なぜ、人は疲れるのか?
それは「結果」のことを考えすぎるから。
結果のことを考えないなら、人は疲れない。
子供を見てほしい。
子供はあまり結果のことをどうこうと考えない。
だから、妙な疲れ方はしない。
もちろん身体的には疲れるだろうけど、妙な疲れ方じゃないよね。
気力を奪ってしまうような疲れ方じゃない。
ただ逆に、気力を奪うような疲れというものも存在する。
その気力を奪うような疲れというのは基本的に「結果のことを考える」ことから生まれる。
全ての行動が未来の結果のためにある。
そういう日々を送っていると、人は妙な疲れ方をする。
例えば、休暇に友達と旅行に行くことってあるよね。
それが「休暇」にやること。
休暇にやることは、それ自体が目的になってる。
もちろん旅行には目的地があるけれど、その目的地に行く道中それ自体が目的で、わかりやすく言えば、それをやっていること自体が楽しい、ということ。
例えば、ゲームや漫画も同じ。
多くの人がゲームや漫画が好きなのは、それをすること自体が目的だからで、そこに自分の価値を左右されるような「結果」を求められることはない。
ただ、これがプロゲーマーや漫画家になってくると話は違ってくる。
普通のゲーマーとプロゲーマーは、疲れ方が違いそうだよね。
漫画を描く人と、読む人でも疲れ方は違いそう。
プロゲーマーも漫画家も、燃え尽きのような傾向が出てもおかしくはない。
ただ、例えば有名なプロゲーマーの梅原大吾さんの本を読んでいると、彼はメンタル的に優れた方法を採用していると感心する。
メンタルトレーニング的に理屈に合った方法を取っているんだよね。
だから、継続して結果を出せる。
ときどさんもそうかな。
結局、トッププレイヤーはメントレ的に理にかなった方法を採用していて、そうじゃない場合、ストレスフルな方法を採用していることが多い。
ストレスフルな方法というのはすでに時代遅れで、その方法を採用している限り望む人生は得られない。
だって、ストレスフルじゃない方法を採用している人がいるわけだからね。
で、じゃあ普通のゲーマーとプロゲーマーの何が違うかというと、「結果」なわけだ。
結果が求められるか否か。
そこが大きく違うわけで、その違いが生まれた瞬間に、ストレスや疲れというものと向き合うことになる。
ただ、現代社会で生きていれば、結果というものと離れて生きることがなかなかできない。
だからこそ提案しているのが、結果を求められる中でも結果を求められていないときと同じパフォーマンスを発揮してみましょう、ということなんだ。
それが「良い状態」ということで、その状態でいる力を持っているからこそ、妙な疲れ方をせず、余計なストレスを感じずに行動することができる。
例えば、ブログを書くにしても、何かを目的にしたときと、書くことが楽しいから書いているときで、書き終わった後の疲れ方は違う。
その疲れ方の違いは、
「また書きたい」と思うか、「休みたい」と思うかの分かれ目になる。
継続して書き続けるためには「また書きたい」と思える書き方、書く状態を作る必要があるわけだ。
そこは、スキル。
そのメンタルスキルを持っているから書き続けられるわけで、そこがなければ「休みたい」と感じる「状態」で書くことになり、
一定期間は気合いと根性でなんとなるけれど、保たない。
妙な疲れ方をして、燃え尽きる。
逆に言えば、燃え尽きていないということを見れば、その人がどれだけ高いメンタルスキルを持っているか、ということも分かる。
良い状態を得るためのヒントは、結果から離れた「それ自体が目的になっている行動」。
ただ、その感覚を忘れている人も多いので、そういう人はぜひ休暇を取って、未来の結果を目的にした行動習慣というものから離れた、ただそれが楽しいからしている、という感覚を思い出してみてください。
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