【ビビらないメンタルの作り方】何があっても動じない自分になる方法を解説

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この記事では、ビビらないメンタルの作り方について解説していきます。

 

ビビる状況には色々とあると思います。

 

・人前で話す
・異性をデートに誘う
・人から高圧的な言い方をされる
・大事な本番を迎える
・行動することを躊躇う

など。

そういった「ビビる」場面で、僕らはなぜビビってしまうのか。脳の観点からそのことについて考えてみましょう。

 

【記事を書いている人→ 池田潤 コーチ・メンタルトレーナー。20代で6万5千部のベストセラー含む5冊の本を出版(自分の武器を見つける技術、無愛想のススメなど)。約1000名以上が参加した心を鍛え整えるジム「イケジム」を運営。コーチ・トレーナーとして心の状態&パフォーマンスを最大化するサービスを提供。京大法学部合格後、ブログを書き始め、今に至る。趣味は、筋トレやボドゲ、読書。毎朝起きてカフェに行くのが日課】

そもそもなぜ人はビビるのか?


 

ビビる、恐れを感じることは、それが人間にとって重要だから起こる感情です。

 

というのも、もしも一切の恐れやビビりを感じなければ、どうなるでしょうか?

 

原始時代のことを考えると、狼や熊などに出くわしてもビビらなければ、

不用意に立ち向かおうとするかもしれません。

 

一方、ビビることができれば、遠目に狼の存在を知った段階で、その場を立ち去ろうとするでしょう。

 

そのどちらの姿勢が生存確率を高めるかというと、後者です。

 

【適切に恐れる】ことができる人は高い生存確率を誇り、後世に遺伝子を残すことができました。

 

つまり、ビビるというのは人間にとって非常に重要な感情なのです。

 

なので、ビビる自分を責める必要はなく、「恐れる能力を持っている」という言い方をすることもできます。

 

ただ、一方で、恐れは『過剰』になることがあります。

 

悩みが発生するのは、適正レベルを超えての恐れを感じるとき。

 

ビビらないメンタルを作るとはすなわち、【過剰な恐れを抑制すること】に他なりません。

 

そのためには、ではなぜ脳は過剰な恐れを感じるようになるのか?についての理解を深めることが大切です。

 

なぜ必要以上にビビってしまうのか?


 

脳が過剰な恐れを感じる原因は主に、

過去の記憶

です。

 

赤ちゃんの状態のときに過剰な恐れを抱いていることはありません。

 

適切な恐れは抱きますが、そこに過剰さはなく、過剰さは【経験によって生まれる】ものです。

 

例えば、

・強い言葉で怒られた経験
・仲間はずれにされた経験
・恥をかいた経験
・傷ついた経験

など、過去に何らかのネガティブ感情を感じる経験があった。

 

脳はそういった経験を強い記憶として残す傾向があります。

 

というのも、そのことを強く記憶に残すことによって「二度とそういう経験をしないようにしよう」とするからです。

 

例えば、草むらから狼が出てくる経験をしたら、それは生命の危険につながるので、

「草むらに注意せよ」と脳は司令を出すようになります。

 

すると、何でもない草むらに対しても過剰に反応するようになります。

「草むらを見ると恐れを感じる」ようになるわけですね。

 

ただ、草むらからいきなり狼が出てくる状況は頻繁に起こるわけではありません。

毎回毎回草むらを恐れることは非常にストレスです。

 

このように、日常生活に支障が出るくらい、

本来はそこまで恐れる必要のないことを恐れている状態が【過剰な恐れを抱いている状態】と言えます。

 

こういったことが、様々な場面で起こり得ます。

 

本来はそこまで恐れなくてよい場面で、必要以上の恐れを感じてしまう。

 

その際、大事になるのはまず、

自分が感じている恐れは『過剰』なのではないか?と自分の認知と向き合うこと

です。

 

自分の認知を認知するということで『メタ認知』と言われますが、

過剰な恐れに脳を支配されるのではなく、【過剰な恐れを眺める視点の獲得】が重要になります。

 

実際、例えば、人前でうまく話せないからといって生命の危険があるかというと、そんなことはありません。

 

人前でうまく話せなくても人が離れるわけではないですし、見放されるわけでもありません。

 

感じているリスクは実は起こらないものであることが多く、

「自分は過剰な不安を感じていて、心配に思っていることは実は起こらないのではないか」

という視点を持つことが重要です。

 

そういう視点を持つことができれば、多少気持ちが落ち着いてきて、実際に行動に移る確率を高めることができます。

 

過剰な恐れ(ビビり)を抑制するためには、まずは自分自身の認知を客観的に眺め、過剰であることの認識をすること。

 

ビビりを直す【脳の再学習】


 

その上で、ほんの小さなハードルから「行動」を積み重ねていくトレーニングを積んでいきます。

 

なぜ行動が大事かというと、行動を起こせば新しい体験ができ、新しい記憶が生まれ、

脳に【再学習】を起こすことができるからです。

 

根本的にビビる心を改善するためには【脳の再学習】が必須です。

 

具体的には、

 

・高圧的に言われることは恐れるに足らないことだ

・人前で話すことは怖いことではない

・異性とのコミュニケーションは楽しいものだ

・新しい行動を取ることは刺激的で面白い

 

など、これまで過剰に恐れていたことに対して、

脳が「そこまで恐れる必要はないのだ」と理解している状態を作っていきます。

 

その状態を作ることができれば、自然にビビらずいられ、肚落ちしている感覚、ビビらないことが腑に落ちている状態になることができます。

 

頭でわかっているだけでなく、感情がしっかりついてきている状態ですね。

 

この状態こそが、目指している状態ではないかなと思います。

 

その状態になることは現実的に可能で、それを可能にするのがメンタルトレーニングです。

 

僕はこれまで16年間、コーチ&トレーナーとしてメンタルトレーニングを提供してきました。

オンラインで運営しているメンタルジムは10年目になります。

 

その中で、【脳の再学習が起こるようなトレーニングプランの設定と実行】こそがメンタルを変えることを見てきました。

 

一般的になかなかメンタルの改善や向上が見られないのは、

知識のインプットに終始してしまい、具体的なトレーニングプランの設定と実行がないから

です。

 

世の中に優れた情報は増えましたが、メンタルを変えていくには『脳の再学習』こそが必須で、

脳の再学習を起こすためには『経験』が大切になります。

 

経験を積むには、行動を起こす必要があるのですが、メンタルやハードル設定の課題によって行動を起こすことが難しくなっています。

 

結果、脳の再学習がなかなか起こらず、長年課題に悩み続けてしまう、ということが起こるんですね。

 

逆に言えば、適切なハードル設定によって無理のないところからトレーニングをしていけば、成果を出すことが可能です。

 

脳の機能や性質は、誰もが同じものだからです。

 

具体的にどんな解決策やトレーニング案があるのか?についてお話しすることも可能なので、興味ある方は下記の無料体験トレーニングを試しにご受講ください。

 

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イメージトレーニングが有効な脳科学的理由


 

ここからはさらに具体的なトレーニング方法についても解説をします。

ビビらないメンタルを構築するために有効なのが、

イメージトレーニングです。

 

これは有名な話で実際にそうであることが証明されているのですが、

脳は現実とイメージの区別がついていません。

 

例えば、恐れていることは実際に現実で起こっているのではなく、イメージの中で起こっていることです。

 

「人前でうまく話せなかったら、こんな大変なことが起こるのではないか」

とイメージしているわけですが、現実に起こっているわけではないイメージによって非常に強いネガティブ感情を感じています。

 

これも、脳が現実とイメージを区別できていないことの一つの証拠になります。

 

ネガティブなイメージはネガティブな感情を喚起します。

 

ということは逆に言えば、

ポジティブなイメージはポジティブな感情を生むことになります。

 

さらに、イメージしたことは実際に脳の神経回路に影響を与え、イメージすればするほど、脳の神経回路も実際に成長することがわかっています。

 

つまり、ビビっていない自分、恐れずにいる時の自分をイメージするだけでも、

ビビらない自分を作ることになるということです。

 

イメージするだけで良いというのは非常に楽で、それがまさにイメージトレーニングの利点です。

 

イメージトレーニングにはリスクが全くありません。

 

実際に現場に出て行って行動するわけではないので、何か困ったことが起こったりすることは一切ありません。

 

リスクゼロで脳の神経回路を鍛えることができる。

それがイメージトレーニングです。

 

例えば、高圧的な言い方をされても、

「適切に言い返している自分」

「恐れることなく堂々とした表情をしている自分」

を何度も繰り返しイメージしてみましょう。

 

イメージを繰り返していると、それが脳の記憶となり、

実際に現場で『恐れていない自分』を体現できるようになってきます。

 

ビビっていないフリをするトレーニング


 

もしくは、

フリから始める

ことも非常に効果的な手段です。

 

恐れていないフリ、ビビっていないフリをするということですね。

 

まだ感情がついてきているわけではないけれど、体の動きや表情、ボディランゲージにそういった恐れは出さないようにして、

行動(体)を先に変えてしまいます。

 

表情やボディランゲージは感情に影響を与えることがわかっていて、

表情やボディランゲージを先に変えることによって感情に変化を与えることができます。

 

一般的には、『感情が変わるから行動が変わる』と考えるもの。

もちろんそれはその通りなのですが、一方で、行動が感情に影響を与えるという方向性もあります。

 

感情の変化も起こしていくのですが、同時進行で、

【まず行動を先に変えてしまう(フリから始める)】

ことも非常に有効な手段になってくるのでぜひ試してみてください。

 

無料体験トレーニングでは、あなたの恐れに合わせた具体的な解決策やトレーニングプランの提案を行っています。

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