他人の願望を願望する必要などない。「自己正当化の情報発信」に惑わされずに生きること

スクリーンショット 2015-11-16 12.26.01

人にはホントに色んな願望があるなと思います。

多種多様であり、その多様性が素晴らしい。

例えば、映画が超好きという人もいれば、接客が好きという人もいるだろうし、小説が好き、漫画を書きたい、俳優になりたい、

挙げればキリがないですが、どの願望も素晴らしいな、と思います。

ただ、自分の存在価値に不安がある人は、自分の活動を肯定するために、他者の活動を否定しようとしたりします。

俺の活動は正しい

お前の活動は間違っている

みたいな。

これって結構恐ろしいなと思っていて、人の活動を否定するというのは、

人の願望を否定することになるわけです。

それは、その人の人生そのものの否定です。

結果、否定された人は、自分の願望や心の声をないがしろにして、他者の願望を願望しようとする。

努力して他人の願望を願望できるようになる!

あの人と同じ願望を持てば俺はすごくなれる!

みたいな感じです。

そうやって「他人の人生を生きる」ということがスタートする。

他人の人生を生きるとはすなわち、

自分の願望を否定して、他者の願望を追い求める

ということであり、そうなってしまったのは、どこかで自分の願望を否定された、ということが大きい。

これ、自分の存在価値が不安定だと、どうしてもそうなってしまいがちなのです。

自分の存在価値が不安定だと、別に直接否定されたわけでもないのに、

自分とは主義主張が違う人が存在するというだけで「否定された」と感じる。

つまり、その人自身が「自分の人生を否定された」と感じている。

実際にはそんなことを言っていなくても、「否定されているように感じる」のです。

怖いですよね、それは。

だから、自分を守る必要性が生まれます。

それが「自己正当化の情報発信」となり、それはすなわち、他者の願望を否定するような発信になる。

それはそれで別に自由なので良いのですが、情報の受け手としてちょっと気をつけた方がいいと思っていて。

自分の願望を否定されるのって、自分の人生全体を否定されることに等しい。

心から俳優になりたいと思って10年努力してきた人が、

「俳優とか、マジ意味ないから」

みたいなことを言われたら、どう感じるか。

アホか!という感じなのですが、それをもし真に受けてしまったら。

もうどうしていいか分からなくなるでしょう。

でも、自分の存在価値に不安がある人は、本当にそういうことをやってしまうんですよね。

自分の活動を正当化するために、自分の活動に反するものや関連しないものを否定し、意味がないことにする。

人間の多様性を認めようとしない。

多様性を認めてしまったら、自分が薄くなってしまうように感じるからです。

自分を濃くするために、他者を薄くしようとしてしまう。

とはいえ、発信側は本当に自由なのであって、自由に発信をすればいい。

大事なのは、受け手側の姿勢。

情報の受け手として「何が起こっているのか」を理解しておくことが重要です。

人にはそれぞれの人生経験の中から生まれた願望があります。

それを大事にすることが自分の人生を生きるということであり、

自己正当化の情報発信に惑わされずに、自分の願望を大切に生きることが今重要なのではないかと思います。

スクリーンショット 2015-11-16 12.26.01

最新対談もぜひご覧ください。

 

いけじゅんBARも好評です!

:いけじゅんBAR第2回「なぜ、大きな目標はあるのに行動できないのか?」

 

「人生で大切なこと」をストーリー形式で面白く読める「学べる物語」記事はこちらから全て読めます。

 

どうしても達成したいことがある、恋愛を成就させたい、自信を持ちたい、自分が望むライフスタイルを手に入れたいという、自分の可能性を信じる人に向けた限定のメルマガも書いています。無料なのでよければ。

池田潤オフィシャルメルマガ登録はこちらから。

 

大好評!最新刊『毎日15分自分と向き合えば、「欲しい結果」がついてくる』