さて今回は「セルフイメージの高め方」について書こうと思います。
なぜ、セルフイメージが重要か?
まずなぜセルフイメージが重要かというところから。
「何でセルフイメージのことなんか考えないといかんの?」ってなるもんね。
いきなり「はい、高め方、言いま〜す」と言われても困る。ということで理由を書くのですが、
理由は、「結局、人はセルフイメージ通りの行動をするから」。
これはまじです。
例えば、よくこのブログで扱う恋愛でも、自分は相手にされない、と思えば思うほど、アプローチができない。
逆に、自分は相手にされる、好かれる可能性は大いにある、と思っていれば、
話しかけてみたりだとか、LINEをゲットしようとしたりとか、色々なアクションにもつながる。
「自分は読書家だ」というセルフイメージを持っていると、
本を読んでいるときに難しい箇所に差し掛かっても読み続ける意欲が持てることが分かっていたり、
「自分の願いは叶う」というイメージを持っているからこそ、結果がまだ出ていない時期でも淡々と行動を続けることができる。
「自分には価値がある」と思えていれば、他人から仮に否定的なことを言われても、「ふうん( ̄▽ ̄)」という顔をして、特に気にすることがない。
逆に、セルフイメージを失うと、色々と失っちゃう。
セルフイメージを失うと、やる気、意欲、自信、様々なものを失い、行動ができなくなる。
人間関係も希薄になり、やりたいことができず、情熱も持てなくなる。
あうち。
失敗しようが、お金を失おうが、人はそこから挽回することができるもの。
でも、セルフイメージが下がり、自信を失うと、何もかも失ってしまうんだよね。
だからこそ、セルフイメージを高く保つことが重要。
ということなんだ。
日本人NBAプレイヤーのセルフイメージの高め方
男子バスケットボール、渡邊雄太選手。彼は日本人2人目のNBAプレイヤーとして話題になったのだけど、今回はそんな彼の体験を参考にさせてもらいます。
NBAというのはアメリカのリーグ。
バスケットボールは身長などの身体能力の問題があったり、なかなか日本人はアメリカのトップレベルには入っていけなかったのだけど、彼は2人目のNBAプレイヤーに。
まじすごい。
そんな彼がどうやってセルフイメージを高めていたのか?
著書【「好き」を力にする(KADOKAWA)】の中で、あるエピソードがあったので、紹介します。
そのエピソードというのは、高校時代の話。
少し話が逸れるけど、俗に言うすごい人の話で気になるのって、どういうプロセスを経てきたのか。
もちろん結果がすごいわけなんだけど、その結果を得るまでの道のり、どういうプロセスで、どんな意識で日々を過ごしていたのかっていうのが気になるよね。
結局はプロセスあっての結果だから。
で、自分は色々な事例を研究してきたんだけど、とにかく言えるのはみんな「基準が高い」ということ。
そのことが今回は「セルフイメージの高さ」とつながっていく。
やはり日本人2人目のNBAプレイヤーになる男は、とにかく高校時代から基準がボンバー、基準が半端ではなかったということが判明した。
恩師の言葉で「だとすればトレーニング」がスタート!
高校時代、彼は恩師にこう言われたそう。
「練習の態度であっても、私生活の態度であっても、常に日本一の高校生でありなさい」
おいおい。日本一て。しかも私生活も!
すごいのきたこれ。
ということで、恩師にそう言われた渡邊くんは、そこから考え始める。
「ふーむ。日本一かあ。日本一ってどんな感じなんだろうなあ」
そういう問いかけが生まれたわけだね。
すると、どうなるか。
練習しているときに疑問が浮かぶようになる。
「日本一の練習って何だろう?」
そういう疑問が生まれると、現状の練習方法に対して、
「もっとこうすれば良いのでは?」
「もっと本番を意識したプレッシャーをかけた方がいい!」
という風にアイデアが生まれてくる。
「日本一の練習」というイメージがなかったときには見えなかったことがどんどこ見えるようになって、
実際に日本一の練習になっていくわけなんだね。
質問すると答えをゲットできる
人間は、疑問質問を頭に浮かべると、その答えを探し始め、必ず答えをゲットする。
疑問を持つ、質問する、問いかけることがアイデアをくれるわけで、
高いセルフイメージを持っている場合、普通の人が持たないような疑問を持つことになる。
普通の人が持たないような疑問を持つから、普通の人に思い浮かばないようなアイデアを手に入れることができる。
みんなが当たり前に、普通にやっていることに対して、
「こうした方が良くね?」
という感じで、より良い方法を見つけることができるんだね。
今回、【日本一の高校生】というのが抽象的だったのも逆に良かった。
自分で考える余地が生まれるから。
抽象的だからこそ「日本一の高校生ってなんやねん?」という疑問を持つことができる。
疑問を持つことができるからこそ、自分なりの答えを見出すことができる。
逆にここで、恩師に何も言われなかったパターンを考えてみよう。
恩師が何も言わなかったパターンの人生
何も言われていないパターンだと、
先輩が「おーい、渡邊、練習すっぞ」と言われたら、
「うっす」と言いそうだ。
「うっす」感が相当強くなることが予想される。
ただ言われたことをこなしそう。
「なるへそ、これが高校の練習ってやつね」という感じで、
こんなもんなんだな〜という感じで、疑問を持たずにただ言われた練習をこなす毎日。
自分から試行錯誤をすることもなく、とにかく日々「うっす」を連呼する。
「うっす」な日常が展開されていく。
そういうことが予想される。
そうなったとしたら、同じ高校の子たちと全く同じ練習を同じ質ですることになるわけだよね。
日本の高校の、周りのみんなと同じ練習をする。
さて、その状態で「日本人2人目のNBAプレイヤー」になれそうか?というと、かなり怪しい。
セルフイメージが作ったNBAプレイヤー
日常の意識や思考、そしてセルフイメージ。
そういったものが人生を作っていく。
彼は高校時代に恩師から「日本一の高校生」というイメージを与えられて、
だからこそ疑問が生まれ、疑問があるから答えをゲットした。
その答えが、どんどん渡邊くんをNBAプレイヤーという現実に近づけることになったんだね。
もちろんこの話は、渡邊くん自身がそもそも「バスケットボールが大好き」「将来NBAプレイヤーになりたい」という願望を持っていた前提がある。
その願望がないのに「おい、渡邊。日本一のだなあ」なんて言われても「え、しんど…」となる。
心の底からの願望に素直になり、その願望の実現の手段として恩師の言葉があり、願望に対して高いセルフイメージを保ち続けた。
結果、その具体的な方法もゲットし続けることができた、ということなんだね。
さて、ここから、この話を僕らの日常に使える形で落とし込んでみよう。
日常で使えるセルフイメージ向上術
結局、本質は何かというと、
「もし〜〜だとしたら、どうするだろう?」
と考えたこと。
今回の事例では「もし日本一の高校生だとしたら、どうするだろう?」と考えたことによって、
実際に日本一の高校生(NBAに入団が決まる高校生)に近づいていったわけだね。
つまり、メンタルジムで実践してもらっている「だとすればトレーニング」を高校時代から渡邊選手は実践し続けていた、ということなんだ。
しかも、相当な頻度、圧倒的なレベルでやり続けていた。
完全に「毎日」やっていたよね。
例えば、靴を脱ぐときも「これは日本一の脱ぎ方だろうか?」と考えたかもしれない。笑。
少なくとも、靴をきちっと並べる、ということはやっていたと思う。
というのも監督から「私生活も」って言われてるから。
私生活も日本一。
まじでぎゃーすって感じだけど、
でも、そこまで高い基準で「だとすればトレーニング」を実践したからこそ日本人2人目のNBAプレイヤーになれたわけなんだ。
僕らは僕らで、自分の願望に対して応用していくとセルフイメージを高めることができる。
大事なのは「自分の願望に対して」。
バスケ好きでもないのにNBAを目指す必要もなければ、日本一の高校生になる必要もない。
自分に必要のないことをやる必要はない。
例えば、恋人が欲しいなら、「恋人ができることが確定しているとしたら、どうするかな?」
「今年のクリスマスにデートすることが決まっているとしたら、どうするかな?」と考える。
すると、「おっと、ちょっとダイエットでもするか。夜のビールはハイボールに変更!」と思ったり、
デートコースのことを考えたり、
今まだ恋人がいない場合は、出会いがありそうな場に出向いてみる、オシャレに力を入れる、美容院に行く、などなど、できることをやり始めればいい。
「お金を稼ぎたい」なら、お金を稼げることは確定しているとしたら何をするか?を考える。
具体的なアクションとして、何をしていくのか。
月収100万円を稼ぐ自分だったら、何をするか?どんなあり方で、どんな日常を送るのか?を考える。
すると、だんだんとアイデアが湧いてくるから、そのアイデアを一つ一つ実行していく。
もし途中のプロセスでうまくいっていないように見えることがあったとしても、「100万円稼げることが確定している自分」としてその出来事を解釈する。
すると、落ち込まずに淡々と行動を続けることができる。
「価値ある自分」なら、どうするのか。どう思うのか。どう解釈し、どう捉え、どういう行動を取るのか。もしそうだとするなら、どうするのか。
そう考えることがセルフイメージ向上につながっていく。
自分の願望に対して、叶う前提で考える。
叶う前提で行動していく。
価値ある前提で、周囲の言葉に対応する。
価値ある前提で、やるやらないを決める。
そんなトレーニングを、少しずつ実践してみてもらえればと思います。
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