さて、今日は「自己否定」について。
自己否定するときって、
「自分を否定する理由があるから、否定してるんや」
と思うんだけど、実は、
「自分を否定すると決めているから、否定する理由が見つかる」
ということだったりする。
自分は否定するべき存在だと決めている、思っている、信じ込んでいる場合というのは、
自分の小さなミス、失敗、他人の言葉、発信が「自分を否定する理由やきっかけ」になるわけよね。
で、そこを「直そう」とするわけなんだけど、直したとしても、否定する理由というのはエンドレスに生まれてくる。
そもそも否定すると決めているわけなので、どうにかして自分の足りない部分とか認められない部分とかを発見してくる。
脳って素晴らしい力を持っているから、決めたことの証拠というのは絶対見つけてくるわけだ。
で、基本的に、自分の足りない部分、ない部分に目を向けるということはしんどいこと。
そこにずっとフォーカスを当て続けるのは、まじしんどい。笑
ただ、自分は否定されるべき存在だ、と決めている、信じている場合というのは、
否定すべき理由を繊細に発見してくるわけなので、そのたびにフォーカスをそこに当てるわけで、
そうなるとまあしんどいよね、という話になる。
まず大事なのは、そういう風になっていることに気づくこと。
そもそも自分を否定するべき存在と決めている、信じている場合というのは、
どれだけ成功したり結果が出ても、その結果とかどうでもよくなるからね。
大したことじゃなく感じるし、それを理由に自分に自信を持つことはできない。
人からすごいとか言われても、受け取ることはできない。
なぜなら、結果を出した瞬間からそれは「ある」ものになり、「ない」ものではなくなるので、
否定する理由を探している(ないを探している)脳からすれば、視界に入ることもなく、価値を感じることもないからだ。
そうなると、良い状態で何かをする、日々を生きる、活動を続けるというのは難しくなってくる。
苦しみながら仕事をする、ビジネスをする、活動をする、ということになってしまうわけだよね。
個人的には、そういうのは勘弁!で、楽しく日々を生きていきたいし、楽しく好きな活動をしたいと思ってる。
そうなると、その否定してしまう自分と向き合うことが必要になって、今書いているようなことを考え始めたんだよね。
で、じゃあ結局自己否定はどうやったら減らしていけるのかというと、
自己否定しないと決める
ことなんだ。
それは別の言い方をすれば、
自分は自分でいいんだと信じる
自分はこの自分でうまくいくんだと信じる
自分は価値ある存在だと信じる
という、「決める」「信じる」ってことがカギになってくる。
結局、その前提やセルフイメージ、土台となっている部分に変化が起きないと、脳が懸命に証拠を探してしまうから。
ただ、こう書くと、
「どうすれば決めれますか?」
「どうすれば信じられますか?」
と聞かれることになるし、その疑問が出てくるんだけど、
実はそれは日本語自体がおかしい、ということに気づくことが大事。
決めるはただ決めるであり、
信じるはただ信じること。
どうすれば?は、そこにはない。
ただ決めるのであり、ただ信じるんだよね。
根拠はない。
ここが最大のポイントであり、最大の壁であり、最大の難所なんだけども。笑
ただ決めること、ただ信じること。
それが科学的っぽくないけど実は科学的で、その勇気を持てるか、そのパワフルさを知っているかどうか、が大事。
長々と書いたけど、結局やることはシンプルで、決めて、信じる、ということなんだよね。
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