今回は、「嫌われるのが怖い…」をどうすれば恐れなくなれるのか?ということをテーマに書いていきます。
嫌われることを恐れないことをテーマにした本も出版してるんで、よかったら。
「無愛想のススメ〜人間関係が劇的に改善する唯一の方法〜(光文社)」
嫌われることを恐れるデメリットとは?
この記事を書くイケジュン自身、過去にはものすごく嫌われることが怖かった経験がある。
というのも、小学生の頃にいじめられたから。
そこから嫌われるのが怖くなっていったんだけど、嫌われるのを恐れることにはいくつかの大きなデメリットがある。
1 人間関係で非常に疲れる
とにかく周りの目を気にしたり、気を遣わないといけないから、疲れる。
これはみんなと一緒にいる時間だけのことではなく、家に帰ってからも一人反省会のような感じで、「こう思われたかな」「ああいう印象を持たれたかな」と、あれこれと他者がどう思っているかについて考える時間が増える。
でも、この記事の後からも書くように、他者がどう思っているかは他者に聞かないと分からないもの。自分でどれだけ考えても永遠に結論は出ない。
永遠に結論が出ないので、ぐるぐると考え続けることになってしまうんだね。
結果、疲れる。
とにかく、嫌われることを恐れるばかりでは意識や神経が疲れやすくなってしまって、大変だ。
2 言いたいことを言えずに損をする
嫌われることが怖いと、なかなか言いたいことは言えなくなるもの。
言いたいことが言えないと、例えば、
自分のやりたくないことをやらされてしまう
ずっと自分が我慢を続けることにより慢性的にストレスが溜まる
残業時間が多くなってプライベートの時間がなくなってしまう
好きな人をデートに誘えず、気づけば他の人に奪われてしまう
などなど、たくさんのデメリットが出てくる。言いたいことが言えないだけで人生を損するという場面は意外なほど多くて、逆に言えば、言いたいことを言えるようになるだけで人生が変わる、ということでもある。
その他にも、やりたいことができない、自分の好きを貫くことができない、いつも周囲の意見に左右されてしまう、他人から軽く扱われてしまう、なぜか雑に扱われることが多い、尽くしていたのにアッサリ振られる、など、嫌われることを恐れることによるデメリットは本当に多い。
さて、ではここから具体的に、嫌われることを恐れないメンタルを作るにはどうすればいいのか?何をすればいいのか?という解決策についての話に移っていきます。
「他人の評価」と「自分の価値」を分離する
嫌われることを恐れないメンタルを作っていく際にまず大事なのが、
相手の評価をコントロールすることはできない
と気づいていること。
例えば、ここにめちゃくちゃ人の悪い部分を見つける人がいるとする。
そうすると、あなたがごく普通に生きているだけでも、その人は悪い解釈をして、悪い部分を見つけるわけだよね。
どれだけあなたが努力をしても、その人は細かい部分に着目して、悪い風に解釈をする。
もしもそんな人がいたとしたら、あなたにはできることはないよね。
つまり、相手の状態が悪い、相手が否定的に物事を受け取る人であった場合、
あなたが何をどうしたところで嫌われる
わけだ。
もちろんこれはすごく極端なケースなんだけど、なぜそんな極端なことを書いたかというと、
相手の評価をコントロールすることはできない
ことを腑に落としていくため。
コントロールできない、自分にできないことに対してどうにかしようとするのはつらい。
だからまずは、他者は自由に評価するし、それは他者自身の問題であって、自分にはどうすることもできないことを知ること。
そして、ということは、他者の評価と自分の価値には関連性がないのだ、と気づくこと。
全く同じ自分であったとしても、機嫌が良くて人の良い部分にフォーカスする人には好かれるし、逆の人には嫌われる。
全く同じ自分であったとしても、勝手に好かれ、勝手に嫌われる。
ということは、自分の価値と相手の評価には関連性がないことが分かる。
ここをまずは理解していくことが大事なんだ。
嫌われることを恐れなくなる「だとすればトレーニング」
次に大事なのが、
自分で自分を評価すること。
嫌われることが怖い場合、メンタル的にはいくつかの特徴があって、中でも大きな特徴が、さっきも書いたことと関連するけれど、
自分の価値は周囲の評価によって決まる
という無意識の思い込みがあること。
まず、ここをしっかり「そうでない」ということを自分の中で理解し納得し、腑に落としていくことが大事。
周囲の評価、周囲がどう思うか。
それが基準になってしまっていて、「自分が自分をどう思うか」という軸が立っていない状態なんだ。
気持ちは、よくわかる。
ただ、もし仮に「自分は自分を素晴らしいと思っているから」という態度を取ることができるとしたら、どうだろう。
もし仮に自分で自分を素晴らしいと思えているのであれば、
他人が「君はダメだね!」と言ってきても、「いや、そんなことはないよ」と返すことができそうだよね。
大事なことは、
他者がどう思おうと、自分が自分のことを評価することができるなら、他者の言動によって気分や状態を下げないでいられることは可能
だということ。
なので、問題の根本は他者云々ではなく、
自分が自分のことを評価できないこと
自分が自分をどう思うかを自分でコントロールできていないこと
になんだ。
じゃあ、どうすれば自分で自分のことを評価できるようになるのか??
そこでやっていくのが、メンタルジムでも行なっている、
だとすればトレーニング。
このトレーニングを実践していくことで、自分を評価することができるようになってくる。
具体的なやり方としては、例えば、
もし自分が他人から嫌われることを恐れていないとすれば、どんな自分でいるか??
その自分をイメージしてみること。
ただ、それだけ。
実際に、やってみよう。
もしあなたが、他人から嫌われることを恐れていないとしたら、どんな態度、どんな行動をするかな?
ちょっと想像してみてほしい。
例えば、
行きたくないものにはNOを言う
いつも無理をしてニコニコしていたけど、もっと普通でいる
セカセカ焦っているように動いていたけど、もっとゆっくり落ち着いて動いている
相手の目を見て堂々と余裕ある態度で話している
話し方がゆっくりになる
今までやってみたかったことに取り組んでみる
好きなブログを書くことを始める
やりたいと思っていた音楽に取り組み始める
YouTubeに動画をアップしてみる。リスナーの評価は関係なく、自分を評価できるから
などなど、これまで「嫌われること」が怖くてストップしていたこと、やれないでいたことがやれるようになり、
今までの自分の態度とは違った態度を想像することになると思う。
大事なのは、そんな自分を想像し、そんな自分をイメージすること。
たったそれだけ。
たったそれだけで、そういう自分として行動することがだんだんとできるようになってくる。
実際、まだ嫌われることは怖いかもしれない。
完全に嫌われることが怖くない人なんていないし、誰だってできれば嫌われるよりは、好かれたい。
だけど、その状態のままでも、「嫌われることが怖くないとすれば?」と考えてみることによって、
嫌われるのが怖くないとしたらやりたいこと
に対するイメージを作れて、そっちの行動に移りやすくなるんだ。
そもそも、嫌われることが怖い場合、自分が本当はどうしたいのか?どんな風でいたいのか?が分からないでいることが多い。
だけど、「だとすれば」と仮定で考えることによって、あくまで仮定であることによって、今まだ怖い状態でも、怖がっていない自分をイメージすることができる。
そして、新しくイメージされた行動に本当に少しずつでいいから取り組んでいくと、だんだんとさらに自信がついてきて、新しい自分に馴染んでいって、
本当に嫌われることがだんだんと怖くなくなっていくんだ。
まとめていくと、
まず、周囲の評価と自分の価値をしっかりと分離すること。
そして、嫌われることが怖くないとすればやることを、本当に少しずつでいいから行動に移していくこと。
この2つは「トレーニング」だから、やればやるほど、力がついてくる。慣れてきて、馴染んできて、上手にできるようになってくる。
だから、少しずつでいいから、ぜひ取り組んでみてください。
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