メンタルが弱くなるのは【考えすぎ】だから。思考の肥大化を止めよう。

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さて今回は「メンタルが弱くなる理由」について。

 

もちろん色々な理由はありますが、今回は【思考の肥大化】について書きます。

 

あまり聞いたことがない言葉かもしれませんが、非常に重要です。

 

だんだん休業が解除されているといえ、

社会状況的にはまだ以前よりも「家にいる」ことが多くなっているかなと思います。

 

することがあまりなく、手持ち無沙汰。

 

そうなると何が起こるかというと、

 

【思考の肥大化】なわけです。

 

つまり、あれこれと考えることが増える、自分の感情と向き合うことが増える、ということ。

 

これは実は、コロナが始まる前から時代環境的にはそうなっていました。

 

例えば、過去を振り返ってみると、職人さんだったり、サラリーマンの方。

 

そういう方達はただ目の前の仕事をこなし、お金を稼ぎ、家に帰る。

 

余暇は家族と団らんを過ごす。

 

という典型的な生き方がありました。

 

それはそれで幸せだったと思います。

 

自分の生き方に疑いや迷いを抱くことがないからです。

 

ただ、その典型的なものが合わない、できない人が実際にいて、

生き方や価値観にはその後、多様性が生まれることになります。

 

この多様性の多用感がものすごくて、現在、生き方や働き方が多様化した結果、

「パターン」がなくなりました。

 

人生の「型」がなくなったわけです。

 

一般的にそれは良いものだとされていて、もちろん良い面がたくさんあります。

 

イケジュンがイケジュンのような生き方ができるのも多様性を受け入れてもらえているからである部分は大きいです。

 

しかし、一方で、心やメンタルにおいては実はマイナス面があります。

 

それは、

 

「いちいち自分で判断しなければならない」

「自分の生き方に疑いを抱きやすい」

「目の前のことにコミットしきれない」

「自分のスタイルを定められない」

 

ということです。

 

これが先ほど書いた【思考の肥大化】につながっていくわけです。

 

選択肢があまりにも多すぎて何をしていいか分からない、

何を選択するかその基準も分からない、ということになってしまう。

 

1つのことにコミットできないわけなので、成果が出るまで続けることも難しくなる。

 

しかも、時代の変化は早いですから、

 

外側の世界では「今はこれが熱い」「まじこれ激アツ!」「乗り遅れるな!」と言われます。

 

これをやろう!と決めたのにまた新しいものが出てくる。

 

そうなると、「まじあっちの方がいいんじゃないか」と意識が分散し、コミットできない。

 

そうやって成果が出ない現実を生き続ける、ということになることも多いのが現代社会です。

 

昔はどちらかというと、「型」が重視されていた部分があり、

 

その結果、人々は「習慣」を持っていました。

 

そして、その習慣をこなしているうちにメンタルも上向いてきたり、

型をこなしているうちに心が整っていた。

 

例えば、イチロー選手がバッターボックスに立つ前にルーティーンをこなしていたことは有名ですが、

 

型があることによって余計なことを考えなくなるわけですよね。

 

もちろんこれは昔が良いから戻るべきという話ではありません。

 

実際、戻ることはできません。

 

僕らは今の時代に適応して生きていく必要があります。

 

自由であることによって選択肢が増えたこと。

 

それは、縛りやしがらみがない点で良いことですが、

メンタルを不安定にする要素も含んでいる。

 

そのことを自覚した上で、良い状態で生きられる方法を見出していく必要があります。

 

思考の肥大化を止めると、メンタルは強くなる


 

 

今回は「生き方」というレベルではなく、「日々のメンタルを安定させる」という面から書くと、

 

【思考の肥大化】を止めること。

 

つまり、考えない時間を取ること、ねがてぃぶ感情にいちいち向き合わないこと。

 

それがすごく大事なことになります。

 

例えば、目の前にやる仕事があるとき、あれこれと考えたり、

感情に向き合っている暇はありません。

 

ただ、今この瞬間目の前のことに集中するのみです。

 

結果、目の前のことをやっているとだんだんと気分が乗ってきて、

ネガティブな考えもどこかへ行き、活力が生まれてきた。

 

そんな経験はないでしょうか。

 

とりあえず学校に行って友達と喋ってたら元気になった、

とりあえず会社に行って仕事をしていたら悩みが小さなことに思えてきた、

家族と雑談していたら楽になった。

 

そういうことが人間の心には起こるわけです。

 

コロナによってメンタルが不安定になりやすいのは、

 

そういう自分なりの生活パターンや人とのコミュニケーション、

目の前にやることがあるという状況が失われたからだったりします。

 

例えば、学校が休校になり「学校に行く」という型が失われ、家にいる習慣がつくと、

 

それまで学校に行くのが何ともなかった、好きだった子でも、学校に行くのが億劫になったりします。

 

そのとき、一時的なその感情を大事にしすぎると「学校に行きたくない」となるわけですが、

 

実際には、行ってみたら先生もいて友達もいて楽しかった!行ってよかった!となるわけです。

 

家で一人で考え込む時間も減り、人間関係もあるのでメンタルも向上します。

 

とりあえず動いてみる、とりあえず行ってみることで感情は明るくなる。

 

そういうことが僕らのメンタルには起こるわけですね。

 

自分なりの習慣を持とう!


 

 

基本的にメンタルが弱体化するときは、

 

・考えすぎる

・ネガティブ感情に向き合いすぎる

 

という習慣を持ってしまっていることが多いです。

 

なので、それをやめるだけでメンタルは安定します。

 

そのためには、自分なりの習慣、ルーティーンを持つこと。

 

一番ベストなのは、犬の散歩です。笑

 

運動できる、ルーティーンになる、動物と接する、という状態向上の3つの要素が含まれているいるからです。

 

ただ、犬を飼っていない人も当然いらっしゃるわけなので、その場合は、自分一人での散歩。

 

運動

掃除

料理

 

そういった体を使ったものが良いです。

 

体を使い、目の前のことに打ち込むことで考える時間、ねがてぃぶ感情と向き合う時間を減らすこと。

それだけでメンタルは強くなります。

 

 

 

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