勉強したいのにできない、勉強しなきゃなのにできない。
そんなことってありますよね。
もっとやる気のある状態で、やりたい!と感じている状態で勉強できたらいいのだけど、、
と思いつつも、なかなか手がつけられない。
ページをめくれない。
勉強しなきゃと思っているのに、手はスマホに吸い寄せられ、YouTubeのアプリをタップし、気づいたら寝る時間になっている。
今日も勉強できなかった。。
そんな状況から解放され、自分が本来勉強したいことを勉強するには、どうすればいいのか?
この記事では、そんな悩みや課題を感じている方にメンタル・心理学・脳科学的な観点からその解決策について書いていきます。
【この記事を書いている人→池田潤 コーチ・メンタルトレーナー。20代で6万5千部のベストセラー含む5冊の本を出版(自分の武器を見つける技術、無愛想のススメなど)。900名以上が参加した心を鍛え整えるジム「イケジム」を運営。コーチ・トレーナーとして心の状態&パフォーマンスを最大化するサービスを提供。京大法学部合格後、ブログを書き始め今に至る。趣味は、筋トレやボドゲ、読書。毎朝起きてカフェに行くのが日課】
勉強したくてたまらない状態の作り方
勉強したいのにできない一つの理由として、
「本心では願望実現&目標達成できると思えていない」ことがあります。
勉強して志望校に合格できればいいな、勉強して人生が良くなればいいなとは思うのですが、
心の奥で「できないのでは」と思っていて、目標達成に対して【臨場感】を感じることができていない状態です。
人がエネルギー高くいられるのは、
・本音の願望に対して
・願望が実現したときの感情を臨場感高く感じられる
心の状態でいるとき。
例えば、受験勉強でも、副業、お金、投資、ビジネスの勉強でも何でも良いのですが、
その勉強をすることでどうなりたいのか?そのイメージがしっかりあり、さらに、内側からワクワクした感情を感じているかどうか。
そのリアリティ、臨場感の強さがエネルギーになります。
例えば、お金の勉強をする場合、お金について学び、豊かになり、生活が安定し、美味しいものを食べて、家庭円満で過ごすイメージ。
そこに強いリアリティがあって、「自分ならできる」と思えていれば、人は勉強がしたくてたまらない状態になります。
勉強したくてたまらない状態
を作ることが大事で、僕はメンタルトレーナーとしてその状態を提供する仕事をしてきました。
その中でポイントになると経験上深く実感しているのが、
・願望実現にリアリティ&臨場感を感じているか
・自分ならできると本当に思えているか
です。
例えば、難関大学に合格したいという場合、「できない」「無理だ」と思えば思うほど、やる気は出なくなります。
できない、無理、と思うと一気に志望校合格へのリアリティが薄くなり、自分の中で【本気で願えない】状態になってしまうのです。
僕は昔、受験指導をしていたのですが、その中で、
難関大学を志望しているけれど、全く勉強できない子
にも出会ってきました。
その子の中で何が起こっているかというと、難関大学に合格したいとは思っているけれど、
『できる』とは思えていないのです。
「したい」と「できる」では、メンタルに雲泥の差があります。
「〜できたらいいな」と考えているとき、なかなかやる気は湧いてきませんが、
「〜できる」と思えているなら、やる気は出ます。
全く勉強できない子の特徴としては、今は全然実力が足りていなくて、でも人生を逆転したい、周りを見返したいという思いがある。
その思いはもちろん本当なのですが、ただ、『できる』とは思えていないんですね。
だから、体がついてこない。
自分自身で「あの大学に入るなんて夢物語なのではないか」と思ってしまっているのです。
自分にとって夢物語であることを人は本気で追い求めることはできません。
つまり、やる気は出ません。
どうしてもスマホを見てしまうし、全く別のことに時間を費やしてしまいます。
逆に、自分にとってリアリティのあることであれば本気で追い求めることができます。
そして、そのときの感覚は「夢中」「没頭」を感じられるものであり、
その行動自体が楽しくなってきます。
すると、やりたいという思いも自然に生まれ、
スマホを見ている時間があるなら、勉強している方が楽しい。勉強したい!
と思えるようになってくるんですね。
これが、
勉強したくてたまらない状態
であり、僕の仕事はその心の状態を提供すること。メンタルジム、パーソナルトレーニングで多くの方と接する中で、その状態こそが最強であると確信しています。
さらにここを深めたいという方はメルマガで情報発信をしています。そちらでより本格的な内容を扱っていて、無料で読めるのでよければ読んでみてください。
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その他の勉強できなくなる要因とは?
さらに、「できる」「臨場感」以外の要因についても見ていきましょう。
先ほどは、
・心から望む願望実現に対するリアリティを感じる
方法でしたが、勉強するのにはもう一つ有効な方法があります。
それが「勉強そのものが楽しい」というエネルギーを活用する方法です。
例えば、学者さんや研究者さんはなぜ勉強するのか?
自分の専門分野に興味関心があり、知的好奇心を抱いていて、勉強することが楽しいからですよね。
〜〜大学の教授になってやる!というよりも、
自分の興味ある分野を追求したくて大学に入って、結果的に研究を突き詰めていった先に教授という職業があったのでしょう。
このように「勉強そのものが楽しいと思えている」のであれば、やる気で悩むことはありません。
例えば、経済や金融の勉強をするときに、
「経済ってこうなっているんだ」
「金融ってこういうことだったんだ」
と分かることは純粋に興味深く楽しいことです。
一つがわかればより深く知りたくなり、関連する分野についても興味関心が出てきます。
そうなればもはや「楽しいから勉強する」「面白いから本を読む」のであり、勉強それ自体が報酬になっていきます。
例えば、個人的な話になってしまうのですが、
僕自身が京都大学法学部を目指していたときというのは、この記事に書いた2つのメンタル状態を活用していました。
・京都大学に合格することにリアリティを感じ日々ワクワクしている
・勉強すること自体が楽しい
という2つのメンタル状態です。
今振り返ってみても僕の強みは「心の状態」であり、多くの受験生よりも心の状態が良く、自分自身のパフォーマンスを最大限引き出せていたのだと思います。
僕は実力があったわけでも、要領が良かったわけでもありませんでした。高校は公立で、中学受験もしていません。
しかし、心の状態を整えることで最大限のパフォーマンスを発揮することができ、その結果として、合格という結果を手に入れることができたのです。
願望実現にリアリティを感じることに加え、勉強自体に興味を持ち楽しむことができ、今この瞬間を楽しみ幸せでいられれば、
勉強したくてたまらない状態になることができます。
ではなぜ、勉強そのものへの関心を持てないのか?
そこには劣等感、コンプレックスの問題が絡んでいます。
超難関大学を志望した理由が、自分の劣等感やコンプレックスを解消したいというものだった場合。
超難関大学に合格したという結果、ステータスが欲しいという状態になります。
勉強そのものには関心はありません。
すると、プロセスである勉強そのものはどうでもいいから、とにかく合格という結果を!という風になるわけです。
結果、何が起こるか?
例えば、ここに分厚い参考書があるとします。
勉強するとは、その分厚い参考書を1ページ1ページ読み進め、解き進めていくこと。
その1ページ1ページに全く興味がなく、面白いとも思えず、ゲーム感覚で楽しむこともできない。
その状態で、その分厚い参考書をマスターできるか?というと、相当難しいです。
一応読み進められたとしても、「読み進める」こと自体が目的になってしまい、
中身が頭に残っていなかったりします。
僕はこれを「形式的な勉強」と呼び、
そういう勉強にならないように気をつけよう!と言っていました。
ただ、そもそもなぜそんな風になってしまうかというと、
勉強そのものに興味関心がなく、新しいことを学び身につける喜びに意識が向いていないからです。
もし勉強内容に興味があったり、新しいことを学ぶこと自体に関心があれば、
形式的な勉強にはなり得ません。
勉強の手段化があまりに強くなりすぎたときに起こるのが、
「形だけの勉強」「勉強しているフリ」の状態なんですね。
そして、勉強がそこまで手段化してしまったのは、
結果やステータスに囚われすぎてしまったことが原因だったりするのです。
勉強を楽しめていないということの奥では、こういったことが起こっている可能性があります。
学ぶ楽しさを感じられるメンタリティ
また、受験勉強や学校の勉強を通じて、勉強があまりに手段化されていった場合、
大学入学後に一気に勉強量は落ちます。
なぜなら、すでに目的は果たされ、手段としての勉強は不要だからです。
逆に、もし、勉強そのものに喜びを感じるメンタリティを育めたなら、大学に入ってからも勉強するでしょう。
なぜなら、勉強すること、新しいことを学ぶこと、読書することが「楽しい」からです。
今の時代は変化が激しく、様々なことがすぐにアップデートされます。
不確実性も非常に高く、この仕事につけば安泰、この会社に入れば安泰、ということはなく、学び続けることが大切な時代です。
ただ、学ぶことの喜びを知らないまま大人になった場合、
今の時代が「しんどい」と感じるかもしれません。
なぜなら、常に勉強は手段であり、我慢してやるものであり、
苦痛を感じるものだと脳にインストロールされてしまっているからです。
一方、学ぶこと自体が楽しいと思えるメンタリティがあれば、
自然に学ぶので、今の時代に苦痛を感じることなく、持続性を持ちながら幸せに生きていくことができます。
そういう意味でも、【勉強を楽しむ】というメンタリティはその後の人生においても自分を助けてくれるものになります。
当然、今目の前の「勉強に取り組むことができない」という課題も解決してくれます。
なので、小さい頃に感じていたような、新しいことを知る楽しさ、成長していくことの喜び。
そこに、意識を向けてみること。
そうすると、勉強している時間それ自体の中に喜びや楽しさを感じることができ、
勉強に取り組むということもやりやすくなります。
勉強しないでいられれば幸せでいれるけど、勉強すると不幸せになる。
その2択になってしまうのではなく、
勉強しながら幸せでいる
ことが実は可能であり、そう在れればこそ、そのメンタリティを獲得できるからこそ、
良い状態で勉強に取り組むことができるんですよね。
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