さて今日は、「他人と自分と比べて落ち込んでしまったメンタル状態をどうするか?」について書いていきます。
よお、将来のオレ
基本、自分と他人と比べて落ち込むときというのは、その人のどこかに「自分もそうなりたい」部分があるもの。
でないと、そんなに落ち込んだりはしない。
どこか羨ましい部分、自分も体験したいことを「その人が」持っているからこそ、落ち込んでいることが多い。
そういうときは、
「よお、将来のオレ(私)」
と、とりあえずつぶやいてみてほしい。
というのも、これは「嫉妬」に関しても同じだけれど、
あの人は自分が欲しいものを持っていて、
自分はその欲しいものを手に入れられない
と「信じている」ときに人は嫉妬し、落ち込む。
自分にも欲しいものを手に入れる力があると知っているとき、人は嫉妬しない。
「よお、将来のオレ」
とつぶやくということは、
「そのうち手に入る、俺はそれに値する存在さ」
と自分に宣言することなんだ。
同時に、
他人を「自分の願望を教えてくれる存在」として高く評価している、ということでもある。
他人のせいで機嫌が悪くなるのではなくて、他人が自分の願望を教えてくれる存在なのだと、自分を知る鏡となっているのだと捉える力。
他人を見たときの自分の反応ほど、自分を知る最高の機会はない。
作家の自慢話を愛した理由。
昔、よく好きな作家や人物のエッセイを読んでいた。
そこには、幸せそうなことや自慢話などがよく書かれていたのだけど、そういう部分を特に好き好んで読んでいた。
「もっと自慢話をしてくれ!」
と心の底から思っていて、自慢話の部分を何度も何度も繰り返し読んだ。
だって、それは将来の自分なんだから。
自分にもできるしなれるわけだから、そうなったときにどれだけ幸せなのかということをたくさん聞きたかったし、感じたかった。
だから、好きな作家や人物の自慢話エッセイは、本当に何度も何度も繰り返し読んでいたなあ。
実際、今のイケジュンの人生はこれまで読んできた自慢話をミックスしたものになっている。
逆に、そういう話を避けたがるのは、どこかで自分にはそうなれないと信じているからで、避けたくなるその感情が、自分が今信じていることを教えてくれている。
自慢話にやけにネガティブに反応する人の人生がうまくいっていないことが多いのは、そのネガティブな反応こそがその人が「自分には無理だ」と信じているということを示しているからだ。
自慢話は、どんどん積極的に探して、読もう!
だってそれは、将来のあなたなんだから。
トレーニングすればいいんでしょ?
次に、
トレーニングすればいいんでしょ?
これ。
これをつぶやいてみる。
約1年前に筋トレを始めたときは、相当貧弱だった。
そもそも疲れやすく筋肉も衰えていた自分をなんとかしようというところから始めたトレーニングだったわけで、相当に体は弱くなっていた。
それでも、いきなり人と一緒にトレーニングすることになり、いきなりゴールドジムに連れて行かれ、いきなりベリーハードにトレーニングさせられた。笑
当然自分の醜態を晒すことになり、その後1週間、体は使い物にならないくらいの激痛を抱えることになったことを今でも覚えてます。笑
でも、そのとき同時に思っていたことは、
「始めたばかりなんだから当たり前。全く恥じることでも、卑屈になるようなことでもない」
ということ。
どこか冷静に状況を見て、
「トレーニングすればいいんでしょ?続ければいいんでしょう、続ければ。そのうち、追いつける」
と思っていた。
で、実際、1年前とは比べものにならないほど筋肉量は増え、扱えるウエイトは重くなった。
トレーニングを続けていれば、いずれ追いつく。
そのごくごく当たり前の事実に気づいていればいい。
今は実際のトレーニングについて書いてしまっているけれど、
多くの分野についてこれは当てはまる。
ただ、経験量が少ない。練習していない。だから、できない。
ただそれだけのことは本当に多いんだよね。
その人がこれまで培ってきたもののことを忘れて、今だけを見るとそういう発想になる。
その人もそれなりにやってきたことがあるから今そこにいるわけで、もし自分がそうではないのなら、落ち込むことはある意味失礼だとも言える。
そこは冷静に現実をよく見る。
事実をよく見る。
それだけで落ち込んでいることがどこかおかしいことなのだと分かったりするもの。
あの人は将来のオレで、今はただトレーニングを続けていけばいい
そう思えるようになれば、落ち込むことなく自分が今したいことにフォーカスすることができるようになっていきます。
より深い内容は、メルマガにて書いてます。
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