失敗して落ち込む心をV字回復させる方法【メンタルジム運営者が解説】

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失敗して落ち込まないようになることができれば、毎日がすごく楽なりそうですよね。

 

なので今回は、どうすれば失敗に落ち込まなくなるのか、強いメンタル、安定したメンタルを持つことができるのか、ということについて書いていきたいと思います。

 

他にも手があると思うと失敗で落ち込まない


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まず大事なのは、

 

「他にも手がある」

と考えられる力。

 

失敗して必要以上に落ち込んでしまうとき、

「これしかない!と思っていたことでうまくいかなかった」という場合が多いもの。

 

「これしかない!」という発想が余計なストレスや落ち込むを生んでいることは多いんですよね。

 

でも「本当に、これしかないのか?」と考えると、

実はそんなことはないことが分かると思います。

 

よ〜〜く冷静になって考えてみると、

 

まだ一回目だった 初心者だった

よくやり方が分かってなかった

チャレンジしたことが割と難易度の高いことだった

練習が必要なことだった

別に自分が問題なのではなくて、相手の問題だった

タイミングのせいだった

別のやり方でやればうまくいくかもしれない

 

などなど、「これしかないわけじゃない証拠」が集まってくるもの。

 

他にも手はあるし、他にもやれることはあるし、他にもやり方というものはある。

 

1個がダメでも、他がある。

 

そういう風に常に「まだこれがある」と思えていることが大事。

 

「まだ〜〜がある」「まだ〜〜だ」という風に、失敗に強い人は「まだ」と考える力が強い。

 

「まだ」と考えることができるから、失敗しても続けることができるんだね。

 

例えば、

お笑い芸人のサンドイッチマンさんが著書「復活力」の中で解散の危機に陥ったときのことを書いていたんだけど、

解散の危機を救ったのは伊達さんはある一言だった。

 

当時、富澤さんが落ち込んでいて、「解散しようか?」と、ふと伊達さんに漏らしたことがあったそうで、伊達さんはその言葉に対して、

 

「まだ早いだろ」

 

と言ったそう。

 

これです。

 

まだ、解散するのは早いだろ。

この「まだ」という言葉がすごく大事。

 

まだやれることはあるだろう。

まだやってないことがあるだろう。

まだいけるだろう。

 

「まだ」という感覚を弱気になった富澤さんに伝えたところ、富澤さんも「そうだな」と答えて、解散の危機を乗り切ったそう。

 

その頃、富澤さんはメンタル的にもかなり弱っていて、もしも伊達さんが「そうだな」と言ったたとしたら。

 

そのままサンドイッチマンは解散となり、現在のように活躍する姿を見ることはできなかったかもしれない。

 

そう考えると、この「まだ」の力というのは相当に大事で、

「まだ」を支えているのは「他にも手がある」という考え方なんですよね。

 

「他にも手がある」「他のやり方がある」と考えられるから「まだだ」という発想が出てくる。

 

例えば、恋愛などで、振られたとしても「他に必ず自分に合った人がいる」と思うことができれば、落ち込むことは減る。

 

落ち込むことが減れば、チャンスがあったら飛び込めるし、挑戦できる。

 

でも、振られときに「もうダメだ」と思っていたら。

 

おしゃれをする気持ちを失い、色気を失い、チャンスは訪れないかもしれない。

 

たまたま寄ったカフェで偶然の出会いがないとは限らないもの。

 

だけど、自分に「その気」がないならそのチャンスをものにすることはできないし、

チャンスをチャンスだと認識することすらできなくなってしまうかもしれない。

 

 

「まだだ」と捉えられた人、「もうだめだ」と捉えた人。

 

 

もしかしたら訪れているチャンス自体は同じだけの量があるかもしれなくて、

でも、チャンスをチャンスだと気づくことができるのは「まだ」と捉えられた人だけなんです。

 

だから、「まだだ」と捉えられることはものすごく大事で、

 

失敗したときほど、「他に手がある」「他のやり方がある」と考えるようにしてみてください。

 

【方法・練習量】を見直すと、失敗から回復できる


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うまくいかない経験をしたときよく起こるのが、

「自分はダメだなあ」という自分へのダメ出し。

 

自分へのダメ出し、否定というものをすると、すごくメンタル的にはきついですよね。

 

この記事を書くイケジュン自身、よく自分にダメ出しをして、否定して、落ち込んでいました。

 

ただ、この「自分という存在へのダメ出し」というのは非常に「抽象的」です。

 

抽象的なので、「じゃあ次はどうするか?」という具体的な解決策改善策に意識が向きにくい。

 

次はどうするか?という解決策や改善策に意識が向きにくいので、

余計に自分を責める、否定する、というところに向かいやすくなります。

 

しかも、自分を否定しダメ出ししたとしても、

落ち込んでテンションが下がるだけで何か改善策が浮かぶということもないわけです。

 

なので、「自分はダメだ」という抽象的な自分へのダメ出しをしないことは非常に重要なことになります。

 

自分への抽象的なダメ出しではなく、

【方法と向き合う】【練習量と向き合う】ということしましょう。

 

例えば、

 

より良い方法が存在するけど、その方法を知らなかったことで上手くいかなかった

うまくいくまでにはそれなりに練習することが必要で、現状はまだ練習量が足りなかった

 

ということってよくあります。

 

それは「自分のせい」ではなく「方法のせい」であり「練習量のせい」なんですよね。

 

そして、方法のせいである、練習量のせいであると考えれば、

 

じゃあ、次はどんな方法でやろうか?

じゃあ、もっと練習量を増やしてみよう。今回のことも良い練習になった!

 

という風に「次、どうするか?」というところに意識が向きやすくなります。

 

これが非常に重要で、抽象的に「自分という存在へのダメ出し」という形だと無闇に落ち込むだけで次にもつながらなかったのが、

 

方法や練習量というフォーカスの向けどころがあることで、

次につながるアイデアを考えることができるわけですね。

 

また、自分を否定したりダメ出しすることもないので、余計にメンタルが下がることもありません。

 

なのでぜひ、「自分ではなく、方法・練習量を見直す」ということをやってみてください。

 

それだけで失敗に対して落ち込みにくくなりますし、解決策や改善策に目が向き実践できることで、どんどん成功に近づくことができます。

 

失敗は自分だけがするわけじゃないと考えると凹まない


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次に大事なのは、失敗というのは誰でもするものだ、と考えられる力。

 

実は自分だけが特別失敗しているわけではなく、ほとんどの人がうまくいくまでに失敗を重ねている。

 

そのことに気づくこと。

 

「自分だけが特別ダメなんだ」「自分が悪いんだ」という発想を減らしていくことが重要で、

 

失敗で落ち込んでしまいやすいというのは、

「自分だけが特別ダメだ」という思考に入ってしまっているもの。

 

 

例えば、これから全く同じことをクラスのみんなでやっていくとして、みんなが失敗する場面などを見ていたら、自分が失敗したときどう感じるか。

 

「まあ、そういうもの」

 

 

と感じそうだよね。

 

自分だけが特別失敗しているわけではないと分かるので、自分を責めることもない。

 

「まあ、そういうもの」と感じられる。

 

基本的に、失敗したときは「じゃあ、次こうしてみよう」という改善策や解決策に目を向けることができて、それを実行できればいい。

 

それが実行できるなら、失敗に強い、失敗しても落ち込まずに行動ができてますよね。

 

結局、失敗に強いとは、「失敗しても次の手を打てる」ということ。

 

メンタルを次に向けられるということが大事なことで、

「まあ、そういうもの」と捉えることができれば、次に意識が向きやすくなります。

 

ストーリーに触れると失敗に強くなる


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「まあそういうもの」と思えるようになる具体的な手段も伝えておきます。

 

一つ具体的な手段として大事なのは、本や映画などで他人のストーリーに触れること。

 

特に、失敗を重ねてうまくいった、どん底だったけどうまくいった、というストーリーに触れる。

 

他者の経験、他者のストーリーが自分のメンタル状態の向上に役立つということが分かっていて、

自分だけが失敗しているわけじゃないということを自覚しやすくするために、他者のストーリーに触れてみてください。

 

自分と境遇が似ている人などだと、さらに良いです。

 

実際、あなたもそうやってストーリーに触れることで励まされたり、頑張ろうと思えたことがあるかもしれません。

その感覚というのは本当に大事で、

ストーリーに触れることには実際に効果があるので、落ち込んだ時ほど前向きなストーリーに触れてみてください。

 

大事なのは、そうやって自分を励まし、前向きになり、「次の手」を打てること。

 

失敗に落ち込みにくい自分になっていくことで、

日々の心の状態は楽になり、願望実現の助けとなるはずです。

 

失敗で落ち込まない【意識を前向きに保つトレ】


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最後に、これはメンタル力全般の話になるのだけど、とにかく前向きなことに意識を向けられる力を根本的に鍛えていくこと。

 

意識を過去に向けたり、過去の失敗、うまくいかなかったことに向けるのではなく、未来に向けること。これから良くなっていく未来に意識を合わせる力が大事。

 

例えば、「夜と霧」で有名なフランクル博士は、無実の罪で収容されるという圧倒的絶望の中、どうやって心を保ったのかという質問に対して、

 

「この経験をこれからの人たちに語っている場面を想像していた」

 

と答えている。

 

つまり、今の現状だけに目を向けるのではなく、未来の希望に意識を向けていた。

 

逆に、現状だけを見ている人は絶望し、何をする気力もなくなっていったそう。

 

失敗をしたときというのは、現状はうまくいっていないということかもしれない。

 

そういうときこそ、意識を未来に合わせて、この経験のおかげで、ここで成長できたからこその未来に意識を合わせる、そんなトレーニングをぜひ積んでいきましょう。

 

 

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