最近のセッションでは、具体的な内容は人それぞれなのですが、
「不安や心配を強く感じてしまう。どうすればいいか」という相談が増えています。
そもそも不安や心配は「想像」の中で起こるものです。
例えば、未来の不安であれば、今はまだない状況を想像して不安を感じます。
他者にどう思われるかであれば、他者の頭の中を想像して心配になる。
つまり、不安や心配の正体は【主観的な想像】なわけです。
この主観的な想像には脳のクセが影響するもので、これまで何度も何度も不安や心配について考えてきた場合、
不安や心配について思考しやすい脳ができていることになります。
脳の基本原則は『Use it or Lose itの原則』で、使えば使うほど鍛えられていくもの。
つまり、不安や心配について考えれば考えるほど、不安や心配について考えやすい脳になっていくんですよね。
人によって不安を感じやすい分野は違います。
職場の人間関係、お金のこと、仕事のこと、恋愛において。
その人が特に関心が強いか、もしくは過去にネガティブな経験をした分野において、
その過去を未来に投影し、「またあんなことが起こるのでは」と不安になるわけです。
しかし、実際には過去のことというのは、そのときの「特別な状況」が起こしたものであり、普遍性はありません。
例えば、個人的な例になりますが、僕は小学校の頃にいじめられたことがあります。
ただ、それ以降はいじめられませんでした。
恐れや不安はありましたが、実際には起こらなかったんですね。
というのも、いじめられたのは、当時の小学校の状況だったりそこにいた人たちとの関係の中で起こったことで、かなり特殊なことだったからです。
そこには個別性や特殊性はあるものの、普遍性や一般性はありませんでした。
ただ、脳のクセは過去の記憶データを未来に投影することなので、脳としては「またあんなことにならないかな」と考えやすい。
大事なのは、それが脳のクセであり事実とは異なることをいかに認識するか、です。
不安や心配を感じたら、「これは脳のクセだ」と気づく。
この【不安の正体に気づき、意識を整える】というトレーニングを繰り返すことによって、
脳のクセを修正し、認知の偏りを整えることができるようになってきます。
これが不安や心配を解消していく【メンタルトレーニング】です。
メンタルトレーニングとはすなわち脳のトレーニングであり、
今回で言えば、脳のクセを整えていく練習を積み重ねていくこと。
先ほど紹介した、『Use it or Lose itの原則』がここでも働いて、
気づくことを繰り返していくと、気づいて整える能力それ自体が鍛えられていきます。
メンタルは基本的に知識を得るだけでは変わりません。
筋トレの本を読んで筋肉の知識を得ても筋肉はつかないように、
心理学の本を読んでメンタルの知識を得ても、脳の神経回路は鍛えられません。
日々少しずつトレーニングしていくことによって、
実際に、体感的に「不安を感じなくなってきた」と感じられるようになっていきます。
そうすれば、自分自身の本来を魅力が存分に発揮されるようになります。
明るく機嫌の良い自分になることができ、
「あなたと一緒にいたい」
「あなたでないと」
と人から思われる自分になることができます。
状態が低下している自分で必死に追いかけるのではなく、
良い状態での自分で存在していること。
そう在れる力を伸ばしていくこと。
それによって様々な願いが実現していくので、
ぜひ日々少しずつ継続的に意識してみてくださいね。
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