基本的に、セルフイメージが低いとネガティブになる回数が増えるもの。
セルフイメージが低い、前提が低い、言い方は何でもいいんですが、
要は、自分には価値がないとそもそも思っていると、とにかく外側に出てくる要因が「自分がダメな証拠」に見えてくるわけだね。
前提が低いと、外的要因によってメンタルがブレやすくなる。
失敗した、うまくいかない、結果出ない。
そういうときにメンタルがブレて、ブレた分だけネガティブを感じ、それがつらいから何もしたくない、というところまで行くこともある。
ただ、外的要因って自分で全部コントロールできるわけじゃないし、愛されると信じきっている人でも嫌われることはある。
嫌う嫌わない、ジャッジするしないは、相手の領域の問題であって、自分でどうにかできない部分が大きいからね(どうにかできる部分もある)。
となると、いつも外的要因で自分を支えているなら、いつも恐れを抱えることになる。
この状態が「前提が低い」状態。
自分を自分で支えられないがゆえに、外的要因に頼り、外的要因に頼るけれど、
生きていれば当然うまくいかないこともあるから、外的にネガティブになると一気に崩れてしまうんだね。
外的要因にだけ頼れば、崩れるのは早い。
もちろん外的に優れていること、満たされていることが悪いわけはなくて、
そこがあるのは素晴らしいことだけど、そこが満たされているのは先に内側が満たされているからだったりする。
自分の機嫌が良いから機嫌が良い人が集まり、自分の機嫌が悪いなら機嫌の良い人は離れちゃうという、そういうことだね。
前提と達成
あと、目標達成系の話にしても、
前提が低いと、結果が出ない期間をなかなか耐えることができなくなってしまうんだ。
結果が出ない期間大事なのは、自分の心的イメージ。
つまり、自分の心の中で結果が出ると信じていること、なんとかなると考えられること。
その心の中のイメージで自分を支えることになるわけで、
もしも外的要因だけに頼るなら、心的イメージが弱いがゆえに耐えきれず、達成前に諦めてしまうことになる。
いつも一喜一憂するマインドで生きることになるから、とにかくしんどい。
一喜一憂すること自体に疲れ果ててしまう。
これはよくあることで、
逆に、前提力が高いということは、外的要因はどうあれ淡々とできる、ということ。
淡々さに、前提力は現れる。
淡々さとは、一喜一憂しないということ。
もちろん多少の感情のブレはあるものの、行動を左右されるほどではない、という感じかな。
前提と人間関係
日常生活で言えば、前提が低いと、人間関係の中でネガティブになることが増えてしまう。
そもそも自分を責めているがゆえに、相手の行動にこれまた一喜一憂することになるんだね。
この「一喜一憂」「一貫性がない」というところに、前提力の低さが出てくるもの。
要は、「安定感が薄くなる」ということなんだ。
これは、例えば会社などで働くということに関して言っても、安定感がある人は信頼されやすい。
実際、安定感がある人がいるとすごく助かるよね。
一緒に働く上で。
一緒に働く上で機嫌が良い人、安定している人というのは「一緒にいたい人」であり「そこにいてほしい人」であり、
能力云々以上に、そういう安心感や安定感を与えられるということで組織にとって欠かせない存在になることもできる。
前提力の高め方
じゃあ、どうしたら前提力を高めることができるか。
まず大事なのは、自分の前提次第なんだ、と捉えること。
前提の存在やその価値に気づけない場合、人はとにかく外的要因の方をコントロールしようとする。
つまり、好かれようとする、嫌われないようにする、失敗しないようにする、ミスしないようにするという「今まで通りの対処法」で自分のネガティブに対処しようとするわけだね。
恋人がいる人なら「恋人のせいで自分の機嫌は悪い」と考える。
もちろん極端なケースもあるけれど、一向に解決されない場合、自分の前提に目を向けてみる姿勢が大事になるもの。
「外的要因のせい」というところに入ってしまうと、前提力に関するいかなる方法も、トレーニングも、効果はない。
というか、理解できないと思う。
「前提?は?何?」ってなる。笑
そこを越えて、自分の前提に目を向けられるようになったら、
新しい前提、新しい意識で世界を見て、体験を新しく解釈する練習をしていくことになる。
実はここにも壁はあって、
あまり難しいことをいきなりやりすぎると、挫折する。
やっぱり私には無理、これまで通り生きていく、ネガティブなまま生きていく、となって取り組みをやめてしまうケースも多いんだね。
ただそれは「自分にとってハードルが高いことをやりすぎた」だけで、要はトレーニングの取り組み方の問題で、
実際、前提を上げるとは気分を上げることなわけだから、苦しいよりもラクになるはず。
そうならないのは、自分にとってハードルの高いことをやりすぎて、「自分はダメ」前提がそこで発動したから。
「練習しているのに、できない自分はダメ」というところに入ってしまったからなんだ。
とにかく前提が「ダメ」になっているから、トレーニング中もその前提が発動するんだね。笑
ここがまた一つのハードルで、
前提の低さはトレーニング中にも発動する
から、自分の感情がついてくるところから着実にやっていく必要がある。
結局、そこができないから取り組みが楽しくないものになり、続かない。
結果、前提を高めることの素晴らしさに本当には気づかないまま終わってしまう。
筋トレはきちんと方法を学ばないと怪我をしたりなかなかうまく発達しないけど、それと同じ。
メンタルに関しては筋肉以上に繊細が部分があるから、トレーニング方法に注意しないと「方法は知ってるけど身についていない」「できていない自分を責めて取り組みそのものが嫌になる」ということが起こっちゃう。
だから大事なのは、
自分に合ったことを着実にやっていくこと。
そこができれば、着実に良くなっていくし、取り組み自体も楽しいし、状態も良くなり、自分本来のパフォーマンスを発揮することができるようになっていくんだね。
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