30代に入って、人生を変えていきたい。より良いものにしたいと感じたとき、具体的に何をすればいいのか?
この記事では、パフォーマンスを高めるトレーニングを提供してきたメンタルトレーナーの視点からその具体的な方法について書いていきたいと思います。
【この記事を書いている人→池田潤 コーチ・メンタルトレーナー。20代で6万5千部のベストセラー含む5冊の本を出版(自分の武器を見つける技術、無愛想のススメなど)。900名以上が参加した心を鍛え整えるジム「イケジム」を運営。コーチ・トレーナーとして心の状態&パフォーマンスを最大化するサービスを提供。京大法学部合格後、ブログを書き始め今に至る。趣味は、筋トレやボドゲ、読書。毎朝起きてカフェに行くのが日課】
『疲れない体』と『動ける体力』を手に入れる
30代から人生を変えたい!と思ったとき、まず大事なのが「体力」です。
というのも、なかなか変われないとき、
「行動できない」「新しい変化を起こせない」「行動が継続しない」という課題に直面してきたことが多いのではないかと思います。
変われないとき、「動けない」ことが多く、その原因の一つが、
体力
なのです。
例えば、会社で働かれているとして、仕事で全ての力を使い果たしていたら、他のことはできないですよね。
仮に仕事によって自分の力がなかなか積み上がっていかない、キャリアアップにつながらないとなると、
なかなか人生が変わらず、先が見えてしまったように感じるのです。
なので、「プラスアルファの行動を起こせる体力」が非常に大事になります。
体力をつけるというと、有酸素運動や筋トレをイメージされると思います。
もちろんそれも大事で、運営するジムでも推奨しているのですが、
その前に大事なのが「回復」です。
僕らはかなり疲れていて、その疲れを自覚していないことも多いのです。
疲れが長年蓄積しているケースも多くあって、そうなると、
・仕事にかかる時間が長くなってしまう
・とりあえず今やるべきことをこなすだけになる
・最低限で精一杯に感じる
・未来のための行動を起こす気になれない
・勉強や読書が続かない
・以前よりネガティブになりやすくなった気がする
といったことが起こります。
これらは疲労による脳の機能が低下することから生まれる現象です。
その状態の場合、まずは「回復」することが大事になります。
回復にも色々な方法がありますが、最優先は「睡眠」です。
睡眠をしっかり取ることで脳が回復し、疲れが取れ、体力のベースになっていきます。
回復した上で、体力を増加させる取り組みを行なっていく。
体力が向上すれば、自然に行動量は増えます。
新しい行動を起こそうという気になれます。
色々と本を読んだり情報収集はできるのだけど行動に結びつかない
という場合、原因は「疲れている」「体力が低下している」ことにあるかもしれません。
さらに、今後、新しいことをしていく上で肉体面の充実は必須になるので、
30代で人生を変えていきたいと思った場合、具体的にまずは肉体面の向上させることが大切になります。
最強のエネルギー源を手に入れる
次に、自分にとっての【価値】を理解すること。
一般的には「やりたいことを見つける」ということになるわけですが、
具体的なやりたいことはなかなか見つからなかったりしますよね。
というのも、例えば仕事に関して言うと、僕らは「やったことがないこと」だらけです。
・バイトでやったことがある
・就職1〜2社目の仕事
くらいが一般的な仕事の経験数なのではないかと思います。
その場合、具体的な仕事内容について何がやりたいかは分からなくても普通のことなのです。
例えば、ここにカレーを食べたことがない人がいたとします。
そのとき、「カレーを食べたいと思うか」というと、「食べたい」とは思いませんよね。
なぜなら、カレーの味を知らないからです。
僕らは食べたことがないものを「食べてみたい」とは思うかもしれませんが、「食べたい」とは思いません。
やったことがないことに対して「やりたい」とは思えないのです。
つまり、経験数が少なければ何がしたいか分からないのも普通のことなんですね。
もちろん子供の頃や大学生の頃などに、色々と経験してやりたいことが見えているに越したことはないですし、それはそれで素晴らしいです。
しかし、そうでなかったとしても自分を責める必要は一切ありません。
ただ、指針がないと、30代で人生を変えようと思ったときにどういう方向に向かえばいいのか分かりません。
そのとき大事になるのが、【価値】という概念です。
自分にとって価値があること、自分が大事にしていることは何かに対する理解を深めること。
それが30代で人生を変えようと思ったときの【方向性】と【エネルギー源】を与えてくれます。
人は、自分にとって価値のあることにならエネルギーが湧きます。
よくよく考えると、好きなこと、価値を感じることに時間もお金も費やしてきていると思います。
一度、自分が時間やお金を費やしてきたことを思い返してみてください。
そこに自分が【価値】を感じてきた、ということが分かると思います。
時間とお金を費やせるということはエネルギーをかけられるということであり、エネルギーが自然に生まれてきたということ。
その自然に生まれるエネルギーを未来に活用しよう、というのが自分の【価値】を理解する作業になります。
価値がなぜ有用なのかというと、抽象的だからです。
先ほど書いたように、僕らは具体的なやりたいことは経験しないと分からない部分があります。
しかし、価値という抽象的なものであれば、これまでの経験から抽出することができますし、
様々な仕事の中にその価値を見出し活かすことができます。
例えば、成長することが楽しかった、という価値を見出せたなら、
どんな仕事においても【成長】を意識していれば充実感を感じられるということでもあります。
人に貢献するときの感覚が好きなのであれば、
どんな仕事も本質的には人への貢献ですから、仕事に充実感を感じることができることになります。
このように価値という形で抽象化して理解することで、幅広くエネルギーを得ることができるようになるのです。
すると、仕事選びにおいても「どこに行っても自分は充実して働ける」安心感を持って選べますし、
経験を積む中で、その具体的な仕事の面白さに気づけたりします。
少なくとも、経験を積むことができるので成長します。
このように【価値】は僕らには、行動のしやすさ、安心感、エネルギー源を与えてくれるんですね。
なので、自分にとっての価値を深く理解すること。
それが30代で人生を変える上で非常に大事になります。
人生を変えるためにメンタルを強くする
次に、メンタルを強化すること。
メンタルが整ってないと、なかなか新しい行動を起こすことができません。
行動を起こす、持続するときに大事なのが、
・自己肯定感の高さ
・自己効力感の高さ
の2つです。
自己肯定感とは、無条件に自分のことを認められる力のこと。
自己効力感とは、願望を実現できると思える力のこと。
この2つの力を強化していけば、メンタルは非常に強く安定します。ちょっとのことで動じたり、自分を責めたりしなくなっていきます。
では、どうすれば上記2つの力を高められるのか?
自分の認知を整えること
です。
僕らは現実をありのままに見ているわけではなく、自分の認知で解釈し、そこから感情が生まれています。
感情は、認知を通して生まれるのです。
出来事→認知→感情
という流れです。
つまり、ネガティブな感情を感じやすいとは、ネガティブな感情を感じる認知をしやすい、ということになります。
・自己肯定感の低い認知
・自己効力感の低い認知
を持っていて、その結果として望まない感情を感じることが増えるのです。
その認知を整えていくことがメンタル強化につながります。
認知は基本的に過去の経験から生まれます。
ただ、過去の経験をあれこれ掘り下げるというより、過去の経験によって自分はどんな認知を持ちやすいのか?を知ることさえできればOKです。
自分の認知を認知する。一般にメタ認知と言われる能力が上がれば、メンタルは非常に整えやすくなります。
「自分はこういう風に思い込みやすいんだな」
「自分はこう考えやすいんだな」
と気づくことができれば、別の認知にアクセスする余地が生まれ、
別の認知にアクセスすることを繰り返していく中で、ネガティブに傾いていた認知が整い、メンタルが安定し強化されていきます。
・体力向上
・価値の認識
・メンタル強化
この3つを行なっていけば、パフォーマンスが高まり、心の状態が明るくポジティブになって、行動力も伴うようになります。
そうなれば、人生が変わるのは後は時間の問題です。
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