「小さな夢はあるけど、動けない…」はなぜ起こる?根本解決策はこれ。

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「こうなりたいな」という気持ちはあるけど、イマイチやる気が出ない…

今日も前に進めなかった。なんで自分は行動できないんだろう。

こんな風に感じるなら、「こうなりたい」という思いなんてない方がいいのかもしれない。

「こうなりたい」があるから苦しむわけで、今の幸せを味わって、感謝して生きていけばいいのかな。

でも、それだと、未来は大丈夫なんだろうか。あまり未来のことを考えずにいれば今は楽になるけど、未来が不安でもあるんだよな。

でも、なりたい自分になろうとすると、やる気が出なくて、むしろ苦しくもある。

え?

八方塞がりなんですけど。

一体、どうすれば…

 

これは僕自身が過去に考えていたことでもあります。

今回は、この「取り組むべきことに取り組めない」問題に正面から切り込み、解決策を考えてみたいと思います。

 

未来への臨場感を高めることでやる気を生み出す


 

 

まず最初の切り口は「未来への臨場感」です。

 

「ああ、認知科学コーチングね。なんか聞いたことあります」

となる人もいるかもしれません。まさにそれです。

 

「でも何かちょっと意識高めというか、今の自分にはハードルが高そう」

「未来とかより、今この瞬間を味わいたいんだよね」

「未来のために今頑張るの、苦しいんですけど」

と感じる方もいるかもしれません。その気持ちよくわかります。

冒頭にも書いた通り、僕自身、そう思ったことがあります。ただそこには実は「誤解」が存在します。

 

認知科学コーチングの肝は「未来への臨場感を上げる」ことです。

認知科学コーチングにおいて「やる気は結果」と言われます。

 

何の結果か。

【未来の臨場感】の結果です。

 

「未来やゴールに高い臨場感を感じる結果として、やる気は生まれるものである」

という説明のされ方がされます。

 

実際、僕は京都大学を受験したとき、まさにこの感覚でした。

当時、認知科学の理論は知らなかったですが、京都大学に行くイメージを持ち、合格後の感情を感じ、どうしても合格したかった。

感情を伴った本物のゴールを持つことができた瞬間です。

そこから自然にやる気は上がり、2年間、やる気の問題で勉強できないことはありませんでした。僕は「メンタルで合格できた」と思っていて、やる気に悩まないメンタリティを初期の段階で獲得できたことが勝因でした。

 

例えば僕の場合で言えば、今、

・肉体
・インプット
・アウトプット

についてのゴールを持っています。僕の人生において、上記の3つをどこまで極められるかが重要だと考えていて、ゴール(基準)を作りました。

 

すると何ということでしょう。やる気が自然と湧いてきます。

高いゴール(基準)を持つ前と後で、明らかに感覚が変わり、出てくるアイデアも変わります。

 

「走ってみよう」「もっと距離を伸ばそう」「この本も読もう」「英語のものもどんどん学ぼう」

これは高いゴールを持ったからこそ出てくるアイデアです。

まだまだやることがあるにも関わらず、使える時間が少ないことから「時間を無駄にできないな」という感覚も生まれます。

 

京都大学を目指していたときもまさにこの感覚でした。

 

リアルに合格をイメージすると、現状の足りない点にも気づきます。

リアルに合格をイメージして、本気で合格することを考え始めると、過去問を真剣に見るようになり、

「今の自分だと、絶対に解けない」

この感覚をリアルに感じることになる。

 

未来のゴールと現状のギャップをこれでもか!と感じわけです。

 

でも、意識の臨場感は「京大に合格している自分」にあるので、

「この問題が解けないのは、おかしい。間違ってる。解けるようになるべきだし、それこそが本来の姿だ」

と感じます。

この感覚になれるかがどうかが、大きな分岐点になります。

 

合格すると心の中で決断していて、その未来に行くんだと感じられていると(十分にエフィカシーが高いと)、

「行きたい未来に全然足りないから、もっと行動したい!」

となる。

欠乏感や欠落感を感じているんだけど、未来の臨場感が軸になっていると、そこに苦しさは生まれません。

 

苦しさではなく、

「本来の自分とズレているから、そのズレを修正したくてたまらない」

という感覚が生まれることになる。

 

この感覚を感じられるかどうか。ここがメンタルの大きな分岐点になっています。

 

多くの場合、欠落感や欠乏感を「未来に対する臨場感が高くない状態」で感じてしまっています。

すると、欠乏感や欠落感はネガティブな感情を生み、むしろ行動できなくなる。

 

実は欠乏感や欠落感自体がネガティブな感情を生み出しているわけではなく、どういう文脈でそれらを感じているかによって、全く違う感情になり得ます。

 

例えば、あなたが絶対に達成したいことが仕事上であるとき、上司から「それじゃダメだ。こうやりなさい」と言われたら、

「おお、達成したいことの達成に役立つ。ありがとうございます!」

と感じやすいはずです。

達成したい未来に臨場感を感じているからです。

 

でも、もし達成したいことも特になく、やらされ仕事で、ゴールへの臨場感もない状態で「それじゃダメだ。こうやりなさい」と言われたら、

叱責だと受け取り、メンタルが落ち込むこともあり得ます。

 

どちらも同じ「できていないことの指摘」なのですが、未来に臨場感があるかどうかによって、全く違う感情状態になっている。

 

未来に臨場感があり、ゴール達成を信じられていて、

「行きたい未来に全然足りないから、もっと行動したい!」

という高い自己効力感を感じている感覚だと、その後、どんな発想になるか?

 

僕の京大受験を例に具体的に見てみましょう。

 

「絶対にあの未来に行きたい。

でも現状、マジで足りてない。

今の現状からあの未来に行くには、どれだけの参考書ができるようにならなければならないのか。

1つの教科だけで最低でも4〜5冊は必要だ。

英、数、現代文、古文、世界史、日本史、生物。7科目分。

1冊に2ヶ月かけたとして……

え、これ間に合うかギリギリじゃない?

てことは、今日からこの参考書に取り組まないと絶対に間に合わない。

あの未来には絶対に行きたい。

よし、やろう。スマホ見てる暇はないぞ」

 

やる気、出ました。

これが『臨場感』『高い自己効力感』の力です。

 

未来が具体的でリアルだからこそ、未来と現状のギャップが明確になり、今やることも具体的でリアルになり、

それがやりたくてたまらなくなる。

 

これが「やる気」の正体。というのが認知科学の説明です。

そのゴールに行くと決断していて、自己効力感も高いから、全てがリアルになる感覚。

認知科学コーチングの切り口で考えるなら、やる気が出ないのは未来への臨場感が足りないから、となります。

 

実際、臨場感を上げることは重要です。

行きたい未来について具体的に考える。そのときどんな感情になるか。

思考実験として、一旦、基準を上げてみるのはおすすめ。

僕もこれはよくやるのですが、例えば、肉体というテーマに興味を持ったなら、

「最強バージョンの自分の肉体ってどんな感じ?」と考えてみる。

 

僕の場合は、例えばトライアスロンに出られるくらい、とか、働いても全く疲れを感じない、とか、どんどん若返っていく、とかです。

 

そうやって思考実験してみるだけでもワクワク感が出てきます。

 

「そうなったらヤバイよね、すごいよね」と。できるかできないかではなく、そういう妄想を膨らませる時間を取る。

すると、思考実験しないときよりも明らかに未来に臨場感を感じられるはずです。

楽しそうだな。その世界に行ってみたい!そう思ったら、そこをゴールにすればいい。

 

・今自分が興味を持っている分野を1つ選ぶ
・その分野の最高バージョンを妄想してみる(思考実験)
・心がワクワクするならゴールに設定する

この3つのステップです。

これだけでもやる気の問題が解決する可能性は十二分にあります。

 

ドーパミン(ドパガキ)問題


 

さて次の切り口です。

やる気が出ない原因は様々あり、人によって違います。先ほどの認知科学アプローチが効く人もいれば、「なんかそういう問題じゃないんだよな」という人もいます。

ということで、今回は「ドーパミン」という切り口からやる気を考えてみましょう。

 

ドパガキ

という言葉が最近流行ってきています。聞いたことがなく「なんやねん?」となる方もいらっしゃるでしょう。

ドーパミン中毒のガキ、の略称で、強い刺激が次々に来ないと退屈してしまう人、のことを指します。

(ガキという言葉が使われていますが、全然大人でも老人でもなり得る状態なので、あまり的を得た言い方ではないなと個人的には思っています)

 

刺激的なものに触れ続けると、急速にドーパミンが向上します。すると、耐性がつきます。

同じように強い刺激でないとドーパミンが出なくなる。どんどん刺激の基準が上がっていく。

 

特にショート動画がヤバくて、見続けるとドパガキ化が進みます。これは実際に体感がある人も多いのではないでしょうか。

本が読めない。映画が見れない。というのはその例です。集中力が続かず、勉強に対するモチベーションが上がらないのも、このドーパミン問題が関係していることがあります。

 

この問題の解決策は、刺激を減らすこと。シンプルに、スマホ時間を減らすことが解決策になります。

 

ゴールを設定したとして、その取り組みはたいていの場合、地味です。

少なくともショート動画を見続けることがゴール達成の手段ではない。

つまり、ショート動画に比べて刺激の少ない取り組みをすることになる。

 

ということは、もしドパガキ状態だった場合、その行動を取るのは難しくなります。

脳が「いや、刺激低すぎて、全然楽しくなさそう。それよりTikTok行こうぜ!ウッヒョー!」となるからです。

 

僕の場合、本を読むことを習慣にしています。

それはゴールとして「知性を高める」ことがあるからというのがあります。ただそれ以外に、「低刺激で楽しめる自分を作る」ことも目的にしています。

つまり、ドパガキ対策です。

 

現代社会は誰もがドパガキ対策をすべき、と僕は思っています。

というのも、スマホから得られる情報はどんどん刺激的になり、スマホ自体を手放すことはもはや難しいからです。

であれば、何らかの対策が必要で、その一つの手段が「読書」をすること。

もしくは、音声やポッドキャストを聴くことも良いです。音声は映像がなく、刺激が非常に少ない。

それで楽しめる、満足できる、ということは「低刺激で満足できる自分」を作るトレーニングになっています。

・スマホ時間を減らす
・ショート動画は見ない
・SNSのスクロールを減らす
・読書する
・音声やポッドキャストを聴く

これらを中長期で続けることで、地味なことに対するやる気を出すことができるようになります。

 

その他、
・行動目標の重要性
・成長マインドセット
・成長の感受性を高める
・規律や習慣の力を使う
・規律が自由を作り出す

など、様々な観点が「やる気」には関わります。

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