【行動したいのにできない原因と対策】動けないを解決する3つのアプローチ

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この記事では、行動したいのにできない原因とその対策について書いていきます。

 

行動できない原因は様々あります。

 

こその1つ1つについて解説していくので、ぜひ当てはまる原因を発見していただき、その対策を実行してみていただければと思います。

 

【記事を書いている人→ 池田潤 コーチ・メンタルトレーナー。20代で6万5千部のベストセラー含む5冊の本を出版(自分の武器を見つける技術、無愛想のススメなど)。900名以上が参加した心を鍛え整えるジム「イケジム」を運営。コーチ・トレーナーとして心の状態&パフォーマンスを最大化するサービスを提供。京大法学部合格後、ブログを書き始め、今に至る。趣味は、筋トレやボドゲ、読書。毎朝起きてカフェに行くのが日課】

行動できない3つの要因


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行動できない原因を大きく分けると、

 

・メンタル的要因
・習慣的要因
・肉体的要因

 

の3つに分けられます。

 

ですので、メンタルを整え、習慣を整え、肉体を整える。この3つができれば行動力を高めることができます。

 

どこに課題があるかは人それぞれで、今課題がある部分について具体的に解決策を実行していければ大丈夫です。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

行動できない【メンタル的要因】とは?


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メンタル的要因もいくつかあるのですが、まず1つ目として挙がるのが、

 

・プラスの未来をイメージできているか

 

です。

 

私たちの脳は、喜びをイメージできるからこそ、行動することができます。

 

(もちろん恐怖をベースに動くこともできますが、ストレスが強く、長期的な行動には不向きです。

短期の瞬発力は出ても、継続的な行動はできず、期限が迫らない限り動けない、という状態になりやすくなります)

 

例えば、「おいしい店がある」となれば、全国各地に赴く方っていますよね。

 

ものすごく遠かったり、秘境であっても、行ってしまう。

 

ワクワクしながらものすごく距離を移動します。

 

好きなアーティストのライブであれば、チケット代が高くても、人が多くても、どれだけ忙しくても時間をなんとか作って行く人もいます。

 

好きな人に会えるならほんの少しの時間でも捻出しようとしたり、お洒落にお金をかけたり、夜遅くまで起きて電話することができる。

 

修学旅行の日であれば、どれだけ朝が早くても、どれだけ朝が苦手でも、遅刻しない。

 

そういう風に、私たちは『プラスの未来』に対してものすごく高いエネルギーで行動することができるわけです。

 

おそらくあなたにも、そういう対象があるのではないかと思います。

 

現在でもいいですし、過去の体験でもいいです。

 

ぜひ、あなたが『高い行動力を発揮した場面』を思い出してみてほしいと思います。

 

人間は誰もが行動できる生き物で、プラスのイメージ、プラスに未来を頭に描けたなら、

ものすごい行動力を発揮することができます。

 

では、なぜ行動できないと悩むことがあるのか?

 

それは、プラスの未来を描けないからです。

 

プラスの未来を描けない分野、プラスの未来を描けないことでプラス感情を感じにくい領域があって、

それが原因で、行動できなくなってしまいます。

 

プラスの未来が描けない原因は、過去の経験です。

 

脳は基本的に、過去の経験をベースに未来を描きます。

 

例えば、おいしい物を食べに遠方まで行くのは、過去のおいしい物を食べたことがあるから。

 

その経験をベースにして「すごくおいしいだろうなあ」というプラスの想像が生まれ、

その想像からエネルギーが生じて、行動に至ります。

 

逆に、おいしい物を食べたことがない、むしろまずいものを食べたという記憶がある場合、

遠方まで何かを食べに行こうとは思わないでしょう。

 

行動力は高まりません。

 

例えば人間関係や仕事、勉強、運動などついて、ネガティブな記憶を持っているとします。

 

すると、未来を描くときにもマイナスの未来を描きやすくなり、マイナスの未来を描けば、行動力は下がる。

 

そういったことがメンタルの中で起きている可能性があります。

 

大事なのは、【プラスの未来をイメージできる脳】を作っていくこと。

 

提供しているメンタルジムやパーソナルのメンタルトレーニングでは、

そのような脳を作ることによって、自然に行動力が高まっていくようトレーニングしていきます。

 

今マイナスな未来をイメージしてしまったり、プラス感情が湧きにくい場合にも、改善や向上は可能なのでご安心ください。

 

大事なのは【ポジティブな記憶にフォーカスしていくこです。

 

先ほどの、「おいしい物を食べに行く」例でも書いた通り、過去の良い記憶が残っていればいるほど、未来を描きやすくなります。

 

もちろん未来に過去は関係ないのですが、何を記憶しているかがプラスの未来の描きやすさにつながることは事実なので、

 

ポジティブな経験に強いフォーカスを当て【ポジティブ記憶の痕跡化】をしていくことが有効。

 

例えば、仕事の技術が成長した経験、自分が成長したことなどを思い返してみるだけでも、

 

「自分は成長できるんだ」

 

という意識が高まります。

 

成長してきた記憶が強くなればなるほど、未来に対して、

 

「これからも成長できるはず」

 

という思いが強まり、プラスの未来を描きやすい脳になります。

 

無理にポジティブになるというよりも、

着実にトレーニングを重ねて「自然にプラスの未来を描けてしまう脳を作る」と考えてください。

 

無理にポジティブになろうとして、たとえ一時的にできたとしても、短期で終わってしまいます。

 

ポジティブは続かず、数日で元通りになってしまう。もう、そういう取り組み方をする必要はありません。

 

大事なのは、

 

自然にプラスの未来を描ける脳を作り、プラス感情が内側から生まれてくる状態

 

を作ることです。

 

それができれば、気づけば行動力はどんどん高まっていきます。

 

そのために、成長したこと、できたこと、良かったこと、

喜びの感情を感じたことに意識を向け、【記憶痕跡化】していきます。

 

例えば、運営しているメンタルジムでは、毎月メンバーの方に成長&成功体験を報告してもらっています。

 

すると、アウトプットすることで記憶に残り、他のメンバーやトレーナーの私からフィードバックを受けることで、さらに強く記憶に残ります。

 

結果、「未来にワクワクできる脳」が培われていきます。

 

脳には「ネガティビティバイアス」があって、基本的にネガティブに強く反応するようにできています。

 

なので、放っておくとネガティブなことばかりが記憶され、マイナスな未来しか描けなくなってしまいます。

 

マイナスの未来しか描けなくなった脳は、

「やりたいことが分からない」「やる気が出ない」という2つの悩みを抱えます。

 

僕らは「できる」と思えることしかやりたいこと認定をすることができず、

できないと思っていることにはやる気にもなれないからです。

 

ですので、プラスの未来を描けない脳、プラス感情を抱きにくい脳は、

 

・やりたいことがわからない
・やる気が出ない

 

という悩みを抱え続けてしまうんですね。

 

逆に、プラスの未来を自然に描ける、プラスの感情を抱けるようになれば、上記の悩みで悩むことは人生の中でなくなっていきます。

 

行動したいのにできない【習慣的要因】


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次に【習慣的要因】について見ていきましょう。

 

私たちは、習慣になっていることについて「行動できない」と悩むことはありません。

 

つまり、行動したいのにできないこととは、「今はまだ習慣になっていないこと」であると言えます。

 

ですので、行動したいのにできないを解決するには「その行動を習慣化してしまえばいい」ということになります。

 

では、習慣化するためには具体的にどうすればいいのか?

 

参考になる資料があります。

 

習慣超大全 スタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法 ダイヤモンド社

 

です。

 

この本で書かれているのが「小さな行動の価値」。

 

とにかく小さく始めることが重要であり、モチベーションのみに頼るやり方こそが習慣化できない原因であると述べられています。

 

例えば、行動の難易度が10段階、モチベーションが10段階あるとします。

 

仮に、今の状態がモチベーション8だとして、8あれば、難易度8まで行動に移すことができます。

 

ただ、ここで問題なのが、モチベーションは【感情】なので、

 

嫌なことがあった、結果が出なかった、うまくいかなかった、プライベートの問題などで低下することがあること。

 

感情は常に一定なわけではないので、ときに低下することもあります。

 

ただ、僕らがよくやってしまうのは、「最もモチベーションが高いときを基準として行動選択をする」こと。

 

そうなると、少し感情が低下した途端に、取るべき行動が取れなくなってしまいます。

 

行動の難易度が高いことは、それ相応のモチベーションが必要。

 

モチベーションが低下してしまっては、難易度の高い行動は取れない。

 

結果、「継続できない」という問題に直面してしまうのです。

 

ここで大事なのは、モチベーションだけに頼るのではなく、【行動の難易度を下げる】という選択肢を持つこと。

 

行動の難易度を下げれば、高いモチベーションは必要ありません。

 

腕立て伏せ50回やるよりも、腕立て伏せ1回する方が高いモチベーションは必要ありませんよね。

 

僕らはどうしても最高のモチベーション状態を基準に無理のある行動を取ろうとしてしまうのですが、

そこで「もっと難易度を下げてあげる」ことで、行動しやすくなります。

 

また、もし日々腕立て伏せ1回を続けたとしたら、2回できる筋肉もついてきます。

 

だんだんと2〜3回やりたくなってきて、やればやるほど筋肉もついてくる。

 

すると、1回は楽にできるとなり、次第に「10回やるくらいなら、過去の1回やるときの感覚と同じだな」と感じるようになります。

 

つまり、実際に行動を取れば取るほど鍛えられ、脳の神経回路も発達していくので楽にできるようになっていく。

 

これが【行動の難易度を下げること】の大きなメリットです。

 

最初の頃は、「こんなに小さなことで良いのだろうか」という葛藤が生まれるかもしれませんが、それで良いのです。

 

なぜなら、習慣は拡大していくからです。

 

習慣はどんどん大きく育つので、小さく始めることを恐れる必要はありません。

 

行動したいのにできないときは、行動の難易度を下げてあげる。

 

継続できるくらいに小さな行動にすることで、習慣化する。

 

習慣化すれば、だんだんとその習慣は大きく育っていくので、そもそも取りたかった行動を無理なく取れるようになっていきます。

 

行動したいのにできない【肉体的要因】


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最後に、肉体的要因について。

 

肉体の状態が悪いと、行動することはできません。

肉体の状態が悪いとは、

 

・睡眠不足
・栄養不足
・肩こり首こり腰痛
・頭痛
・自律神経の乱れ
・運動不足
・筋力不足
・血行が悪い
・体力不足

 

などです。

 

昔の僕は、上記全てに当てはまっていました。

 

肩こりはひどく、よく頭痛に悩まされ、睡眠の質も悪かったですし、食事の質を考えることもありませんでした。

 

ほとんど歩かない生活を何年も続け、体は30歳の時点でボロボロに。

 

体力はなく、すぐに疲れてしまう。

 

新幹線で移動すると、ただそれだけで疲れてしまい、何もできない状態になっていました。

 

この状態では、取りたい行動を取ることはできません。

 

めんどくさいと感じることが増え、行動することが億劫になり、先延ばしになっていくのです。

 

なので、行動できないと感じたとき、肉体面を振り返ってみることも非常に重要です。

 

肉体面が整えば、そもそものキャパシティが増えるので、自然に行動力が増していきます。

 

肉体面を考えるときに重要なのは、

 

・歩く習慣を持つこと
・ストレッチをすること
・筋肉を衰えさせないこと

 

です。

 

特に今は、歩く習慣がなくなってしまうことが多く、歩かないことは万病の元と言われ、運動不足は大きく心身のパフォーマンスを下げます。

 

歩くこと、有酸素運動をすることやメンタルにも好影響を与えることが研究によって証明されています。

 

参考資料「脳を鍛えるには運動しかない ジョン・J・レイティ NHK出版」

「運動脳 アンデシュ・ハンセン サンマーク出版」

 

さらに、首のコリは「自律神経の乱れ」につながります。

 

自律神経失調症の原因は首のコリにあると言われ、首コリもまた万病の元であると言えます。

 

自律神経の乱れは様々な分野に悪影響を及ぼすからです。

 

首コリや肩コリなどの対策としては、日々ストレッチをする習慣を持つこと。

 

固まった筋肉をほぐすことによって血行を良くし、自律神経を整える。

 

自律神経が整えば、睡眠の質は劇的に改善します。

 

自律神経の乱れとは交感神経優位の状態のこと言いますが、

 

副交感神経がしっかりと働くことで入眠が早くなり、リラックスできて睡眠の質も増加。

 

朝目覚めたときにスッキリ感が増し、結果、元気になってキャパシティが上がるので、

取りたい行動をめんどくさがらずに取れるようになっていきます。

 

個人的には筋トレも習慣的に行っていて、筋肉量の増加によって体力もアップし、長時間の仕事にも耐えられるようになりました。

 

肉体状態の良さはそのまま「行動できる自分作り」になるので、ぜひ取り入れてみてほしいと思います。

 

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