好きなように生きるっていうのは我慢をやめるってことなんだけど、この我慢ってやつが深いんだよね。

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人生でつらいのは「我慢」だよな、と思う。

 

とにかく、やりたいことを我慢するというパターンが内側にあることって多くて、我慢を重ねるとまあどんどん元気はなくなっていく。

 

我慢でよくあるパターンっていうのは、「自分を抑えればいい」というパターン。

 

言いたいことを言えない、主張したいことを主張できない、という我慢のパターンに慣れすぎて、なんかもう「苦しい状況に居続ける」みたいなこともよくある。

 

苦しい状況に居続けるというのは、場所を移れないってこともあるけど、それだけじゃなくて。

 

我慢をやめられないということ。

 

例えば、我慢というのは、ずっと無料でやってたけど不満で、それでもまだ無料でやり続けるとか、

あまりにも低価格でやってて実はすごい不満だったけど、それでもその価格でやり続けるとか。

 

そういうときの「苦しい場所にいることをやめる」っていうのは、ちゃんと価格をつけるってことだし、ちゃんと値上げするってことでもあるわけだ。

 

でも、それ、怖いぜ。笑

 

だって、誰も買ってくれなかったらどうしようとか思うし、相手にしてもらえないんじゃないかとかも思うかもしれない。

 

我慢しないっていうのは、でも、それでも自分が心地よい、これなら納得できるという価格をつけるってこと。

 

あー、怖い。

笑。

 

例えば、「与える」とかっていうのも、それ自体もちろん素晴らしいことなんだけど、

素晴らしいことであるがゆえにそこを隠れ蓑にして、自分の不安に逃げている人もいるわけよ。

 

まじで素晴らしい隠れ蓑だぜ。与えるっていうのは。

 

素晴らしいんだけど、

素晴らしい隠れ蓑でもある。

 

俺はこれだけ与えているんだから間違っていないし、愛される価値あるし、認められる存在だって感じで思える。

 

いや、別に与えてなくても素晴らしいし愛される価値あるしすでに認められてるんやけど。

 

でも、そうは思えないし、そう思うのって勇気いるわけだ。

何もしないでいいってことだから、それは。

 

あー、怖い。何もしないの怖い。ってなるわけだ。

 

もし「俺はこれだけ与えてるんだから〜」という思いを隠し持っている場合というのは、与えていない人を無意識に責めてる。

で、自分を正当化したくなる。

 

誤解のないようにしたいんだけど、与えることは素晴らしいこと。

 

要は、その根本的な動機は何なのか?ってことが大事で。

 

実際にやっていることより、その動機の方が人生を決めるんだよね。動機が人生を決める。長期的に見れば。

動機っていうのはその人の本質。本当の状態であり、本当のその人。だから、やっていることより、動機を見た方がいいよな。どんな人か知りたいときは。

 

で、そういうときの我慢しないっていうのは「もう与えない」ってことなわけだ。

 

え。ありえない。それはありえない!ありえなすぎ!

 

そう思うはずなんだよね。

 

「怖すぎて与えないなんてできない」

 

そうなる。

 

つまり、無愛想のススメで言うところの、「愛想良いのも無愛想なのもどっちもできる」状態ではなくて、無愛想になれない状態と同じなわけよ。

与えないことができないっていうのは。

 

要は、どこか強迫的に与えているということで、その強迫感というのは恐れからきているわけだよね。

 

本当に与えることができる人っていうのは、与えないこともできる人。

 

それはつまり、自分の存在に自信を持っている人。

 

そうじゃない場合は、与えない人を責めるか、見返りを返してこない人を責めるかになる。

要は、結局何かが欲しくて与えていた、ということなんだよ。

 

欲しがっているのは、承認だとか愛だとか忠誠だとか尊敬だとかね。

 

そういうのがなくても独り立っていられるというのが強さで、

その強さがある場合にこそ「人を一切縛り付けない与える」ができるわけだ。

 

それができる人は超強い。超強いよな。

ある意味それは、何もしないができる人。

 

何もしないができる状態で何かをしている人が一番強いわけだ。

 

だから、一回何もしないを通ってみるのも良い。

そこを通った上で、何かをする。

すると、エネルギーが変わる。

人を縛りつけない、純粋な与えるってことができるようになる。

 

何もしないを通った人って、強いと思うよ。存在レベルで。

 

その状態になるには自分の恐れと向き合う必要があって、

でも、それよりは今までの隠れ蓑に逃げてごまかしている方が楽だ。

 

楽じゃないんだけど、楽だ。

 

我慢してるけど安心はあるみたいな。

(不安の上に乗っかってる安心だけど)

 

だから、ほとんどの場合、そのまま。

 

そのまま同じ状態で、人をあれこれと変えながら本質的には同じことを続ける。同じ苦しみを生みだしながらね。

 

無条件に自分に自信を持つっていうのは、その人の行動の動機を変える。

 

そのときにこそ、本当の意味で与えるってことができるし、その状態で生きるっていうのが心地よいものなんだよね。

で、それは逆に言えば我慢しないでいられるってことだから、自分がしたいように、好きなように生きることもできるようになってくるってことなんだ。

 

 

 

 

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