「イケジム」を運営。コーチ・トレーナーとして心の状態&パフォーマンスを最大化するサービスを提供。京大法学部合格後、ブログを書き始め、今に至る。趣味は、筋トレやボドゲ、読書。毎朝起きてカフェに行くのが日課】
目標が苦しくなる理由① 真の願望、価値観に根ざしていない
目標を持つことが苦しい一つの原因は、その目標が自分の真の願望や価値観に根ざしていないからです。
よくあるのは、会社から与えられたノルマや求められる結果を目標にするケース。
他にも、親の期待に応えようとする、などもそうです。
他者基準の目標は、自分を苦しめます。
そこに喜びやワクワク感がないからです。
「評価を落とさない」など恐怖から逃れることが目的になっている場合、
そこには喜び、ワクワク感がありません。
プラスの感情ではなく、マイナスの感情をベースにして動くことになるわけです。
そうなると、プラスの感情がそこにないわけですので、
目標に対してのイメージが【喜び】ではなく【苦しい】【しんどい】ものになってしまうんですね。
目標というのは本来、自分を幸せにするものであって、苦しめるものではありません。
であるにも関わらず目標が苦しくなってしまう一つの理由は、その目標が
恐怖を避けるためのものであり、喜びやワクワク感がそこに存在していないからなのです。
目標が苦しい理由② 目標を実現できると思えていない
2つ目の目標を持つことで苦しくなってしまう理由は、「実現できると思えない」からです。
目標を実現できると思える力のことを、
自己効力感(エフィカシー)
と呼びます。
エフィカシーが高ければ高いほど、心の状態も高まりますし、
「目標を持つことは楽しいことである」と感じやすくなります。
逆に、目標があるのだけど、実現できると思えない。
つまり、エフィカシーが低い状態ですね。
そうなると、私たちはネガティブな感情を感じます。
自分が心から望むことに対して
「無理だ…」
「できない…」
と感じるのは、ネガティブなことです。
そうなると、「このネガティブな感情を感じるくらいだったら、目標なんて持たない方がいい…」と感じることがあります。
その感覚こそが「目標を持つと苦しい」という感覚なのです。
目標が苦しい理由③ 十分なエネルギーがない
十分なエネルギーがあると感じられていること
も大切です。
目標を持つということは、何らかの行動を起こしていくことになります。
その行動を起こすことができるくらいに「心と体のエネルギーがある」と感じられていることが大事で、
「エネルギーがない…」と感じている場合、動くこと自体が億劫なので、
動くことが必要になる目標を持つのがしんどい、と感じやすくなります。
ですので、心身の疲れを取り、十分なエネルギーがあると感じられていることも大事なことになります。
まとめると、目標を持つと苦しくなる根本原因は、
・自分の願望や価値観に根ざしていない
・自己効力感(エフィカシー)が低い
・十分なエネルギーがない
という3点になります。
逆に言えば、
【十分なエネルギーがあり、自分の心からの願望を実現できると確信している状態】
になれば、目標に対してプラスのイメージを持つことができ、
ワクワクした喜びの状態で実現に向かっていくことができるんですね。
これが目標達成における【最高の状態】です。
僕の仕事は、メンタルGYMやパーソナルトレーニングを通じて、上記の状態をクライアントに提供すること。
上記の状態になれたとき、僕らは真のパフォーマンスを発揮できるようになり、願望を実現していくことができるようになります。
目標に対してプラスイメージを持つ方法
目標を楽しいものと感じられ、実現していくためには、
・自分の願望&価値観を明確にすること
・エフィカシーを高めること
・エネルギーを回復&強化すること
が大切になります。
自分の願望や価値観を明確にするには、
自己観察
を繰り返しいきます。
メンタルGYMでは「セルフモニタリング」と呼んでいるトレーニングです。
具体的に何をするかというと、例えば、
・自分の気分が上がったとき
・自分の気分が下がったとき
を観察し、できればノートなどに書き出していきます。
気分が上がったときの要因、下がったときの要因を継続的に書き出していると、
そこに「共通点」や自分特有の「特徴」が見えてきます。
すると、
「ああ、自分はこれが好きで、このとき喜びを感じるんだなあ」
ということが見えてきます。
願望や価値観が見えてきたわけです。
どんどんその解像度を高めていくことで、自分が心からワクワクできる未来のビジョンを作れるようになっていきます。
エフィカシーを高めるのにも、有効なトレーニングがあります。
・認知を整えるトレーニング
・フォーカスを整えるトレーニング
です。
エフィカシーを下げる物事の認知の仕方があって、
エフィカシーが低い場合、無意識のうちのその認知の仕方をしてしまっているんですね。
なので、そこを整えていきます。
また、人間にはネガティビティバイアスというものがあります。
ネガティブなものに意識が向きやすい
という脳の性質です。
その性質があることによって、
できなかったこと、失敗したこと、うまくいかなかったこと
などが強い記憶として脳に定着しやすいのですね。
すると、新しいことをしようとしたときに、
「どうせできないよ…」
と感じやすくなります。
これがエフィカシーの低下の原因になるわけです。
ですので、フォーカスを整えることでその状態を変えていきます。
そうやってトレーニングしていけば、
目標に対して喜びを感じられる状態になっていくことができるんですね。
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