メンタルを高める上での基本は「認知」を整えることです。
心理の世界で「認知行動療法」がありますが、認知行動療法には高い効果があることが証明されています。
結局、僕らの感情は認知次第。
どんな捉え方、解釈、フォーカスをするのかを自ら選択し、感情を自ら生み出せるようになることが大切です。
基本的に、トレーニングをする前は【自動的に感情が生まれる】状態です。
【自動的である】というのがポイントで、悩みというのはこの、
自動的に生まれる感情をどうにかしたい
ということになります。
例えば、
・人と比較してしまう
・自己否定的な思考をしてしまう
・完璧主義になってしまう
・言いたいことを言えない
・できると思えない
・自分を責めてしまう
などのようなことが、自動的に起こってしまう。
ある特定の認知を繰り返した結果、自動的にその認知が発動するようになり、その認知によってネガティブな感情を感じるわけです。
メンタルを整えていく上で重要なのは、
自分はどんな認知をしがちなのか
を知ることです。
その結果として、どんな感情を感じることになっていて、それがどんな言動につながっているのか。
そこに気づくこと、知ることができたときに、具体的な解決策も見えてきます。
例えば、人との比較が多い場合は、
・自己肯定感の低さ
・タテの関係の意識の活性化
が原因になるので、自己肯定感を高める取り組みや、ヨコの意識を活性化していくことになります。
ただ、その取り組みは徐々に進めていくことになります。
方法を知ったことで一瞬で変わるということではなく、
イメージで言うと、ボリュームのつまみをゆっくり回していく感覚で良くなっていきます。
ただ、イメージとして、スイッチのオンオフで変われるようなイメージになってしまっていることがよくあります。
スイッチをオンにすれば、その瞬間に変われる。
残念ながらメンタルはそんな風にはできていなくて、筋トレと同じように繰り返しのトレーニングによって徐々に良くなっていきます。
その間、自動的な反応、自動的な思考も出てきます。
過去の感覚が出てくることがありつつも、徐々に整えていく。
スイッチのオンオフではなく、ボリュームのつまみを徐々に回していく感覚で良くなっていく。
ぜひ、そういうイメージを持ってほしいと思います。
というのも、短期ですぐに良くなれると思っていると、
過去の感覚が出てきたときに挫折しやすくなるからです。
「結局、変わってないな…」と落ち込んでしまって、取り組みを継続できなくなってしまうんですよね。
でも、実際よくなっていくときには『グラデーション』があるもので、
過去の感覚が出てくることもあるし、意識していた考え方を実践できるときもある。
そんな風に、できるときできないときを繰り返しながら、徐々にできるときの割合が増えていき、
最終的にはごく自然に、当たり前にできるようになっていきます。
焦らず慌てず、長期的な視点で取り組んでいきましょう＾＾
こちらの記事、ぜひ何度も繰り返し読んでいただければと思います。
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