感情って自分の物の見方や受け取り方、自己概念にすげえ影響を受けてるよね、ということを書きたくて、現在キーボードを叩いています。
例えば、自分の隣を人が歩いていたとして、まあわかりやすく異性だとして、
その人が少し笑っていたとしたら、どう感じる?
ここでの感情って、その人のセルフイメージによる。
普段から自分を責めたり否定したりダメなんじゃないか俺的な思考をしている場合。
多分その「うふふ」が、
「あ、今俺笑われた!なんかおかしなことしたか?ご飯つぶついとる俺?大丈夫か?」といった心配になったり、「バカにされたかも!ぎゃあ!」という恐れになるかもしれない。
でも一方で、
「これは恋の予感ってやつか?」と感じる人もいるかもしれない。
つまり状況によって生まれる感情というのは人それぞれで、
状況から生まれる感情というのは結局、「自分が自分のことをどう思っているか?をもとにした解釈」から生じるものだということが分かる。
だから、自己概念が低い状態、自分は愛される存在じゃない、自分は認められていない、自分はダメと「そもそも」思っている場合は、
周囲の出来事に落ち込むことが増えるわけだ。
自分は愛されてないじゃないか?と「そもそも」思っていると、
LINEの返信が少し遅いと不安になってくる。
少しそっけない感じだと不安になってくる。
他の異性と話しているだけで不安になってくる。
といった感じで、周囲の状況によって自分のネガティブ感情が大きくなる。
で、そのネガティブ感情を感じるのは嫌だから、
「状況」を変えようとする。
つまり、相手をコントロールしようとする。
例えば、LINEの返信を急かしたりとか、束縛をしたりとか、そういう風に相手をコントロールすることで「自分の状態」を上げようとするわけだよね。
でも、基本的に他人を含めた状況というものはコントロール不可能だ。
人は誰かにコントロールされるために生きているわけではなく、自分のしたいことを自由にするために生きている。
だから、コントロールを続けていると、次第に関係がうまくいかなくなってくる。
結果、関係がどんどん悪化して、例えば破局を迎え、「やっぱり自分は愛されていない」という現実を体験することになる。
自分が考えた通りの現実を自作自演するわけだ。
ただ、それは悲しいよね。
できればもっとハッピーなことをたくさん経験したい。
そういうときに大事なのは、
状況はそのままで、まずは自分の状態を上げること。
それは具体的には今回の場合は、自己概念の方を見直す、ということ。
つまり、
「自分は今不安という感情を感じているけれど、本当に不安になる必要はあるのか?その不安はどこから来ているんだ?自分自身の不当に低い自己概念から来ているんじゃないか?」
という問いを立ててみる、ということ。
出来事に対して反応的に感じる自分の感情というのは、過去のある時点から持ち続けている自己イメージの反映だ。
だから、その反応というものをもとにして行動することは待った方がいい。
反応をもとにして行動する場合は、過去と同じ経験をすることになる。
感情というのは自己イメージの反映だから、逆に言えば、ネガティブ感情を感じるところにネガティブな自己イメージが存在する、ということでもある。
自分自身の信念の問題なのでは?と考えることができるだけで、周囲の状況や他人のせいにするのではなく、
自分自身を成長させる方向で物事を考えていくことができるようになる。
実際、その自分の自己概念やセルフイメージ、思い込みこそが本質的な部分であることがほとんどだから、そこと向き合い気づくことで、真にこれまで経験してきた苦しみから解放されることができるんだよね。
相手を責めたりコントロールするよりもまず、自分の自己概念と向き合ってみる。
自分の感情を生むことになっている自分の前提を見直してみる。
それが、これまでうまくいかなかったことをうまくいかせるための、一つの方法です。
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