さて今回は、
なぜか人間関係がギクシャクしてしまうとき、について考えていきます。
人間関係のギクシャクの原因というのは何なのだろう。
もちろん、原因は多種多様すぎて一つにまとめることはできないけど、
大きなものとして「自分が他者に否定的になっている」というものがあります。
人間関係は複雑な要因が絡んでいたり、相手の問題もあったりするわけだけど、
今回は「自分にできること」「自分に変えられること」という観点から書いていくね。
自分が他者に否定的になっているというのは、他者をジャッジしている、ということでもある。
ジャッジっていうのは「ダメやろ」「おたんこなす!」「あれは正しくないよ!」というようなこと。
ただ、生きていればジャッジなんて無数にしてしまうものなので、
やめるというよりは「気づく」ということができるようになるのが良くて、文章というのはそれだけで気づきにつながるところがあるので、書いていきます。
犬理論
さて、ジャッジをたくさんする状態、他者を否定する状態って一体どんな状態なんだろう。
ここで、そのことを分かりやすくするために、犬のことを考えてみよう。
よく吠える犬って、基本ビビりだったりする。大きな犬って鷹揚として、ゆったりしていて、余裕のある感じでノロノロ歩いてる。ただ、ビビりな犬はワンワンキャンキャン吠える。ビビるからこそ、威嚇するわけだね。
自分が弱いと知っているから、自己防衛的に吠えるわけだ。
このハーバードが証明した犬理論によると(でたらめ)、
他者を否定したくなる一つの理由は、「自分が弱いと思っているから」ということになる。
要は、自信がない、ということだね。自分に自信がないとき、他者に対して否定的な気持ちを強く感じるようになる。
目的は、自己防衛。
自分の価値や自分の素晴らしさを保つために、自分以外を否定しないといけない、という状態。
防衛と正当化
この状態になると、自己防衛モードになり、他者を否定しようとするメンタルを根底に抱えることになるので、他者の悪い部分、ネガティブな部分がよく見えるようになる。
ある意味、「悪い部分を見つけようとしている」とも言える。
同じ人でも、良い部分もあれば、良い見方もある。
だけど、そちらになかなか意識を注ぐことができず、ネガティブな面がたくさん見える。
結果、「あの人は嫌な人だな」と思う。
なぜか嫌いな人が多い、という場合、この状態に陥っている可能性が高い。
さて、もう少し深くつっこんでいこう。
自己防衛モードになるということは、自己正当化モードになるということでもある。
自分を正当化しないといけない、と強く感じている状態。
この「自己防衛」「自己正当化」度合いは、あなたがあなたを認めていない度合いに比例して高くなる。
例えば、あなたが自分の価値を心底信じているとしよう。
そのとき、あなたを認めない人が目の前に現れたとしても、
あなたはあなたを認めているので「あ、そう( ̄∀ ̄)」という感じで、緑茶を飲める。
逆に、あなたがあなたを認めていないなら、認めてくれない人に対して「ムカつく!」と思って、サンドバックの方に向かって歩き出す。
あなたが自分を認めていない分だけ、自分を認めていないように見える他者に対してのムカつきは増えるわけだ。
そのムカつきは、ジャッジや否定につながる。
そして、自分が他人にジャッジや否定をすると、そのオーラが相手に伝わり、あなたにも同じものが返ってくる。
つまり、お互いを否定的に見る見方が定着してしまうわけだ。
これが「ギクシャク」の原因。
ふう、やっとここまで来れた。笑
ということは、だ。
他者とのギクシャクを解消するには、
自分が自分を認めること
という結論に至る。
なぜなら、自分を自分で認めることができたなら、
自己防衛や自己正当化が必要なくなり、それはつまり、他者を否定的に見る見方が減るということだから。
自分の状態を上げる
ことが、ギクシャクを解消する根本的な方法、ということになるんだね。
結局、そこ。
自分の状態を上げる。
自分が先に変わる。
そこに気づき、相手のせいではなく「自分で自分を認める」ことに取り組み始めたときから、世界は変わってくる。
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