恥をかく勇気、損をする覚悟

スクリーンショット 2016-03-01 10.17.55

 

<この物語はフィクションです>

 

「おい、お前、いけよ」

「嫌だよ」

「なんで」

「なんでって、無理かもしれないだろう」

「そんなの、わかんねえだろうが」

「無理だったら、どうするんだよ」

「どうもしねえよ」

「無責任な奴だな」

「なんで先に無理かもしれないことを考えるんだ。いけるかもしれない、ってことは思わねえのか」

「それは」

「無理かもしれないってことは、いけるかもしれないってことだろうが」

「そうだけど」

「お前がいかねえってんなら、俺が行く」

「やめとけよ、恥かくぜ」

「それが、なんだってんだ」

10分後。

「無理だった」

「ほうら」

「でもな、仲良くなったぜ」

「嘘だ」

「いきなり番号は教えられないけど、またここで会ったら話そうってさ」

「ふうん」

「恥なんて、いくらでもかいたらいいんだ」

「チャラい奴だな」

「てめえは、ダサい奴だ。そうやってずっと生きてたらいい。俺はもう、お前には何も言わない」

「なんだと」

「男は、恥をかいてなんぼなのさ」

「後で、女子会で話のネタにされるんだぜ」

「おう、上等だ。ネタを提供できてよかったぜ。無視されるより、よっぽどマシだな」

「強がってんじゃねえ」

「強がりかもしれねえが、現実動かしてんだから、いいじゃねえか」

「…」

「最初っから、恥をかく覚悟をしとくんだよ。恥かいて、当たり前。それくらいで生きてみたら、楽しくなってくる」

「ふうん…」

「恥をかきたくない、損をしたくないって思うから、損し続けるのさ。お前みたいにな」

「うるせえ」

 

無料メルマガも配信しています。より深く濃い情報を得たい方はこちらからご登録ください。

作家・コーチ 池田潤オフィシャルメルマガ登録はこちらから。

スクリーンショット 2016-03-01 10.17.55

 

オンライン人生相談バー『いけじゅんBAR』も好評です。

:いけじゅんBAR第2回「なぜ、大きな目標はあるのに行動できないのか?」

 

大好評コンテンツ「人生で大切なこと」をストーリー形式で面白く読める「学べる物語」記事はこちらから全て読めます。