【嫌われることを恐れないメンタルの作り方】嫌われてもいいと思える力を身につける方法

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今回は、「嫌われるのが怖い…」をどうすれば恐れなくなれるのか?ということをテーマに書いていきます。

 

嫌われることを恐れないことをテーマにした本も出版してるので、良ければ。

「無愛想のススメ〜人間関係が劇的に改善する唯一の方法〜(光文社)」

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【記事を書いている人→ 池田潤 コーチ・メンタルトレーナー。20代で6万5千部のベストセラー含む5冊の本を出版(自分の武器を見つける技術、無愛想のススメなど)。900名以上が参加した心を鍛え整えるジム「イケジム」を運営。コーチ・トレーナーとして心の状態&パフォーマンスを最大化するサービスを提供。京大法学部合格後、ブログを書き始め、今に至る。趣味は、筋トレやボドゲ、読書。毎朝起きてカフェに行くのが日課】

「嫌われたくない」を具体化する


 

では、嫌われることを恐れてしまうとき、何が起こっていて、どうすればいいのか?

その具体的な対策について解説していきます。

 

嫌われることを恐れる意識があるとき、【ハーモニー志向】と呼ばれる意識が活性化していることがよくあります。

 

ハーモニー志向とは、周りとの調和を保とうとする意識のこと

 

「え、潤さん!周りとの調和を保つのは何が悪いんですか?調和って素敵な言葉ですよね」

 

と思うかもしれません。

 

もちろん調和それ自体は素晴らしいのですが、

ハーモニー志向の特徴は『自分を犠牲にしてでも調和を保とうとする』ところ。

 

なぜ自分を犠牲にしてでも調和を保とうとするかというと、他者との対立や他者との間に波風が立つことを必要以上に恐れてしまうからです。

それがまさに「嫌われることを恐れる意識」の具体的な中身であることも多いんですね。

 

つまり、他者との間に波風を立たせたくない。平穏で穏やかな関係性でいたい。

だからこそ、嫌われたくないと感じる。

 

ただ、このハーモニー志向の特徴は、

他者との平穏な関係を心から望んでいるにも関わらず、他者との間に問題が起こりやすいという点です。

 

というのも、自分を犠牲にしてでも他者に合わせようとすることで、自分自身が強いストレスを感じるから。

さらに、自分を犠牲にしてでも嫌われないように他者に合わせることで、他者から軽く扱われるようになってしまうからです。

 

・強いストレスを感じ、良い状態でいられない
・他者から軽く扱われ、大切にされない

 

この2点によって、平和を望むハーモニー志向者の現実は、なかなか望み通りにならず、人間関係の課題を抱え続けることになってしまいます。

 

人間関係をハーモニー志向で乗り越えようとすること。

それはつまり、嫌われることを恐れている状態で人間関係を課題を解決しようとすることを意味します。

しかし、実はハーモニー志向では人間関係の課題は解決されません。

つまり、嫌われることを恐れている状態で人間関係の課題を本質的に解決することはできないのです。

 

嫌われることを恐れない=ヨコの意識


 

 

では、具体的に何をどうすればいいか?

ヨコの意識を活性化させ、ヨコの関係で人間関係を考えることです。

 

タテの関係とヨコの関係。

これは運営しているメンタルジムでよく扱うテーマです。

 

タテの関係とは、自分と相手の関係を上下で捉える考え方。

特に今回のような嫌われることを恐れてしまうケースにおいては、相手を上の立場に起き、自分を下の立場に置いてしまうことが多いです。

 

相手は上で、自分は下。

そうなると、自分は自分の意見をなかなか言えないですし、上の立場である相手にどう思われるか気になります。

まるで面接を受けているように緊張し、必要以上に相手に気を遣うようになってしまうんですね。

 

大事なのは、そういったタテの関係で人間関係を捉えるのではなく、ヨコの関係で人間関係を捉えること。

つまり、自分も相手も同じだけ価値ある存在であり、同じだけ重要な存在であると捉えるいうことです。

 

それはつまり『意見』についても自分のものと相手のものは同価値ということですから、

自分も意見を言っていい、自分がどうしたいかを伝えてもいい、ということになります。

 

嫌われることを恐れるケースにおいては、この【ヨコの意識】が希薄になっています。

どうしてもタテの関係で人間関係を捉えてしまって、自分を下に置いてしまう。

 

この思考の癖がどうしても出てきてしまって、自動的に嫌われることを恐れる言動を取ってしまうわけです。

この癖を整えていくこと。言動を整え、感じ方を整え、振る舞いを整える。

それが嫌われることを恐れないメンタルを構築することになります。

 

嫌われることを恐れなくなるトレーニング


 

 

ここで大事なのは、トレーニングという感覚です。

 

僕らの脳にはすでに強固に構築された神経回路が存在します。

それは今回の場合で言えば、タテの関係で人間関係を捉えてしまうということ。

 

タテの意識が活性化し、相手を恐れる意識が『自動的に』発動します。

この自動的な反応を変えていくことがメンタルを構築することになります。

 

そのためには、意識をする、別の捉え方をする、これまでとは違う言動を取るといったトレーニングが必要になります。

一朝一夕で嫌われないメンタルが構築されるのではなく、継続的なトレーニングによって脳の神経回路が構築される。

変わるとはそういうことなのだということをぜひ理解しておいていただければと思います。

 

そのトレーニングとして具体的には、

ヨコの意識という視点で考えるトレーニング

を行っていきます。

 

これまでと同じ視点ではなく、ヨコの意識という視点を通して世界を眺め、

自らの言動をヨコの視点という観点からチェックし、選択するようにしていきます。

 

例えば、ヨコの意識という視点で見れば、自分の意見と他者の意見は同じだけの価値があります。

もしそう考えるなら、相手と意見が違ったとしても、その意見を伝えても良いですよね。

 

相手がAがよいと言ったなら、自分はBと言う。

もしタテの関係で考えるなら、相手がAと言った時点で、Aを選択することになります。

このとき、本来はBが良いと思っているわけですから、自分を犠牲にしていることになります。

これがハーモニー志向です。

 

もし仮にいつものパターンとしてそういった思考が出てくるとしても、ヨコの意識という視点で考えるようにしていきます。

 

すると、まず自分の意見も大切なものになるわけですから、自分を意見を言うことができます。

その上で、相手の意見も同じだけ大切ですので、相手の意見も聞きます。

否定するのではなく、相手がどうしたいのかに耳を傾ける。

すると、Aという意見が出てくる。

 

自分の意見も相手の意見も大事にするということは、そこで【話し合い】が起こるということです。

 

自分はこうしたい。相手はこうしたい。

お互いの意見を出し合って、両者が満足できるCという選択肢を見出していく。

 

話し合いを通じてお互いが満足できる選択肢を見出す

これがヨコの意識を持つ人たちのコミュニケーションであり、物事を解決するための方法です。

 

それができるということが【嫌われることを恐れないメンタル】を持っていることになります。

そういったイメージを持ち、少しずつヨコの意識を脳が学習していき、少しずつ現場で実践することで、定着していきます。

これが実際にメンタルを向上させていくための具体的な方法になります。

 

ポイントになるのは、

 

自分の価値は相手の価値と同価値である

 

ということのイメージングや納得感を自分の内側に生み出せるかどうか。

 

嫌われることを恐れる場合、どうしても自分を下の立場に置き、判断される側の存在として自分を捉えてしまう癖がついています。

それが思い込みであることに気づき、自分で自分のことを価値ある存在として捉えることができるかどうか。

 

それができるようになるまでトレーニングを継続できるかどうか。それが嫌われることを恐れないメンタルを身につけられるかどうかのカギになります。

 

自分で自分の価値を認める練習


 

 

自分にも価値があると思えるようになるには、

自分で自分を評価していくトレーニングを行います。

 

自分で自分のできたところや良い点を見出したり、評価し、ポジティブな感情を感じる。

その練習を積んでいくことで、自分についてのポジティブな情報を記憶に残していきます。

 

一般的には自分に対するネガティブな情報を記憶に残してしまっているケースが多く、それが自己肯定感の低下につながっています。

自分に対するポジティブな情報が記憶に残っていなければ、「自分なんて…」という意識が生まれ、自分で自分を下げてしまうようになります。

 

自分で自分の価値を認識できないことで、自分を下の立場だと感じてしまう。

すると、他者から認められなければならない気がしてくる。

結果、好かれたい、認められたいという気持ちが強くなる。

 

それはつまり、嫌われることを恐れるということです。

好かれたい認められたいを裏返せば、「嫌われたくない」になります。

 

つまり、自己肯定感が低下し、自分で自分の価値を認められないとき。

他者から認められる必要性を強く感じるようになり、それはつまり、嫌われることを恐れるメンタルを持つようになるということを意味します。

 

ですので、自己肯定感を高めること。

自分で自分の価値を認識できるようになっていくこと。

その力を高めることも、嫌われることを恐れないメンタルを作ることにつながっていきます。

 

こちらの記事も参考になるかと思うのでぜひ読んでみてください。科学的に効果が実証された自信をつける方法になります。自信が増せば、嫌われることを恐れることはさらに減っていきます。

自信をつける簡単な方法【科学的に実証済み】

 

 

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