ストレスにも動じない自分の作り方。パフォーマンスを落とさないための力はこれ。

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よくこのブログやジムでは、状態を整えるということを書くのだけど、

 

最新のストレス理論では、ストレッサー(ストレスを引き起こす要因となる外部的状況)実際に感じるストレスの間には、

 

【認知的評価】という要因が置かれる。

 

要は、その状況に対して「自分がどう捉えるか」「どこにフォーカスするか」「どういう思考をするか」「どういうストーリーを語るか」によって、ストレスを感じる度合いは変えられる、ということ。

 

ちょっとしたことでストレスを感じる人もいれば、一見苦しい状況でも前向きに取り組める人もいる。

 

その違いは何なのかというと、もちろん身体の具合とかも関係するけど、

 

大きな要因として「認知的評価」、つまりはメンタルの持ち方にあることが分かっている。

 

これは超朗報で、実際、認知的評価というのは【変えられる】ものであり、

 

脳科学的な観点から言うと【鍛えられる】ものであることも分かってるんだ。

 

(鍛えられるというのは、実際に脳の大きさが変わる、体積が増える、ということでも実証済み)

 

日本って今、少子高齢化で、最近は年金のニュースがあったりとか、状況的には厳しいものになっている部分もある。

まあ色んな意見があるけど。

 

それだけでなく、生きていれば、状況が好ましくないようになることだってあるかもしれない。

 

そこから好転させていくのって、もちろん何もしなくても勝手に変わってくれたらいいんだけど、

実際のところ、自分の状態や行動を変える必要も出てくる。

 

ただ、状況がストレスになりすぎてエネルギーが湧かない、やる気が出ないという状態になっていくと、なかなか状況に働きかけることができなくなるよね。

 

状況が完全にストレスフリー。もちろんそれが理想だし、そうなればいいんだけど、

 

生きていれば他者も関わってくるから、どうしてもコントロールできない部分も出てくる。

 

だから、状況が最高だから気分も最高、が良いものであるのは当然として、

 

一方で「状況に関わらず自分の状態を保てる力」「余計なストレスを感じないでいられる力」が重要になってくる。

 

それができれば、

 

・職場で元気に楽しく働くことができて収入アップ

・同僚との絆が深まり、上司との関係性が良くなる

・勉強、学習、練習へのやる気が高まって収入アップ

・日常の機嫌やワクワクした感情が増して毎日が楽しい

・子供との関係が良くなる

・夫婦関係が良くなってラブラブがボンバー

 

といったことが可能になってくるわけなんだ。

 

じゃあ、何を具体的に鍛えていけばいいかというと、

 

自分の思考の方向を整えることや、自己概念、解釈などなどたくさんあるんだけど、要は「意識の持ち方」を鍛えていけばいい。

 

フォーカスの力を示した実験


 

 

例えば、こういう実験がある。

 

あるグループには、楽しいことを思い出させる。

 

もう一方のグループには、悲しいことを思い出させる。

 

その両者に、【同じ物語】を読ませる。

 

そうすると、前者は「楽しい話」をよく覚えていて、後者は「悲しい話」をよく覚えていた。

 

これ以上ないくらい簡略化して書いたけど(笑)、

 

この実験で分かったのは『気分一致効果』と呼ばれるもので、

 

今の気分に一致するものに人はフォーカスするし、今の気分に一致したものをよく記憶する、ということ。

 

で、記憶というのは『これからの物事の解釈の仕方』に影響を与える。

 

強く残った記憶が影響して、今後もネガティブな部分にフォーカスが当たり、ネガティブに物事を受け取る可能性が高くなるんだよね。

 

この実験のもう一つのポイントとしては、

 

両者の違いは単純に「直前に何を思い出させたか?」が違うだけだということ。

 

つまり、「楽しいことを考えてくださいね〜」「ちょっくら、悲しいことでも振り返りましょうや。ねえ、おやっさん」という違いがあっただけ。

 

そのときの気分を【フォーカスをコントロールすることによって意図的にコントロールした】だけなわけだね。

 

ただ、それでも同じ物語の解釈に対して、大きな影響が出たわけなんだ。

 

これはどういうことかというと、

 

「今の気分を変えるだけで解釈や受け取り方、出来事の意味づけやストーリーは変わるし、今の気分の変化はフォーカスを変えるだけで実現可能」

 

 

だということ。

 

ジムのリアルトレでもよく「フォーカスの練習」をするんだけど、

 

理論だけじゃなく、実際にやってみると本当に気分が変わる、パフォーマンスが変わる、結果も変わる、ということを体験できる。

 

やっていることは同じなのに、状況は全く変わっていないのに、

 

自分のフォーカスの向け方を鍛えるだけで、気分もパフォーマンスも結果もリアルガチに変わるわけなんだ。

 

 

 

まじ、リアルガチ。

 

やってみて体験すると「記憶」「経験」になるから、これまた『今後の解釈に大きな影響を与え続ける』。

 

リアルトレーニングの意味というのは、実際に経験して記憶することによって今後に良い影響を与えられること。

 

何度も良い記憶や経験を重ねることで、じわりじわりと認知的評価の質が向上していく。

 

【じわりじわり】というのもポイントで、

 

人間には過去の記憶、過去のパターン、具体的には『使い込んできた脳の回路の発達』が存在するから、いきなりこれまでのパターンを崩しきるのは難易度が高い。

 

ほとんどの人がつまづくのがここで、

 

認知的評価を高めていく作業というのは、練習の要素、トレーニングの要素が存在するのがリアルであり、ということは「ある程度の時間がかかる」ことが大前提になってくる。

 

一瞬で気分を上げたいなら何らかの方法でどんちゃん騒ぎすればいいけど、

 

それは本質的な課題から目を背けるだけの刹那的なことだから、

 

家に帰ったら明日からの日々に気分が暗くなってボンバーしてしまう。

 

ただ、一瞬は気分が良くなるからそっちを選ぶ人が多いし、

本質的な方法を取ることができる人の方が実際には少ない。

 

例えば、【運動】【瞑想】【良質な食事】も、圧倒的な効果があることはすでに科学的にも証明され尽くしているけど、

 

本当の効果が出てくるまで時間がかかる

 

こともまた、証明されているし、

 

やればやるほど効果が高いことも、証明されているんだね。

 

なので上記の三つもそうだけど、

認知的評価を高める、鍛えるというところにもコツコツと取り組んでみてほしいなと。

 

それだけで仕事する上でのストレス、人間関係のストレスも減るので、

知らず知らずのうちに下がってしまったパフォーマンスを取り戻し、より力を発揮できるようになっていきます。

 

 

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