今日の記事はネガティブ思考について。
何かあるとすぐにネガティブに考えてしまい、必要以上に心が疲労することがあるかもしれない。
どうしてもネガティブ思考に陥ってしまう人は、どうすれば改善していくことができるのか。
「コントラスト」という切り口で、書いていきたいと思う。
被害者意識からの解放
昔、私はよく自分を責めた。
自分に自信もなく、いつも周りに気を遣ってばかりだったし、それは恋愛にも影響を与えて恋愛がうまくいかないことも多かった。
それは過去の出来事の影響が大きくて、いじめや家庭環境のことをずっと引きずっていたのだと思う。
まだそのときは、過去のあの出来事の「せいで」自分は今こうなんだという被害者意識が抜け切れていなかった。
ただ、そんな自分と向き合っていく中で、だんだんとあることに気づいていく。
その結果、どんどん自分の状態も改善され、自信を持って生きていくことができるようになった。
なぜ、そういう風に変わることができたのか?
それは「コントラストの意味」に気づいたからだ。
ネガティブの存在意義に気づく
例えばここにロウソクがあったとしよう。
もしも、そのロウソクがある部屋の電気がめちゃくちゃ明るかったとしたら。
ロウソクの火を感じること、ロウソクの火の存在を強く認識することはできない。
では、真っ暗闇の中にロウソクの火があったらどうだろう。
そのロウソクの火の存在、ロウソクの火のありがたみ、美しさなど、様々なことを「感じる」ことができる。
これが「コントラスト」。
人生のネガティブな面、闇というのは、光やポジティブを体験するためにある。
ネガティブがあるからこそポジティブがあり、闇があるからこそ光がある。
闇とは何かを知ることで、光とは何かを知り、光が何であるかを体感することができる。
そのことを知ってから、私は過去の様々なネガティブだと感じ続けていた出来事に対しても「あれでよかったのだ」と感じられるようになった。
私の場合、内面的な闇というのは嫌というほど体験し、そしてその全てを、一つ一つ自分と向き合いながら解決してきた。
結果、今となっては、過去の全ての出来事を「コントラスト」と捉え、別に憎むでも怒るでも悲しむでもなく、
自分に「自分は何を望むのか」を教えてくれる存在であったと自然に思うことができる。
「自分は何を望まないか」を知ることで、「自分は何を望むのか」を知ることができた。
だから、ネガティブというのは悪いものではなく、
「自分はそれを望まない」「自分はそっちにいきたくはない」「今の自分の物事の捉え方は自分にとって好ましいものではない」ということを教えてくれるためのもの。
だから、ある意味、ネガティブも自分に対する愛。
ネガティブというのは「それは違うよ」ということを教えてくれている存在なのだ。
ネガティブをポジティブに捉える
そのときから私は、
ネガティブをポジティブに捉えるようになった。
ネガティブをネガティブに捉えるというのがネガティブ思考であり、
ネガティブにOKを出すことができたら、ネガティブ思考ではなくなる。
つまり、ネガティブの存在意義に本当に気づけば、ネガティブ思考にはなれないということだ。
ネガティブをことさら嫌ったり避けようとはしないし、「自分が何を望み、どうしたいのかを明確にしてくれるもの」と捉えている。
そう考えれば、もっと大きな視点でこの人生を捉えることができるし、いちいち感情を乱すこともないし、人や出来事を憎むこともないし、もっと良い状態で日々を生きることができる。
そして、良い状態で日々を生きることができるから、行動もラクにできるし、結果として、結果が出てくるという、そういうことなのではないか。
「コントラスト」という捉え方を知っているだけで、かなり生きる心地が変わってくるのではないかと思う。
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