「つい不安になってしまいます…」
という声を聞くことがある。
もちろんそこには色んな原因があって一概には言えないこと。
なので、今回お伝えすることが全てというわけではないのだけど、一つの原因として、
「現実的アプローチ不足」があり得る。
つまり、
「こうしていこう」「こうしていけばいい」
という策が不足しているということ。
「どうしたらいいか分からない」
「何をすればいいか分からない」
その状況になると、人は不安を抱きやすい。
逆に、今たとえ現状が上手くいっていなかったとしても、
「こうしていけばいい」
という策や先の姿が見えていれば、そこまで不安にはならない。
例えば、私が受験生だったとき、11月の模試の判定でE判定が出た。
だが、不安にはならなかった。
なぜE判定が出たのかという理由は分析済みだったし、これからどうやって勉強すればいいかという策もあったからだ。
「ただ、淡々と勉強する」
それが欲しい結果に直結することが分かっていたから、ただ日々自分がするべきことをするだけだった。
そして、それができているのであればそれ以上にできることはないのだから、不安になることもなかった。
やけに不安になる人は、自分が何をすればいいのか、どういう現実的なアプローチを取ればいいのか分からないでいることが多い。
現実的に考えなければ考えないほど、人はネガティブな思いを必死に見ないようにして隠すようになる。
けれど、ことあるごとにその不安が顔を出して、また必死に隠す、ということを繰り返すようになるのだ。
臭いモノに蓋をするような感じか。
現実的になると不安になるのではなく、現実的に「こうしていこう」というアプローチ法が分からないから不安になる。
現実的アプローチを取るとは、願望を持たないとかそういうことではない。
むしろ逆。
本当に願望を実現したいと思えば思うほどに、できることをやりたくなるものだ。
やる気が高い人は、自分が何をすればいいのかよく分かっている。
何をすればいいか分かっていて、それが自分の望む結果にもつながっていると実感しているとき、人のやる気は高まっていく。
現実的になるとやる気が出て、現実的にならなければならないほどやる気は下がる。
やる気が出ないなと感じている人ほど、あまり現実的には考えていないことが多い。
そこらへんは「いけじゅんBAR」でもすでに語っているのでよければ観ておいてもらえれば。
いけじゅんBAR「なぜ、大きな目標があるのに行動できないのか?」
より深い内容はメルマガに書いています。
オンライン人生相談BAR「いけじゅんBAR」もやってます。
いけじゅんBAR第2回「なぜ、大きな目標はあるのに行動できないのか?」
4冊目となる著書はこちら。