さて今回は「他人の目を気にしない」というテーマで。
基本的に日本人は他人の目を気にする方だと思いますし、
それによって気遣いやコミュニケーションという形でプラスに働くこともあるもの。
ただ、あまり行きすぎると「やりたいことができない」ことにつながることも。
他人の目が気になること自体が問題というよりも、
他人の目を気にすることで、
「自分が本来やりたいことができない」
「言いたいことが言えない」
ことが問題になるわけですよね。
人の目を気にし続けた学生時代
このブログを書いているイケジュンも実はすごく他人の目が気になる人間でした。
というのも、小学校5年生のときにいじめられたので、
その頃から「まじこれはみんな気に入られる必要がある」と思って、
周りに気を遣いながら、嫌われないようにしながら生きる必要があると思い込んでいたんですよね。
だから、無意識的にまずは周りのことを考えて、嫌われないようにしていましした。
人間関係においては「当たり障りないの天才」だったと思います。
あまり深く入りこむと嫌われるリスクに晒さられるので、できるだけ踏み込まない。
でも、ある程度は仲良くなる必要がある。
なので、笑顔を振りまきながら、好かれるでも嫌われるでもないラインを保つような接し方をしていました。
意図的に、というよりは、経験から思い込んでしまったことを無意識にやっている、という感じです。
ただ、そうすると、なぜか逆にうまくいかない。
これだけ気を遣っているのに、逆にうまくいかない。
「なんでやねん!」と虚空に向かって叫びたくなる日もありました。
「こんなけ気遣ってるのに…なんで。こんなけー!」の日々。
そこから色々と向き合うことになって、
「ああ、他人に嫌われることにビビってると、逆に嫌われるんだ。これぞ真理」
と悟ったり、
「結局、どう思われるかはコントロールできない」と分かったり、
色々と気づくことがありました。
すると、だんだん自分が他人の目を気にして選択していることに気づき始めるわけです。
自分のことがよく見えるようになってくる。
京大法学部なのに法律に興味がなくて人の目気になる
それを一番感じたのは進路選択のとき。
自分は京大法学部にいて、周りは弁護士、裁判官、検察官、国家公務員への道を淡々と歩んでいき、そういった話をする。
だけど、自分はまじで法律に興味がない。
何で法学部に入ったんだ!とつっこまれたら、「はて?」と答えざるを得ないくらい、
なぜ自分が法学部にいるのか分からない日々。
法学に打ち込む必要がある環境にいながら自分がやっていたのは、
「ブログを書く」でした。
とにかく、みんなが法律の勉強をしている間にブログを書き続けていた。
そんなことをしているのは、自分だけ。
自分が知っている世界の中で、当時、大学生でブログを真剣に書いている人はゼロ人だったので、
自分の主観的な世界の中では本当に自分は誰もやっていないことをやっている、という状況だったんですよね。
当然、話も合わない。
というか、合わないことが分かりきっているからそもそも自分のことは話さない。
「池田は最近どう?」と聞かれたら、
「おおん、そ、そうやな…」と言って微妙な出だしを炸裂させてから、
「まあまあやね」
と抽象的すぎる言葉で煙に巻いていました。
そこからどんどん年月は流れるわけですが、
その間も、周りとは違う自分、周りと違うことをやっている自分がいて、その違いを敏感に感じていました。
「あいつは何をやってるんだ?」「最近見ないね」みたいな感じになっていく。
そんな日々の中でだんだんと進路を決める必要性が出てくる。
さて、どうするか。
周りを気にした選択、本当にしたい選択
このとき、周りを気にする自分はいました。
みんなと違う。普通と違う。
だけど、一方で、自分がどうしたいかも分かっていた。
このままブログを書いて生きていきたい。
周りを気にした選択
自分が本当のしたい選択
この2択があったわけです。
周りの目が気になることが課題になる時、結局はこの2択を迫られているわけですよね。
今回の例のような進路とかそういう大きなことでなかったとしても、
挨拶するかどうか
という日常的なことでもそう。
本当は挨拶したいけど、どう思われるだろう、みたいな。
本当はしたいことがあるけど、反応やどう思われるかが気になり、できない。
そういう状態になっている。
大事なのは、そのとき、自分が本当にしたい選択を自覚し、実行に移すことです。
少しずつでOKです。
少しずつ「自分が望む選択を自覚する」「実行に移す」ということをやっていく。
自分自身の進路選択においては、
最後まで人の目が全く気にならない、ということはありませんでした。
気になることは気になるけど、それでもなお、自分が本当に望む選択をした
という感じ。
全く気にならないからできたのではなくて、
気になる自分はいたけど、それでも望む選択をした。
現実的には、最初の頃というのはそういう感じになります。
才能、環境、生まれのアドバンテージがなくても
特にイケジュンの場合は、生まれつきとか才能的な部分、
生まれ育ちの環境的なアドバンテージがありませんでした。
例えば、情報発信者の中には、周りの目が気になるという課題を本当には抱えたことがない、という人もいるかもしれません。
だけど、イケジュンの場合は全くそんなことはなく、マイナスからのスタート。
人一倍気になるというところからスタートして、
練習して、トレーニングして、変化してきたような人間です。
そういう人間からすれば、いきなり完全に気にならなくなる、というのは容易いことではないわけです。
なので現実的には、
「気になることは気になるけど、本当はどうしたいのか自覚して、やりたいことを選択する」
という感じになる。
ただ、そういう選択をしていくと、だんだんと周りが気にならず自分が望む選択ができる自分になっていけるんですよね。
まさにトレーニングなのですが、本当に小さなところからでいいので、
・自分が本当はどうしたいのか自覚する
・実行に移す
ということを少しずつやっていく。繰り返していく。
(もちろん常識として人が嫌がること、嫌がっていることはNGです)
その繰り返しの中で、他人の目を気にしてやれないでいたことをやれるようになっていきます。
最初はやりやすいところからやる、ということも大事なこと。
自分が超えられるハードルを設定してあげる。
いきなり難しいことからやろうとしてもなかなかできないので、
自分ができることからやっていく、ということも意識してみてください。
他にも、
自分の課題と相手の課題を分離するという「課題の分離」も重要なこと。
相手の課題に対してはコントロールができないので、そこは気にしない。
自分がコントロールできることに集中する。
なども大事なので、別の記事にて書いていきたいと思います。
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