僕は以前、寝つきが最悪でした。布団に入っても、眠れない。
寝返りの嵐。寝返りの連鎖。
くるくると雑技団のように回転しては、お目目ぱっちりでした。
そんな僕ですが、最近はと言えば、ものの数分で眠りについてしまうことが多く、
朝目覚めたときも「ああ、まじでよく寝たな」と感じる爽やかな目覚めになっています。
僕はフリーで働いているので朝起きる時間が決まっておらず、
ここ数年目覚まし時計も基本的に使わない生活なのですが、
するりと入眠し、完全に満足して起き上がるのは至福です。
寝つきが悪く、「あんまり眠れていないなあ」ということも経験してきたからこそ、
その至福っぷりはボンバーです。
ただ、ここまで行き着くのに、試行錯誤がありました。
色々と試してみた結果として今のような入眠と睡眠を手に入れました。
この記事では、入眠に困り、睡眠の質や量が足りないとお悩みの方に向けて書いていきます。
まず最初にお伝えしたいのは、寝つきはコントロールできない、ということです。
寝つきだけでなく、睡眠をコントロールすることはできません。
例えば、睡眠においては、自律神経の副交感神経を優位にさせてリラックマする必要があるわけですが、
意志の力で副交感神経を活性化させられる人はいません。
自律神経は環境に適応して勝手に動くわけで、
自分の意志ではコントロールできないんですね。
なので睡眠においては、寝るその時に何をするか?以上に、
その日1日をどう過ごしたか?が重要です。
『睡眠の質は【ベッドに入る前】に決まる』のです。
例えば、一つには、どれだけ体を動かしたか?という要因があります。
あくまでも一般的なイメージでよいのですが、
肉体労働をしていて、1日体を動かしてご飯もしっかり食べている肉体仕事な人と、
1日中家にいて、ずっと考え事をしたりアイデアを練っている人。
どちらの方が睡眠の質が良さそうでしょうか?
あくまでも一般的なイメージにはなりますが、
肉体労働の人の方がよく眠れそうなイメージがありますよね。
肉体労働の人で、1日終わるときには体が疲労して疲れている人が眠れないと悩むことって少なそう。
実際、体が本当に疲れているときって「早く眠りたい…」と感じるもの。
肉体が疲れているとき、ぼくらは横になりたいし、早く眠りたいし、実際に早く眠れるのです。
逆に、頭は使うかもだけど、肉体を一切使わない場合。
体は全然疲れていない状態になります。
全く動かしていないので疲労していないし、血行も悪い状態になっています。
肩こりもあるかもしれないし、体もだるいかもしれません。
頭を使ってあれこれ考えているので、神経もすごく使っている。
交感神経優位の状態で1日中いて、眠るときも色々と考えてしまったり、という形で副交感神経が優位にならない。
神経がリラックマできないわけなんです。
体も疲れていないのであまり眠くない。
あまり眠くないこと、交感神経が活発なことがダブルパンチでボンバーして、
睡眠の量も質も下がってしまうんですね。
大事なことは、人間として「眠たい」と感じる状況を作り出していくこと。
無理に眠ろう!というよりも、1日の過ごし方を「よく眠れる過ごし方」にすることが大切です。
そのための一つの行動というのが、運動。
これは個人的なことではありますが、僕自身が最初に意識したのは、
「昔の人間的な暮らしを意識すること」
「運動することで体を疲れさせること」
でした。
頭を疲れさせることはしていたのですが、それだと交感神経が活発になりすぎるし、血行も悪くなってしまう。
血行の悪さも影響があると思っていて、眠るときに足がモヤモヤしたり、
むくみを感じたり、すっきりしない感じがあると眠りにくいんですよね。
足のだるさや体全体の倦怠感は、眠る前に取っておく。
ここは一つ重要なポイントですが、
倦怠感を眠りで改善するというより、体をしっかりと動かすことで眠る前から血行を良くしておく。
血行の悪さというのは眠りでは改善できません。
体を動かしたり伸ばしたりすることで改善するものです。
足がモヤモヤしたりむくみやだるさを感じている状態で寝ると睡眠の質が下がる、というのが僕個人の感想です。
だから、眠る前に体を良い状態にしておくことを意識しました。
血行が良く、ある程度の疲労感がある。
眠る前にその状態にしておくことで、眠りの質も上がりました。
総じて、眠るその瞬間に意志の力でどうにかしようというよりも、
1日の過ごし方を「自然に眠りたくなる」よう意識することで改善できました。
眠りって意志の力でどうにかなるものではありません。
眠ると決めたから眠れるわけではなく、
眠れる状態、眠たいからこそ、眠れる。
なので、「自然に眠たくなる1日の過ごし方」を意識してみると良いのではないかなと思います^^
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