さて今回は、もっと仕事を楽しむ方法について。
仕事が今楽しくない、会社に行くのが面倒で仕方ない、できれば行きたくない、フリーで働いている、
社長をしているけれど、どこか仕事への情熱や楽しさを感じられなくなってきている。。
人生の中で仕事に費やす時間は長い。仕事をする日であれば、1日の中の3分の1は仕事の時間。
その時間が楽しくない、我慢の連続というのはかなり苦しいことですよね。
この記事では、どうすれば仕事を楽しくすることができるのか?について詳しく書いていきたいと思います。
内発的動機づけ最強説。
色々と方法はある中で、まず、心理学の実験でも証明されているのが「内発的動機づけ最強説」。
内発的動機づけっていうのは簡単に言えば、「え、これ、まじ楽しんですけど!」という感じ。
つまり、それ自体が楽しい、それ自体に興味がある、それ自体が好き。というもの。
それによってお金を得られるとか人気者になれるということじゃなくて、それ自体が楽しいものであれば、モチベーションが高いとか低いとかは関係なくなる。
だから、仕事においても、もしそれが実現できれば一番良いわけなんだね。
ただ、今の自分の仕事において、なかなか「それ自体が楽しい」と思えないなあ。。という人もいると思う。
もちろん、その場合、選択肢として【仕事を変える】ということもあるわけなんだけど、かなり人生において大きな選択になってくるよね。
なので、仕事を変えずに【もっと仕事を楽しむ】そんな方法についても見ていきたいと思います。
仕事を楽しむ具体的な技術
仕事を楽しむために紹介したいのが、「成長ポイントを意図的に見つける」という方法。
意図的に改善点を探して、「もっと良くできないか?」と考えてみるという方法です。
基本的に、仕事というのは数年やると要領を掴めてくる。
要領を掴めるのは仕事効率的には悪いことじゃないんだけど、情熱的にはデメリットがある。
それは、仕事に対する意欲が薄くなってしまうこと。
これはある程度できるようになった誰もが直面する問題。
数年経ったときに「成長ポイント」を見つけられないこと、見つける必要性が薄くなることによって、仕事が楽しくなくなってしまう。
例えば、これはよく出す例なんだけど、車の運転を考えると分かりやすい。
最初の頃はミラーを見るのも大変だった。
前を見なきゃいけないのに、どうやってミラーをチェックするんだ、と。
ただ、慣れてくるとそんなことも簡単にできるようになり、全てが「自動」になっていく。
自動になれば、効率的だけど、運転が楽しいと思うことはあまりない。
ただ機械的な作業で目的地に向かうだけ。
楽しいのは運転中に聞く音楽だったり、一人になれる時間だったり、助手席にいる人との会話。運転ではない部分に楽しさを見出すようになる。
つまり何が言いたいかというと、成長ポイントがなくなって自動化が進むと、それ自体が楽しいと思えなくなってくるということ。
むしろ、飽きてくる。
創意工夫や試行錯誤できる要素がないというのは、退屈を感じる要因になってくる。
仕事においても同じで、数年経って仕事に慣れる、刺激がない、同じことの繰り返し。
その日々が、仕事に楽しさを見出せない原因になってくるわけなんだ。
そういうときに大事なのが、意図的に成長ポイントを探すこと。
意図的、積極的、主体的という三銃士
【意図的に】ということが大事で、今の状態でも仕事が回っている、何とかなっているわけだから、別に成長ポイントなんか探さなくてもいい。
ただ、そうこうしているうちに楽しさがなくなっていくわけだね。
そうならないためには、自ら意図的に成長ポイントを見つけていくことが大事。
他にも「積極的」「主体的」ということも大事で、意図的に、積極的に、主体的に、という3拍子が揃うことで改善点を見つけ出すことが楽しいものになっていく。
例えば、ゲームをしているときのことを考えてもらうといい。
ロールプレイングゲームでもシミュレーションゲームでもいいんだけど、どんどん成長させたいと思うよね。
武器を揃えたり、レベルを上げたいって思う。
その場合、改善点を見出して上を目指してるわけなんだけど、ワクワクしながらそれができるはず。
「レベルが上がったら嬉しい」「強くなれたら楽しい」という気持ちで経験値を貯めることができる。
そこに自己否定的な感情はない。
それは、意図的に、積極的に、主体的に取り組めているからなんだ。
誰かから言われたわけでも、誰かの目を気にしているわけでもない。
自分がそうしたい。自分がそうなりたい。
「自分」が主体になっているからこそ、楽しい。
成長ポイントを見つけるということは、ある意味で、仕事をゲームのように楽しんでいくことなんだけど、
その際に大事なのが「自分が主体的にそうしたいと思うこと」。
他人に嫌われたくないからとか、自分には価値がないからとか、そういうところをスタート地点にする必要はない。
例えば、
「今の半分の時間で仕事を終えられないか?」
「給料を2倍得るにはどうすればいいか?」
「この分野のエキスパートになるには、どうしたらいいか?」
「会社内で最も頼られる人になるには、どうすればいいか?」
などと考えてみる。
半分の時間、2倍の給料、というのはハードルが高いことだけど、でも、ゲームは難易度が高い方が、奥が深い方が面白い。
ただのゲームだから難易度は高くてもOKだし、いきなりやれってことじゃないし、ハードルを上げると新しいアイデアも出てきやすい。
今までの延長線上のアイデアでは達成できないからこそ、全く新しい発想が出てくるわけなんだ。
そうやって新しいことを考えること自体もゲームだから、それすら楽しんでしまえばいい。
他にも、人間関係における成長ポイントを掲げるのもオススメ。
「ご機嫌力マスターになろう!」
「周囲の人を励ます、励ましのプロで在ろう」
「プレッシャーのかかる状況でも力を発揮できる自分になろう」
「部下を育てるプロになろう」
「社内の雰囲気をよくする雰囲気プロデューサーで在ろう」
などなど、メンタル的な能力を会社内で伸ばすのもいい。
課題ウェルカム状態
こういった「成長ポイント」を掲げ、在りたい自分を設定するようにすると、課題ウェルカム状態に近づいていく。
課題ウェルカム状態というのは、自分の成長のために課題が出てきても構わない、いつもはネガティブに捉えていた問題や他人を「自分の成長のために必要なこと」「自分の成長のきっかけになる人」という捉え方ができる状態のこと。
その捉え方は、かなり高い自己概念の基づく解釈で、そうなると、問題や他人にメンタルが圧倒されなくなっていくんだね。
問題に圧倒されると、心理学的に「回避」と呼ばれる状態になる。
問題を回避するようになって、避けるようになって、向き合えなくなる、取り組むことができなくなってしまう、ということ。
でも、ゲームをするときというのは、自ら課題に向かっていくよね。
これは「接近」で、自分で主体的に成長ポイントを見つけ課題を見出すスタンスであれば、
人は問題を【課題である】と捉えることができて、その課題に取り組むことが楽しくなっていくんだ。
そうやって力がついていけば、もしこれから先の人生で違う職場に行くことがあったとしても、そこでの経験が必ず次の職場で活きるはずだし、
そうやって自分なりの成長ポイントを持つことで、会社内でやれること、練習できることが出てきて、新しい刺激になる。
「今日はこれをやってみよう!」と思えることがあるということは、楽しいことだ。
意図的、積極的、主体的であることによって、「やってみたいこと」が出てきて、それを実際にやってみることで現実からフィードバックを受け、また明日再挑戦する。
そんなゲームが始まって行く。
結果的についてくる極上のメリットたち
実際にそうやってゲームを楽しんでいれば、実力がついていく。
実力がついてくれば、どうなるか。給料が上がる。出世する。
別に出世を目指したわけじゃないけど、会社から評価され、出世の提案がされるかもしれない。
別に望まないなら受けなければいいだけで、ただ周囲からそうやって認められ評価されることは悪いことじゃないし、選択肢が増えるのは素晴らしいこと。
人生の自由度が増すということだから。
給料を上げたくても上げられない、出世したくてもできない人がいる中で、楽しみながら成長していたらそれらが手に入った。
現実的な選択肢として出てきた。
そうなれば、恋人ができる可能性も、結婚後の安心感も増える。
子供ができれば経済的にも負担は増えるけれど、楽しみながら成長してきて実力を自然に磨き上げてきたあなたからすれば、その負担も問題ではない、という風になっていく。
つまり、人生における選択肢が増える。自由度が増す。そういったことが「結果的に」起こってくるわけなんだね。
仕事の技術における成長ポイント
メンタル的における成長ポイント
この2点を、意図的に設定すること。意図的に、積極的に、主体的に設定していくこと。
自分の内側から楽しさを生み出す力を鍛え上げる
それができれば「自分の内側から楽しさを生み出すこと」ができる。
この能力こそが、圧倒的に価値のある能力なんだ。
自分の内側から楽しさを生み出すとは、メンタルジムで磨いていく力でもあって、誰にも邪魔されることのない、誰にも依存することがない。
そういう力をつけていく、ということにもなるからぜひ「成長ポイントを意図的に見つける」ということに取り組んでみてほしいと思います。
【仕事をもっと楽しむ】オススメ記事
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未熟な自分でも自信満々でいる方法。もしもケイスケホンダが会社に就職したら…
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