この記事では、コーチングで人生が変わる理由、コーチングの効果について解説していきます。
【記事を書いている人→ 池田潤 コーチ・メンタルトレーナー。20代で6万5千部のベストセラー含む5冊の本を出版(自分の武器を見つける技術、無愛想のススメなど)。約1000名が参加した心を鍛え整えるジム「イケジム」を運営。コーチ・トレーナーとして心の状態&パフォーマンスを最大化するサービスを提供。京大法学部合格後、ブログを書き始め今に至る。趣味は、筋トレやボドゲ、読書。毎朝起きてカフェに行くのが日課】
コーチングで人生が変わる2つの理由
コーチングで人生が変わる理由は、
【心からワクワクするゴール設定】と【行動目標の明確化】が行われるからです。
僕らは通常、本物のゴールを設定せずに日々を過ごしています。
それすると心がワクワクしないことに加え、今日やるべきことも明確になりません。
例えば、船でイタリアに行きたいとしましょう。
イタリアに行くことがワクワクするゴールです。
3ヶ月後に船でイタリアに行く。
そういうゴールが決まれば、2ヶ月後までにどこに到着しておく必要があるか。
1ヶ月後にはどこにいればいいか。2週間後までに何を準備する必要があるか。
1週間後はどうか。
では、【今日何をする】必要があるのか。
という風に、ゴールが決まるからこそ逆算して「今日やるべきこと」が決まります。
そして、その今日やるべきことを一つ一つ実行していくことで、3ヶ月後にイタリアに辿り着くことができます。
ゴールを設定しないということは、例えるなら、海に船を浮かべているだけの状態。
そのときの波の状態や、天候に揺られ左右され、辿り着きたい場所に辿り着くことはできません。
僕らが何となくの願望はあってもなかなかその願望が実現しないのは、
ゴールが決まっていないことによって「今日やるべきこと」も決まらないからです。
実際、LockeとLathamの研究では、35年間におよぶ研究を通じて、
具体的で挑戦的なゴールが設定された場合、パフォーマンスが10%から25%向上することが報告されています。
ゴールが設定されることで行動に指向性が出て、行動が持続し、戦略を発展させ、達成感を増大させるからであると言われています。
話を戻して、
「なんとなくの日々」を過ごしている間に、気づいたら時間が経っていて、時間は経っているのに現実に変化が生まれません。
それはシンプルに、ワクワクするゴールの設定と、行動目標の明確化が行われていないからです。
ワクワクし楽しんでゴールに辿り着く状態
ただ、この「ゴールの設定」「行動の明確化」と聞いて、「なんだかしんどそう…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
気持ちはよくわかります。
例えば、受験勉強のときなど、試験に向けて勉強という努力を重ねる日々を過ごしたけど、しんどかったということってありますよね。
目標達成をイメージするとき、その「しんどかった日々」をどうしてもイメージしてしまうことがあります。
しかし、コーチングに効果があるのは、「ワクワクするゴールに向かう日々を楽しむことができる」点です。
これは【Want toの状態】と呼ばれますが、「やりたいからやっている」という意識で日々行動できること。
そのメンタル状態を作り出すのがコーチングです。
ですので、イメージされるような「苦行に耐えて、なんとか目標達成する」というのはコーチングにおける目標達成ではありません。
そんな状態で行動しなくてはならないなら、それはコーチングがうまく機能していない証拠ですし、実際ゴール達成は非常に困難でしょう。
お金を払ってまでコーチングを受ける意味は、本当に良い状態で目標に向けて行動できるようになるからです。
・Want toの状態で日々の動きたくてたまらない状態を手に入れること
・それによって心から望む目標を達成すること
それこそコーチングが提供する価値であり、
・アスリート
・起業家
・副業を始めたい会社員
・資格試験合格を目指して勉強する人
・YouTubeなどの情報発信でフォロワーを伸ばしたい人
・合格目指して勉強する受験生
など、全ての「目標を達成したい」と考える人に役立つのがコーチングです。
“Does coaching work? A meta-analysis on the effects of coaching on individual level outcomes in an organizational context” という論文では、
ビジネスや組織におけるコーチングの効果についてのメタ分析(複数の研究結果を統合して効果の大きさを評価する研究方法)が行われています。
この研究では、コーチングがパフォーマンス、自己認識、学習、能力開発などに対して有意な影響を及ぼすことが確認されています(The Journal of Positive Psychology, 2013, Vol. 8, No. 5, 377–391)。
アイデアを生む質問と心理的サポート
さらに、コーチングではコーチがついて、二人三脚で目標達成に向かっていきます。
1人で行動していくときとは違い、コーチが的確な【質問】によって、
・優れたアイデアを出すこと
・視野を広げること
・より良い方法の発見
・解決策の明確化
・効果的な振り返り
・思考や認知の偏りを修正
をサポートしてくれます。
僕らは自分一人で物事を考えると、どうしても自分の思考の癖に縛られてしまうものです。
アメリカなどでは企業のCEOがコーチをつけることが一般的です。
エグゼクティブコーチングと呼ばれたりします。
なぜCEOがコーチをつけるかというと、一人だけで考えることによって思考の癖、限界、偏りが出ることが分かっているからです。
そうならないよう、アイデアが枯渇しない、良い方法が思いつかずに壁にぶつかることを避けるためにもコーチをつけます。
また、認知に偏りがある場合も、対話によって修正することができます。
「今、短期で結果が出ないことでセルフイメージが下がり、自分を下げてでも結果を出そうとしている。でも、それだと逆に結果が出なくなる方向に。そうではなく、今こそ高いセルフイメージで行動していくことが大事」
「他者に意見によって今、自分の軸がブレそうになっている。本当は自分はどうしたかったのか。自分が大切にしたいことは何か。それをもう一度思い起こしていくことでパフォーマンスを上げることができる」
など、短期の結果や他者の言動によって状態が下がったときも、対話を通じてそのことに気づき、修正することができます。
さらに、コーチングでは、
・勇気づけ
も行われます。
人生では色々なことが起こります。結果が出ない。人間関係がうまくいかない。突発的な出来事。社会環境。
そういった状況の変化の中で、僕らは自信が低下したり、モチベーションが下がることがあります。
そのとき大事なのは「自信を回復させること」であり、勇気づけられるコミュニケーションによって状態を回復させることも可能になります。
・ゴール設定
・行動の明確化
に加え、
・より良い方法の発見(思考の整理)
・勇気づけという心理的サポート
も同時に行われることによって、クライアントのパフォーマンスを向上させます。
“Coaching for Improved Work Performance” という論文では、コーチングが職場でのパフォーマンス向上に役立つことを示しています。
特にコーチングが自己効力感、モチベーション、目標達成などに影響を及ぼすことを示しています(F. P. Fournies, New York: McGraw-Hill, 2000)。
このように、コーチングの効果については数多くの研究が行われており、科学的にも効果が実証されています。
コーチングを活用して、心から望む願望をどんどん実現していきましょう。
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