さて今日は、努力が報われない…と悲しくなったときの対処法について。
「あんなに頑張ったのに、結果が出ない、伴わない」
となると、メンタル的にキツイよね。
泣きたくなるし、無力感に苛まれたり、やめたくなる気持ち、めちゃくちゃ分かります。
勉強、仕事、ビジネス、恋愛。
あらゆる分野において、努力したのに報われないという状況に陥ることはあり得るもの。
そういうとき、どうすればいいのか?
どうすれば気持ちを前向きに保つことができるのか?
今日はそんな方法について。
努力が報われないとつらいのは、
何もやっていないわけじゃないから。
何もやっていないわけではなく、自分なりに頑張っている。であるにも関わらず、その分の報酬が得られない。
そのときの悲しみたるや、まじ凄まじだ。
「もう何もかもやめてしまおう。
これ以上やったって無駄だ。
俺には、無理だったんだ。」
本当に、そう思ってしまう。そう感じてしまう。
分かる。すごく分かる。
そこから何とか気持ちを立て直して、なんとか這い上がって、という経験が自分にもあるから、本当によくわかる。
よく分かるがゆえに、この記事では今まさにそう感じている人に向けて、伝えたいことを本気で伝えていきたいと思います。
努力が報われるか報われないか。
ここに関しては、実はロジカルな点がかなり大事になってくる。
ロジカルで冷静な視点が、実はかなり重要なんだ。
もちろん、お母さんのように優しくあなたを励ますこともできるし、それもすごく大事なこと。
ただ、この記事では、もう少しロジカルに努力が報われないということについて考えてみたい。
結果に影響を与えているものを理解する
まず、「結果」というのはそもそも多因子、つまり、様々な要因が絡んでくるもの。
例えば、ビジネスでは「先行者利益」というものがある。
始めるタイミングが早ければ早いほど有利で利益を得るということで、
ある意味、この時期というのはタイミング的に「努力が報われやすい時期」にあると言えるよね。
ということは逆に言うと、時期が遅れると、最初の頃よりは結果が伴いにくいということになる。
仮想通貨が一時期一気に流行って、今はそれが収まっているけれど、
例えば、今仮想通貨に取り組んでも、過去のようにバブル的な報酬というのは得にくそう。
ということは、努力が報われにくい状況になっているわけだね。
つまり、時期によって、タイミングによって、
努力の報われやすさが変わる、ということ。
人生においては、「タイミング」という因子が絡んでくる場合がある。
この話は、「だからタイミングが大事!」ということを言いたいというよりも、
努力が報われないと感じたときに、
そこにはそれ相応の理由があるかもしれないと考えられることが大事、ということが言いたいんだ。
つまり、自分のせいじゃない。
自分のせいじゃなくて、タイミングのせい。
そして、タイミング的に「もう少し量をこなさないと報われる領域にまでたどり着けない」ということもあるってことなんだね。
単純な量の問題
例えば、筋トレは成果が出るまでそれなりに時間がかかる。
3ヶ月はかかる、としようかな。
その3ヶ月間は黙々とやっていって、ようやく結果が出てくるわけなんだけど、
もしも「3ヶ月かかる」ということを知らなかったらどうだろう。
例えば、1週間やったらムキムキになれる、と思っているとするよね。
もしそう信じている人が1週間筋トレしたら、自分の体がムキムキになっていないのを見て、
「努力って、報われないんだ…」
と絶望の淵に叩き落されるかもしれない。
でも、3ヶ月かかるよ、とあらかじめ知っていたら、
「ま、こんなもんしょ。続けよ( ̄▽ ̄)」
と思えるよね。
1週間の時点で努力が報われないと感じている人が、なんとか粘って2ヶ月筋トレを続けたとしよう。
そのとき、もちろん2ヶ月前よりは変わっているとしても、それでも理想とは程遠い体を見て、
「俺には、筋トレの才能はない。もう、無理だ。やめぴーだ」
となって、本当に筋トレをやめぴーする可能性が高い。
ただ、3ヶ月かかると知っている人は、
「お、ここのところは変わってきたな。きざしが、見えるな。素晴らしい。あと1ヶ月、頑張るぞ!」
と思う。
つまり、どのくらいの量が必要かを正確に測ることができている人は、
きちんと報われるところまで筋トレを続けることができ、
どのくらいの量が必要かという目算が少ない場合、努力が報われないと感じることが多い。
どちらかというと、目算は厳しい方が、メンタルは折れない。
努力が報われないと感じることは少なくなる。
例えば、筋トレは「1年」続けないと目に見える成果は出ないと考えているとすると、
もちろん1週間で結果が出なくてもメンタルにダメージはないし、
1ヶ月、2、3ヶ月でもダメージはないよね。
むしろ「思いのほか、短期間でも体って変わるんだな」と感じることができる。
目算が厳しめな人ほど、メンタルって折れにくいんだね。
メンタル強めな人は、自分に長期的なスパンを用意していることが多い。
「とりあえず、1年やってみてどうなるかだな」
「とりあえず、100回やってから考えよう」
というように、最初から自分に用意するものが長期だったり大量だったりする。
そうすると何が良いかというと、少なくとも1年はメンタルが腐らない、
100回までは「努力が報われない」と感じなくなるってことなんだ。
さらに、ちょっと細かい話になるけれど、例えば専門家に「3ヶ月でムキムキになれる」と言われていて、
3ヶ月経ったけど、ムキムキになっていない、としよう。
そのとき、「やっぱり、報われないじゃん!」と思うかもしれないんだけど、ちょっと待って。
その3ヶ月間、どのくらいジムに行ったのか?どういう食事をしたのか?
その実質を見ることが大事。
実際、専門家さんが言う3ヶ月というのは、「きちんとしたトレーニングを、適切な回数、最高の食事をした3ヶ月」のことであって、
単に3ヶ月過ごしただけで筋肉がつくとは言っていないよね。
その3ヶ月、具体的に何を、どのくらいの回数、やったのか?
そこが本質なわけで、期間の長さが本質じゃない。
だから、3ヶ月やったのに報われなかったと感じる場合、その努力の中身を振り返る必要がある。
努力の中身は、一体どんなものだったのか?
シビアだなと思うかもしれないんだけど、そこを冷静に見つめていくことで報われなかった理由が見えてくるかもしれない。
実はこういう冷静な目、ロジカルな目というのが、報われないと感じているときには大事であることが多いんだね。
方法論はどうか?
次は、方法論について。
例えば、イケジュンは昔、受験勉強の指導をしていたんだけど、
勉強は方法がめっちゃ大事。
自分は数学がすごく苦手だったんだけど、方法を変えて、理解することを重視するようになってから、苦手科目じゃなくなった。
数学が苦手な人は分かると思うんだけど、数学ってすごく才能感がある。
才能がないからできない、苦手だって感じやすくて、自分もまさにそうだった。
でも、受験数学に関して言えば、苦手な人でもある程度まではできるようになる。
自分の場合は、京大文系数学というレベルだったけど、
たとえ才能がなくても、苦手でも、そのくらいのレベルであればクリアできるんだよね。
そのとき大事なのは、方法論。
どういう方法で勉強しているのか?ということ。
もしも方法論にこだわらないなら、いくら数学を勉強しても全然成績は上がらなかったはずで、
努力は報われないと感じていたはず。
つまり、努力が報われるか報われないかは、方法論次第な部分があるということなんだ。
そこも冷静に見つめてみよう。
自分の方法はどうだったか?適切なものだったか?
そこを見ていくと、
「あ、もっと効率的なやり方があったな」
「ここは改善ができるポイントだな」
と感じられるかもしれない。
こういう風に、冷静で、ロジカルな目で振り返ってみると、報われなかったのには報われない理由がある場合も多い。
落ち込んだときは、一旦、そんなことも考えてみてほしい。
決して、あなたがダメなわけでも、もう無理だ、というわけでもないことも本当に多いから。
悲しい気持ち、打ちひしがれる気持ち。
本当に、よく分かる。
だから、まだ前向きになれない、そんな気持ちになれないなら、それでいい。
まずはゆっくり休もう。
よく頑張ったよね。
自分に優しくなり、まずは休むこと。
そこからでいいので、この記事に書いたようなことをチェックしてみてほしいと思う。
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